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臨床スポーツ医学 2023年2月号(40巻2号) スポーツ動作と可動性

  • ページ数 : 112頁
  • 書籍発行日 : 2023年2月
  • 電子版発売日 : 2023年1月30日
2,970
(税込)
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商品情報

内容

「スポーツ動作と可動性」特集として,スポーツ動作と可動性-その考え方とみかた/可動性改善へのアプローチの要点/身体各部位における可動性-hypomobilityとhypermobilityへの対応:脊柱/肩関節/手関節・手/股関節/膝関節/足部・足関節/スポーツ動作に要する可動性-その影響と問題への対応:/方向転換動作/投動作/泳動作/踊動作/パラスポーツ などを取り上げる.また,【スポーツ外傷・障害診療のための解剖学】,【臨スポOPINION】他を掲載.

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序文

特集:スポーツ動作と可動性


目的に応じた効率の良い動作は,高いパフォーマンスを発揮し,スポーツ外傷・障害発生のリスクも低いと考えられる.スポーツ外傷・障害の発生には,対象者のスポーツ動作の特徴が大きく影響する.スポーツ動作は各関節運動が協調して遂行され,その特徴には多くの要因が関係する.その中でも,身体各部位の可動性の問題は安全で効率の良い動作を阻害し,スポーツ外傷・障害発生やパフォーマンス低下につながる.

可動性の問題にはhypomobility(低可動性)とhypermobility(過可動性)があり,「可動性が低下している」「可動性が大きい」などと表現されるが,可動性そのものの捉え方が人により異なっているように感じる.可動性とは,他動的な関節可動域や柔軟性のみを指すのではなく,動作に必要な関節運動を適切に実施し,調整できることである.可動性に影響する要因は,運動器機能の問題に加えて,スポーツ動作においては神経筋機能,環境や他者からの影響などもあり,幅広い.

以上のようなことから,本特集は可動性について整理し,可動性の問題とその対応策を再確認していただくために企画したものである.

最初の「総論」のパートでは,可動性の基本的な考え方や可動性改善のアプローチとして用いられる代表的な方法として,徒手療法,ストレッチング,コーディネーショントレーニングを取り上げて,各アプローチを日常から実践されている先生方に基本的な活用方法や注意点などをご解説いただいた.

次に「身体各部位における可動性-hypomobility とhypermobility への対応」のパートでは,各部位の可動性の問題とその対応について,具体例を提示してご解説いただいた.スポーツ動作は各関節運動の協調により構築されるため,各部位の可動性について理解しておく必要がある.

最後の「スポーツ動作に要する可動性-その影響と問題への対応」のパートでは,方向転換動作,投動作,泳動作,踊動作を取り上げて,各動作(各動作を要するスポーツ)にかかわりが深く,詳しい先生方に各動作における可動性の問題とその対応策についてご解説いただいた.前パートで身体各部位の可動性について再確認したうえで,各動作の稿を読み進めていただくと,スポーツ動作と可動性の関係についてより一層理解が深められるものと考える.また,スポーツ動作の枠組みではないが,パラスポーツも取り上げた.パラスポーツにおける障害の違いによる可動性の問題とその対応策などについても理解する機会としたい.

本特集が,読者の皆様にとって有用な情報となり,対象者の効率の良いスポーツ動作獲得の一助になり,スポーツ外傷・障害予防やパフォーマンス向上につながれば幸いである.

最後に,ご多忙の中,ご執筆の労をおとりいただいた著者の皆様に深謝の意を表す次第である.


特集編集:岡戸敦男(トヨタ自動車株式会社リコンディショニングセンターセンター長)

目次

【特 集】

総 論

スポーツ動作と可動性-その考え方とみかた……岡戸敦男

可動性改善へのアプローチの要点-徒手療法(関節包内運動の問題に対して)……川口浩太郎 他

可動性改善へのアプローチの要点-ストレッチング(筋タイトネスに対して)……笠原政志 他

可動性改善へのアプローチの要点-コーディネーショントレーニング(神経筋機能の問題に対して)……広瀬統一

身体各部位における可動性-hypomobilityとhypermobilityへの対応

脊 柱……大久保雄

肩関節……村木孝行

手関節・手……茶木正樹 他

股関節……秋吉直樹

膝関節……今井覚志 他

足部・足関節……小林 匠

スポーツ動作に要する可動性-その影響と問題への対応

方向転換動作……𠮷田昌平

投動作……宮下浩二

泳動作……三瀬貴生

踊動作……佐竹勇人 他

パラスポーツ……前田慶明

【連 載】

スポーツ外傷・障害診療のための解剖学 第2回

肩腱板断裂……望月智之

スポーツ現場に活かす運動機能評価とコンディション管理 第14回

目的別・対象別

国際大会中のコンディション評価と体調管理……太田千尋

【臨スポOPINION】

前十字靱帯再建術は完成の域に達しているか……岡崎 賢

【Series】

東京2020オリンピック・パラリンピックレポート

精神科医として選手村総合診療所(ポリクリニック)で活動……西多昌規

東京2020パラリンピック大会期間におけるConditioning Support Memberのコアスタッフとしての選手村内フィットネスセンターでの活動……中本真也

【臨スポニュース】

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書籍情報

  • ISBN:9784011004002
  • ページ数:112頁
  • 書籍発行日:2023年2月
  • 電子版発売日:2023年1月30日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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