• m3.com 電子書籍
  • Medical Practice 2022年臨時増刊号 マイナーエマージェンシー~外来診療・一人当直に強くなる!いざというときの対処法

Medical Practice 2022年臨時増刊号 マイナーエマージェンシー~外来診療・一人当直に強くなる!いざというときの対処法

  • ページ数 : 312頁
  • 書籍発行日 : 2022年4月
  • 電子版発売日 : 2022年4月21日
7,700
(税込)
m3.com 電子書籍ポイント: 140pt ( 2 %)
m3ポイント:1%相当 point-info
今すぐ立ち読み
今すぐ立ち読み

商品情報

内容

“マイナーエマージェンシー”とは,生命にはすぐには直結しないものの緊急で対応すべき疾患・病態を指す.本書ではこの マイナーエマージェンシーに加えクリニックに救急患者として来院することの多い疾患も対象に,診断までの応急処置,一般外来での救急処置,高次医療機関への転送判断基準をコンパクトに解説.専門医がいない,特別な機器も無い状況の内科医・プライマリケア医の不安を解消し,適切な救急医療提供に役立つ一冊.

≫ 「Medical Practice」最新号・バックナンバーはこちら
Medical Practice(2022年・年間購読)受付中!

※本製品はPCでの閲覧も可能です。
製品のご購入後、「購入済ライセンス一覧」より、オンライン環境で閲覧可能なPDF版をご覧いただけます。詳細はこちらでご確認ください。
推奨ブラウザ: Firefox 最新版 / Google Chrome 最新版 / Safari 最新版

序文

序文


緊急時に人命を救うことは医師の基本であり,適切な救急診療の知識と技術を修得することはすべての臨床医にとって非常に重要な課題である.この観点から医師臨床研修制度では,初期研修中に必ず救急診療を経験するようにプログラムが設計されており,新しい専門医制度においても内科専門医研修プログラムでは,JMECC(内科救急・ICLS 講習会)の受講を必須としている.この他にも,救命に特化した救急診療を学ぶ機会はいろいろと提供されている.

一方で,すぐに生命には関わらないものの,緊急で対応が必要な疾患・病態は「マイナーエマージェンシー」と呼ばれ,これらに対する診療も患者数が多いだけに臨床的には非常に重要である.特に救急車で受診するほどではない救急疾患の多くは,大学病院・総合病院の救命救急センター(ER)や救急専門のクリニックではなく,地域の一般病院やクリニックの外来で診療されているのが実情であろう.

専門医がいない,特別な機器がない状態で,自分一人でどのように対応すべきか,どのような病状のときに専門医に紹介すべきか,不安を感じながら救急患者を診療している実地医家も多いことと思われる.本書は,プリマリケア医や専門外の医師が,クリニックレベルでの救急診療や処置を行うときに,実践に役立つ書物となることを目的に企画した.執筆者の先生方には,診断までの応急処置,一般外来レベルでの救急処置,高次医療機関への転送判断基準などを,文章だけではなく,フローチャートや写真,表も含めて,実地医家にわかりやすくご解説いただくよう依頼した.クリニックなどで一般内科外来を行うときや,中小病院における夜間休日の一人当直のときに,本書が活用され,患者に適切な救急医療が提供されることを願っている.


2022年3月

編者を代表して
須永 眞司
調布東山病院院長

目次

Ⅰ主要な症候に対する鑑別診断と応急・緊急処置

1.発熱/中神太志ほか

2.意識障害/古谷博和

3.けいれん発作/大封昌子ほか

4.めまい/伊藤彰紀

5.頭痛/塚本知子ほか

6.胸背部痛/吉野秀朗

7.腹痛/鈴木裕史

8.腰背部痛/矢澤悠ほか

9.呼吸困難/松本正孝

10.喀血・血痰/安藤孝浩ほか

11.吐血/前嶋恭平ほか

12.下血と血便/新倉量太

13.便秘/水上健

14.下痢/森岡晃平ほか

Ⅱ内科的 minor emergency

1.熱中症/住吉翔元ほか

2.脳しんとう/石井卓也

3.緊張型頭痛/関大成ほか

4.片頭痛発作/下畑敬子ほか

5.群発頭痛/菊井祥二ほか

6.三叉神経痛・後頭神経痛/上田剛士

7.顔面神経麻痺/鈴木正史

8.吃逆/下濱俊

9.急性上気道炎/巽浩一郎

10.急性気管支炎/河角敬太ほか

11.市中肺炎/長谷川好規

12.気胸/横村光司ほか

13.過換気症候群/松田能宣ほか

14.気管支喘息発作/木村孔一ほか

15.高血圧緊急症/成田圭佑ほか

16.起立性低血圧/下澤達雄

17.反射性失神(神経調節性失神)/古川俊行

18.頻脈発作/小島敏弥

19.急性胃腸炎(感染性胃腸炎)/片岡陽佑ほか

20.大腸憩室炎/濵田潤ほか

21.急性胆石発作/小川貴央ほか

22.バリウム検査合併症(誤嚥,便秘)/山道信毅

23.重症低血糖/松久宗英

24.痛風発作/山城清二

25.急性アルコール中毒/入江仁

26.動物咬傷(動物咬創)/馬場香子ほか

27.針刺し事故(B・C型肝炎ウイルス,HIV感染)/奥新和也

Ⅲ外科・整形外科的 minor emergency

1.破傷風と予防措置/久保健児

2.膿瘍─切開・排膿法/辰巳健志ほか

3.軽症出血─止血法/重松邦広

4.嵌頓ヘルニア/中村知己

5.痔核嵌頓・脱肛/寺田俊明ほか

6.外傷性頸部症候群/根田知明ほか

7.筋肉のクランプ・こむら返り/大久保衞

8.ぎっくり腰/遠藤健史ほか

9.突き指/海透優太

10.とげ刺創/糟谷智史ほか

11.指輪の除去/堀端謙ほか

12.骨折―外固定/中橋昌弘

13.関節脱臼―徒手整復法/宮方啓行

Ⅳ精神・神経科的 minor emergency

1.ヒステリー発作/平野亘ほか

2.てんかん発作/谷口豪ほか

3.不安発作(パニック発作)/山本晴義

4.せん妄/市橋香代

Ⅴ眼科的 minor emergency

1.眼痛および流涙/石橋真吾

2.コンタクトレンズ合併症/福田憲

3.角膜・結膜異物/森秀樹

4.紫外線角結膜炎(雪目)/妹尾正

Ⅵ耳鼻咽喉科的 minor emergency

1.耳垢塞栓,耳異物/工田昌也

2.鼻出血/近藤健二

3.急性喉頭蓋炎/菊地茂

4.扁桃炎,扁桃周囲膿瘍/田島勝利ほか

5.唾石症の急性発作/岩井俊憲ほか

6.魚骨のど刺傷/澤津橋基広ほか

7.乗り物酔い(動揺病)/野村泰之ほか

8.良性発作性頭位めまい症/鋪野紀好ほか

9.メニエール病発作/岩﨑真一

Ⅶ口腔外科的 minor emergency

1.口腔内アフタ性潰瘍/代田達夫

2.口唇ヘルペス/渡辺大輔

3.歯痛/梅田正博

4.顎関節脱臼/岡本俊宏

5.口蓋垂浮腫/千葉真人ほか

Ⅷ泌尿器科的 minor emergency

1.尿路結石症発作/熊谷真義

2.膀胱炎/石橋駿ほか

3.急性尿閉―導尿法/松尾朋博ほか

4.嵌頓包茎/三井要造ほか

5.持続勃起症/藤本直浩

Ⅸ婦人科的 minor emergency

1.妊娠悪阻/小野政徳ほか

Ⅹ皮膚科的 minor emergency

1.急性日焼け/江畑慧ほか

2.軽度熱傷/池田弘人

3.凍傷/神谷崇文ほか

4.急性蕁麻疹/多田弥生

5.接触皮膚炎/門野岳史

6.虫刺症/夏秋優

7.ハチ刺症/中永士師明

8.帯状疱疹と帯状疱疹後神経痛/波部幸司

9.陥入爪/原田和俊

索引

便利機能

  • 対応
  • 一部対応
  • 未対応
便利機能アイコン説明
  • 全文・
    串刺検索
  • 目次・
    索引リンク
  • PCブラウザ閲覧
  • メモ・付箋
  • PubMed
    リンク
  • 動画再生
  • 音声再生
  • 今日の治療薬リンク
  • イヤーノートリンク
  • 南山堂医学
    大辞典
    リンク
  • 対応
  • 一部対応
  • 未対応

対応機種

  • ios icon

    iOS 最新バージョンのOSをご利用ください

    外部メモリ:37.0MB以上(インストール時:86.1MB以上)

    ダウンロード時に必要なメモリ:148.0MB以上

  • android icon

    AndroidOS 最新バージョンのOSをご利用ください

    外部メモリ:37.0MB以上(インストール時:86.1MB以上)

    ダウンロード時に必要なメモリ:148.0MB以上

  • コンテンツのインストールにあたり、無線LANへの接続環境が必要です(3G回線によるインストールも可能ですが、データ量の多い通信のため、通信料が高額となりますので、無線LANを推奨しております)。
  • コンテンツの使用にあたり、m3.com電子書籍アプリが必要です。 導入方法の詳細はこちら
  • Appleロゴは、Apple Inc.の商標です。
  • Androidロゴは Google LLC の商標です。

書籍情報

  • ISBN:9784011303900
  • ページ数:312頁
  • 書籍発行日:2022年4月
  • 電子版発売日:2022年4月21日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

まだ投稿されていません

特記事項

※ご入金確認後、メールにてご案内するダウンロード方法によりダウンロードしていただくとご使用いただけます。

※コンテンツの使用にあたり、m3.com 電子書籍が必要です。

※eBook版は、書籍の体裁そのままで表示しますので、ディスプレイサイズが7インチ以上の端末でのご使用を推奨します。