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- 心エコー 2022年4月号(23巻4号)ワンランク上の心エコー図検査~定量的評価していますか?
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内容
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序文
はじめに
4月から月刊「心エコー」の編集長に就任しました岡山大学循環器内科の伊藤 浩です.
リニューアルした「心エコー」の門出にあたり,この雑誌の原点を思い出したいと思います.「心エコー」が創刊されたのは2000年.初代責任編集者の故 吉川純一先生は創刊号に寄せて,「私には,心エコー図検査の進歩を正確に伝えたい,心エコー図検査に対する理解を深めたい,そして若手の医師やソノグラファーを育てたい,という望みがあります」と書かれました.今でも色褪せるものではありません.創刊当時と比べて超高齢社会になり,疾病構造や治療が大きく変化しましたが,心血管疾患の診断や病態評価そして治療のナビゲーターとして心エコー図検査の重要性はさらに増してきています.MDCT,MRI,心筋シンチグラフィなど他の画像診断モダリティの進歩に目が行きがちですが,機動性があり,リアルタイムで動きを観察でき,血行動態を評価できる点において心エコー図検査に勝るものはありません.しかしながら,あまりに身近にあるために私たちは心エコー図検査の重要性を忘れかけてはいないでしょうか.この特性を最大限に利用して「心エコー図で心血管疾患を見る,さらに診る」,これを目指していきたいと思います.
リニューアル号の特集として選んだのが心エコー図検査による「定量的評価」です.
「半定量的評価は松竹梅だ.こんなんじゃ外科医と話ができない」これも吉川純一先生の言葉です.MR moderate-severeという表現をよく見かけます.これでは主治医も手術適応なのかそうでないのか判定できません.悪い言い方をすれば検者が判断を放棄しているのです.逆流弁口面積,逆流量,逆流率を定量化すれば自ずと重症度が判定され,そのデータを元に外科医と議論できるようになります.よく「心エコー図検査は画質に依存し再現性が悪い」ということ言い訳にして定量的評価を避ける人がいます.これは心エコー図検査を冒涜していることに気づくべきです.訓練して技量を上げれば再現性のよい定量的評価が可能になります.その訓練そして心エコー図検査の価値を上げたいと思う心こそが,一流の検者の証ということができます.
弁膜症に限らず左室心筋重量係数,左房容量係数も定量的に評価することで患者のリスク層別化が可能になります.「定量化することで見えてくるもの」それを実感できるような特集にしました.まだ,定量化に二の足を踏んでいる人はいませんか?心エコー図検査の価値を上げるためにも訓練です.その結果,心エコー図所見は見違えるように価値のあるものになります.Letʼs practice.
伊藤 浩
目次
【特集】
左房容積係数……湯淺敏典
左室容積……大森奈美・北井 豪
左室心筋重量係数……平田久美子
僧帽弁閉鎖不全症の定量的評価……阿部幸雄
大動脈弁狭窄症の定量的評価……鶴田ひかる
大動脈弁閉鎖不全症の定量的評価……藤原もも・大西哲存
左室壁運動asynergyの定量的評価……山口夏美・楠瀬賢也
左室拡張機能の評価……林田晃寛
右室機能と右室容積……杉浦英美喜・土肥 薫
うっ血の定量的評価……中山理絵
新生児から小児の正常値と心疾患の診断……新居正基
【症例問題[WEB連動企画]】
労作時息切れ・浮腫・夜間呼吸困難を主訴とし,心筋梗塞・心不全疑いで紹介受診となった1例……岡本修一
【投稿】
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書籍情報
- ISBN:9784011102304
- ページ数:116頁
- 書籍発行日:2022年4月
- 電子版発売日:2022年4月13日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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