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- 臨床スポーツ医学 2022年7月号(39巻7号)スポーツにもエビデンスを導入しよう~スポーツ動作や身体変化を客観的に評価する
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内容
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序文
スポーツにもエビデンスを導入しよう
-スポーツ動作や身体変化を客観的に評価する-
スポーツの領域では外傷や障害への対応やトレーニング方法などにおいて,画一的な対応が難しいことが多く,個々のケースに対してman-to-man での指導や対応が行われることが多い.ここにスポーツの領域ではエビデンスを出すよりも,個々の経験に基づいた判断が優先されてきた原因がある.しかし,経験だけに基づく判断は正しいことも多い反面,時として大きな判断ミスをおかすことがある.したがって,スポーツ医学の領域でも科学的な分析を行い,一つひとつのエビデンスを出していくことが大切である.スポーツ活動や,それに伴う身体変化を科学的に分析するためには,それぞれの指標を定量的に評価し,結果を統計学的に検証することが基本となる.本特集では,スポーツ活動や,それに伴う身体負荷動作などをどのように客観的に評価し,科学的に分析するかについて解説する.
はじめにスポーツ医学研究の基本について解説する.なぜ研究が必要なのか,どのように進めていったらよいのかなど,これから研究を始める人にも参考になるように,研究の計画や進め方について紹介する.さらにどのように統計を使ったらよいかなど,統計の意義と基本的な使い方やサーベイランスなどを行う際のデータの取り方や取り扱い方などについて解説する.
次いで,スポーツは動作そのものが鍵であることから,スポーツ活動に伴う身体やスポーツ用具などの動き,さらに動作に伴う力の変化の計測方法について解説する.まず,広く一般的に行われている反射マーカーと床反力計を用いた動作解析方法を紹介する.また,スポーツ現場で得られた映像を分析する方法,ウェアラブル端末を用いて動作解析を行う方法などについて解説する.さらに,近年測定精度がきわめて高くなり,再現性も向上しているエコーを用いた組織などの動きの計測方法,有限要素法(FEM)を用いた力学解析などについて解説する.
最後に身体のさまざまな組織変化を測定する方法について紹介する.骨,軟骨,筋の変化を定量化する方法,心肺機能,代謝機能,神経機能変化についての計測方法,そして心理変化を客観化する方法などについて解説する.
本特集がスポーツ医学の研究を進めている方々の一助となり,さらに,これから研究を始めようとする人々のきっかけになれば幸いである.
特集編集:松本秀男(日本スポーツ医学財団理事長)
目次
【特集】
スポーツ医学研究の基本
スポーツ医学の研究をはじめよう-計画と進め方……松本秀男
統計の意義と基本的な使い方……井桁正尭 他
サーべイランスの取り方と評価方法……坂内駿紘 他
アンケート調査実施時の留意点と評価方法……細川由梨
スポーツ動作,負荷を計測する
反射マーカー・床反力計を用いたスポーツ運動解析……名倉武雄 他
映像情報を用いたスポーツ現場での動作解析……笹木正悟 他
ウェアラブル端末を用いた動作解析……橋本健史
エコーを用いた組織の動き,血流,硬度などの定量化……工藤慎太郎 他
有限要素法(FEM)による力学解析……山本創太
スポーツによる身体変化を計測する
スポーツによる骨組織の変化を計測する……宮本健史
スポーツによる軟骨変化を計測する……岡 敬之
スポーツによる筋の変化を計測する……杉浦宏祐 他
スポーツによる心肺機能変化を計測する……牧田 茂
スポーツによる体組成・代謝変化を計測する……東 宏一郎
スポーツによる脳,神経機能変化を計測する……山名 慧 他
スポーツによる心理変化を定量化する……山本裕二
【連載】
AI・IoTとスポーツ医学 第7回
AI・IoT/センサ技術のスポーツ医学への応用……馬込卓弥
スポーツ現場に活かす運動機能評価とコンディション管理 第7回
運動機能評価とコンディショニング
動作の評価……森 実由樹
【臨スポOPINION】
膝蓋骨不安定症の徒手検査……小川宗宏 他
【Series】
東京2020オリンピック・パラリンピックレポート
看護師として幕張メッセにてフェンシング競技のメディカルサポートとして活動……井口麻理
【臨スポニュース】
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書籍情報
- ISBN:9784011003907
- ページ数:0頁
- 書籍発行日:2022年7月
- 電子版発売日:2022年7月8日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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