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- 心エコー 2024年9月号（25巻9号）ストレインを学び直す
商品情報
内容
特集はストレインを学び直す」．ストレイン法の基本と正常値─加齢に伴う変化と性差まで／左室収縮能評価法としてのストレイン／左室ストレインとがん治療関連心筋障害／左室ストレインと心筋虚血／右室機能とストレイン／ストレインレートの出番はあるのか？／apical sparingに迫る／小児循環器領域におけるストレイン法の活用 を取り上げる．連載として症例問題［Web動画連動企画］声帯麻痺の原因は？，［COLUMN］Something new, Something specialを掲載．
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序文
巻頭言 ストレインを学び直す
心エコー図にストレイン，スペックルトラッキングが導入されてもうずいぶん年月が経ちました．当初は左室に用いられていたものが，いつの間にか左房や右室にも用いられるようになり，実に多くのエビデンスが蓄積されてきました．「2021年改訂版 循環器超音波検査の適応と判読ガイドライン」に目を通してみると，左室収縮能評価法，右室機能評価法として，疾患別では心アミロイドーシス，Fabry病などに適応として記載されています．腫瘍循環器の領域では，日本心エコー図学会の「抗がん剤治療関連心筋障害の診療における心エコー図検査の手引」に抗がん剤治療における心エコー図検査によるフォローアップの指標として，左室駆出率とともにGLS（グローバル長軸方向ストレイン）が記載されています．左室拡張能評価の指標として，左房ストレインが注目されています．では，私たちはストレインの意味をきちんと理解して日常臨床に活用できているでしょうか？今一度，ストレインを基本から最新の活用法まで徹底的に学び直すために本特集を企画しました．
ストレインの基本に始まり，左室収縮能評価法としてのストレイン，特にGLSについての有用性をまとめていただきました．GLSといえば，なんといってもがん治療関連心機能障害の診断です．虚血性心疾患におけるストレインの活用法についても徹底的に解説していただきました．さて後半は，左房ストレインと右室ストレインが登場します．小児循環器領域についても一稿を設けました．ストレインと比べるとあまり活用されていないように思われている，ストレインレートについては，ずばり，出番はあるのか？という問いに答えていただきました．そして，心アミロイドーシス診断でおなじみのapical strainについても迫ってみました．
本誌では2019年に「一冊まるごとストレイン」という特集号が刊行されています．あれから5年たち，ストレインの世界がどのように進化したか，一緒に学び直してみましょう！
大倉宏之
目次
【特集】
ストレイン法の基本と正常値─加齢に伴う変化と性差まで……吉田由理子・中西弘毅
左室収縮能評価法としてのストレイン……菊池祥平
左室ストレインとがん治療関連心筋障害……坂本二郎
左室ストレインと心筋虚血……石井克尚
左室拡張能評価における左房ストレインの役割─ガイドラインは変わるのか？……井上勝次
右室機能とストレイン……杉本匡史
ストレインレートの出番はあるのか？……和田靖明
apical sparingに迫る……石黒まや・渡邉崇量
小児循環器領域におけるストレイン法の活用……高橋 健
【症例問題】［WEB連動企画］
声帯麻痺の原因は？……糸数優樹・當間雄一郎・楠瀬賢也
【COLUMN】
Something new, Something special
修正大血管転位症における左室トレーニング─トレーニング効果をどう評価する？……新居正基
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書籍情報
- ISBN：9784011102509
- ページ数：96頁
- 書籍発行日：2024年8月
- 電子版発売日：2024年8月30日
- 判：B5判
- 種別：eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数：3
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