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- 眼科 2022年9月号 64巻9号 特集 アトピー性皮膚炎患者に対する眼科手術 【電子版】
商品情報
内容
1.アトピー性皮膚炎における眼合併症の頻度の変化
2.アトピー白内障
3.アトピー性皮膚炎患者に対する緑内障手術 ほか
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序文
序論
アトピー性皮膚炎は増悪と軽快を繰り返す瘙痒のある湿疹を主病変とする疾患で,乳児期あるいは幼児期から発症し小児期に寛解するか,あるいは寛解することなく再発を繰り返し,症状が成人まで持続する特徴的な湿疹病変が慢性的にみられる1)。アトピー性皮膚炎は多病因性で,アトピー素因(体質)とバリア機能の脆弱性等に起因する皮膚を含む臓器の過敏を背景に,さまざまな病因が複合的に関わることがアトピー性皮膚炎の病態形成に関与する1)。
その眼合併症は,眼瞼炎,角結膜炎,円錐角膜,白内障,水晶体偏位,眼内レンズ偏位,網膜周辺の変性,網膜裂孔,網膜剥離など多岐にわたり,一部は視力予後に大きな影響を及ぼすこともある。一方,大規模な疫学調査の報告は,筆者の調べる限りは見当たらなかったが,近年の原疾患に対する皮膚治療の進歩や啓発活動により,眼合併症の頻度は変化している可能性が指摘されている。本特集では,まず,アトピー性皮膚炎における眼合併症の頻度の変化について,東京医科大学の山本香織先生より,データを示しながら具体的に解説をいただいた。
アトピー性皮膚炎の代表的合併症のひとつである白内障については,経堂あそう眼科の朝生 浩先生に術前,術中,術後に分けて治療戦略について詳しく解説をいただいた。次に,アトピー性皮膚炎に合併するステロイド緑内障に対する手術について術式選択と各術式の注意点を高知大学の三浦悠作先生に詳しく解説をいただいた。そして,視力予後に大きく関わるアトピー性皮膚炎に合併する網膜剥離の特徴と治療については,順天堂大学医学部附属浦安病院の坂西良仁先生に解説をいただいた。
アトピー性皮膚炎の眼合併症は病院,クリニックの別なく,眼科医が遭遇する可能性の高い疾患であり,引き続き,今後の変化も注視すべきであることは言うまでもない。本特集が知識のアップデートの一助となり,適切な治療選択に役立てば幸いである。
慶應義塾大学医学部眼科学教室
根岸一乃
【文献】
1) 公益社団法人日本皮膚科学会, 一般社団法人日本アレルギー学会 アトピー性皮膚炎診療ガイドライン作成委員 会:アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2021.https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/guideline/ADGL2021_220216.pdf(2022年8月10日閲覧)
目次
特集 アトピー性皮膚炎患者に対する眼科手術
序論
根岸 一乃
1.アトピー性皮膚炎における眼合併症の頻度の変化
山本 香織
2.アトピー白内障
朝生 浩
3.アトピー性皮膚炎患者に対する緑内障手術
三浦 悠作
4.アトピー性網膜剥離
坂西 良仁
綜説
白点症候群の特徴と鑑別のポイント
齋藤 航
Vogt-小柳-原田病の治療−国内の知見と海外の趨勢
高瀬 博
機器・薬剤紹介
57.iMo Vifa(クリュート)
大久保 真司
原著論文
前部眼瞼炎に対するアジスロマイシン点眼の治療効果の検討
崎元 暢
新しいアクリル製眼内レンズSY60WFの術後6か月成績
親富祖 さやか
症例報告
視力予後が不良であった視神経周囲炎の1例
長岡 広祐
私の経験
非緑内障眼にみられた乳頭周囲網膜分離(peripapillary retinoschisis)の1例
吉田 花
5歳女児にみられた不思議の国のアリス症候群の1例
野口 久美子
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書籍情報
- ISBN:9784003506409
- ページ数:116頁
- 書籍発行日:2022年9月
- 電子版発売日:2022年9月6日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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