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- Medical Practice 2021年4月号(38巻4号)弁膜症(SHD)~高齢社会で変わってきた治療適応
商品情報
内容
特集テーマは「弁膜症(SHD)~高齢社会で変わってきた治療適応」.記事として,[座談会]弁膜症治療の進歩を心不全パンデミックに活かす [この症例から何を学ぶか]心臓リハビリテーションと低侵襲弁膜症手術の集学的治療でADLが回復した1,[One Point Advice]出たら消えるのが蕁麻疹,血尿のご相談,喘息治療のパラダイムシフト,[今月の話題]がん疼痛治療─がん疼痛の薬物療法に関するガイドライン2020年版を中心に─ 他を掲載.
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序文
今月のテーマ
弁膜症(SHD)~高齢社会で変わってきた治療適応
弁膜症は,入院病床や医療資源の高い割合を消費している心不全の原因疾患として冠動脈疾患,高血圧と並ぶ重要疾患である.近年高齢社会で弁膜症の有病率が高くなり,特に大動脈弁狭窄症と僧帽弁閉鎖不全症はともに動脈硬化性疾患とも関連が深く,高齢になるほど増加する疾患の代表である.高齢者といえどもその身体能力は近年格段に向上しており,文部科学省の体力テストでは12年で5歳相当の若返りが認められた.治療対象となる患者の年齢も自ずから上昇しているのである.その高齢者の代表的疾患が心不全である.
そのcommon disease の代表である心不全の診療を行う際には,治療対象の患者においてその原因疾患に対する対策を立てないことは,「その場しのぎ」の医療となり,臨床家としては厳に非難されるべき行為といえる.
内科医である以上心不全を取り扱う必要があり,最低限の知識を身につけておく必要がある.したがって弁膜症に関する基礎知識のアップデートを行うことは内科医全体に重要であるといえる.
一方で,弁膜症の診断,考え方,治療は,近年カテーテル治療が普及しはじめてからめまぐるしく進歩しており,その細かい知識は非専門医には不要であるが,現在どのような患者がどこまで低侵襲で治療可能かの把握は患者の治療機会を奪わないためにも重要である.今回の特集では,そういった弁膜症の診断と治療法の最近の考え方にフォーカスを当てた.10年前では考えられなかったような低侵襲の治療が普及していることと,どのような患者が適応となるかの知識を身につける一助となることを期待している.
上妻 謙
帝京大学医学部内科学講座・循環器内科
*SHD:構造的心疾患 structural heart disease
目次
【特集】
〈扉〉上妻 謙
〈座談会〉
弁膜症治療の進歩を心不全パンデミックに活かす/出席者:須永眞司・上妻 謙・辻 武志・大野安実
〈総説/実地医家が知っておくべき弁膜症の基本〉
僧帽弁逆流症の疫学,自然歴/阿部幸雄
大動脈弁狭窄症の疫学,自然歴─日本からのエビデンスも踏まえて─/谷口智彦
2020日本循環器学会弁膜症治療のガイドライン改訂のポイント/泉 知里
〈セミナー/実地医家が実践すべき診療のプロセス〉
弁膜症スクリーニングの方法,聴診のポイント/渡邉崇量ほか
感染性心内膜炎の診断とリスク/小板橋俊美
大動脈弁狭窄症重症度評価の指標と手術のタイミングは?/亀島はる香ほか
僧帽弁閉鎖不全の評価指標のポイントと適切な治療のタイミング/片岡明久
リウマチ性弁膜症の現在/福 康志
連合弁膜症をどのように考えるか/瀬尾由広
弁膜症手術のリスクスコアはどれを使用するか?─フレイルをどう評価するか,実際のリスクとの乖離─/西川幸作ほか
低侵襲弁膜症外科手術の現状─MICS,da Vinci,Sutureless弁─/植原裕雄ほか
弁形成術はどこまで進歩したか,耐久性は?/松山重文
ハートチームの考え方/天野秀生ほか
〈トピックス〉
三尖弁閉鎖不全症の治療─過去,現在,未来─/桒田真吾
進歩する弁膜症の低侵襲治療/上岡智彦ほか
〈治療/知っておくべき最新の治療〉
低リスク患者のTAVI,高リスク患者のTAVI/渡邊雄介
MitraClip®治療の適応と効果/天木 誠
弁膜症術後心臓リハビリテーションの重要性/中山敦子ほか
弁膜症性心不全の薬物治療の進歩/重城健太郎
弁膜症術後外来フォローアップのポイント/坂井克彰ほか
〈この症例から何を学ぶか〉
心臓リハビリテーションと低侵襲弁膜症手術の集学的治療でADLが回復した1例/行光 望ほか
〈Self-assessment test〉
【連載】
〈One Point Advice〉
新しい心不全治療薬イバブラジンの上手な使い方/波多野 将
出たら消えるのが蕁麻疹/千貫祐子
夜中に悪化する内科疾患……せん妄と間違えていませんか?/柳澤 悟
脂肪肝をいかに消化器病専門医に紹介するか/芥田憲夫
人工知能(AI)システムは遠い存在?/青木智則
血尿のご相談/西 裕志
喘息治療のパラダイムシフト/原田紀宏
内科や救急外来での緊急避妊薬ピルの処方/柴田綾子
〈今月の話題〉
がん疼痛治療─がん疼痛の薬物療法に関するガイドライン2020年版を中心に─/余宮きのみ
腹膜垂炎─憩室炎や虫垂炎と鑑別を要する疾患─/田村謙太郎
〈心電図のコツと落とし穴(第13回)〉
“前医でも名医”に/小菅雅美
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書籍情報
- ISBN:9784011303804
- ページ数:168頁
- 書籍発行日:2021年4月
- 電子版発売日:2021年5月7日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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