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- 産婦人科の実際 2022年1月号 71巻1号 特集 産婦人科 働き方改革へのロードマップ【電子版】
商品情報
内容
1. 日本産科婦人科学会が提唱する方向性―サステイナブル産婦人科医療体制確立委員会の活動報告―
2. 「医療改革委員会」として見てきたこと
3. 産婦人科医の働き方は本当に変わるのか―制度設計と私たちの向かう先― ほか
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序文
企画者のことば
2024年4月より「医師の働き方改革」がはじまり,すべての勤務医に時間外勤務の上限規制が適用されます。産婦人科勤務医が法律で定められた勤務時間内で勤務するためには,分娩を取り扱う医療機関を集約化しつつ,病院と開業医がうまく連携を取りながら,医療体制を整備することが必要となります。しかし,現実的にはまだ分娩取扱施設の集約化は進んでいっていません。
医師の働き方改革に向けて「今,示されている残業時間の上限規制は現実的ではないので,そのままの制度で運用されるわけがない。だから,それに備える必要はない」という考えをもつ病院関係者もいます。そして,例えば隣接する2つの小~中規模病院が分娩を取り扱っていても,経営母体が異なっているため,病院の収益や評判の観点から,それぞれが産科の維持を希望することが多々あります。また,人口減少に悩む地方の市町村長は,その地域の病院の産科を維持し,発展させることを選挙公約としている場合もあります。その背景として,高齢化が進む市町村の住民にとって,里帰り出産で娘が一時的にでも地元に戻ってきてくれることが大きな楽しみである場合,地域から産科をなくしたくないという思いが選挙での一票につながっていたりもします。そのような理由から,分娩数が減少しつつある地域の病院であっても,大学の医局が産婦人科を撤退しようとすると,知事,市長,病院長などが大学に訪れて,なんとか産婦人科を維持しようと様々な形で交渉してくることがあります。そして,実際に産婦人科が撤退になった場合には記者会見が行われ,センセーショナルに報道されてしまうこともあります。
本特集は,このような状況下において,産婦人科における働き方改革を実行するためのコンセンサス形成,および多方面との交渉のための資料として役立てていただきたいと考えて企画しました。本特集は,若手医師にとっても,これからの産婦人科がどのように変わっていくかを展望するために役立つと思います。本特集が,持続可能かつ効率的な産婦人科医療の実現,ひいては国民の健康と幸福の実現のために少しでも貢献できれば幸甚です。
近畿大学医学部産科婦人科学教室(教授) 松村謙臣
旭川医科大学産婦人科学講座(教授) 加藤育民
目次
特集:産婦人科 働き方改革へのロードマップ
1. 日本産科婦人科学会が提唱する方向性―サステイナブル産婦人科医療体制確立委員会の活動報告―/榎本隆之
2. 「医療改革委員会」として見てきたこと/海野信也
3. 産婦人科医の働き方は本当に変わるのか―制度設計と私たちの向かう先―/鈴木幸雄
4. タイムスタディから浮かび上がる医師の働き方2024年問題/西島浩二ほか
5. 「働き方改革関連法」遵守に向けた効率よく働けるシステム構築/中井章人
6. 行政の立場から/松本晴樹
7. 法律家の立場から/水沼直樹
8. 大学病院における働き方改革/曾根献文ほか
9. 若手産婦人科医師の立場からみた働き方改革/長谷川瑛洋ほか
10. 沖縄県における女性医師支援と働き方改革/銘苅桂子
11. 都市部の産婦人科女性医師にとっての働き方改革/木戸道子
12. 離島の産婦人科医療の方向性/石川裕子
13. 北海道の産婦人科医療の方向性/加藤育民
14. 滋賀県の産婦人科医療の方向性/村上 節ほか
診療
腹腔鏡補助下子宮摘出術(LAH)における腹腔鏡手術の適応拡大と利点/山田昌代ほか
臨床経験
腹腔鏡下子宮筋腫核出術によるパラサイトミオーマの発症リスクに関する検討/森本翔太ほか
症例
婦人科腹腔鏡下手術後に診断に至った低異型度虫垂粘液性腫瘍(LAMN)の1例/片倉雅文ほか
30年間持続した寝汗に漢方治療が奏効した老年期女性の1例/岡村麻子ほか
海外文献から
東北大学産婦人科
・術前化学療法が部分奏効または安定である進行卵巣癌に対する手術時期の検討
・ASPRE trial:アスピリン予防投与下での37週未満pre-eclampsia発症危険因子の検討
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書籍情報
- ISBN:9784003107101
- ページ数:132頁
- 書籍発行日:2022年1月
- 電子版発売日:2022年1月17日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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