すぐに使える診療英語

  • ページ数 : 175頁
  • 書籍発行日 : 2020年3月
  • 電子版発売日 : 2020年4月10日
2,750
(税込)
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商品情報

内容

Doctor! わかる英語で話してもらえませんか?

専門用語や難解な表現を使わない伝わる診療英語とは? 受付から会計まで,場面ごとに応用がきくシンプルなフレーズを選んで収載,英語を話す患者さんがどのように訴え質問してくるか,どのような英語で対応すればよいかがわかる.プライマリケアで外国人診療に関わる医師・医療関係者のためのすぐに使える診療英語.

序文

海外旅行で簡単な英語を話すだけなら,トラベル英会話の本があれば十分だと思います.しかしながら,仕事をするため,他国のことを深く学ぶためには英語の辞書を1冊覚えても足りないくらいです.私自身,かつては大学受験用の辞書で重要単語を覚えればおよそ大丈夫だと思っていたのですが.......


とくに日本で英語を上達させるのはとても難しいですね.なぜなら,英語の上達には英会話の必要性と実際の英会話時間の両方が必要なのにもかかわらず,日本では多くの人にとってそのどちらも少ないからです.


医療従事者の場合はどうでしょう? 近年,non-Japanese people が観光や仕事で来日しており,彼らが医療機関を訪れるケースが増えているので,よりいっそう英会話の必要性を感じている方も多いと思います.英会話を学ぶ時間はなかなかとれないと思いますが,医療という領域だけなら単語や表現の数は比較的限られているので,少ない時間で習得しやすいですよね.そこで,私が20年以上にわたって外来で使ってきた英語表現を本書にまとめました.


医師や医学生は英語の医学専門用語はよく知っていますが,例えば日本人の患者さんに「これは癤です.」と言っても通じません.英語でも「This is a furuncle.」は一般的に通じないでしょう.「This is a boil.」ならわかってもらえます.「だるいですか?」は「Do you feel dull?」ではなく,「Do you feel tired [fatigued, sluggish]?」がよいでしょう.この本では,英語を話す一般の方が医療現場でどのように訴え質問してくるか,また,医療従事者がどのような英語で対応すればよいかがわかります.


本書には下記の特長をもたせました.


① 専門用語の使用は極力避け,一般の英語表現を中心にした(主に米語表現).

② 医療現場ですぐに使えるよう,role-playing 形式にはせず,場面ごとに適度な数のフレーズを選んで収載した.

③ 応用がきくシンプルなフレーズを提示するよう心がけた.

④ 1 つの日本語表現に対し,なるべく複数の英語表現を提示できるよう努力した.

⑤ 受付から会計まで,医療機関における全過程を含めた.


本書が医療の現場に接する医師・医学生,看護師・検査技師などの医療従事者,病院の受付担当者に活用していただけること,また一般の方々も含めて,旅行や留学で海外の医療機関を受診する場合にも役立つことを願っています.


2020年1月

加藤 秀一

目次

1.一般・電話対応

1-1.一般

1-2.電話対応

 医師が電話に対応できない場合/医師が電話対応できる場合/予約・診療時間の案内/アクセスの案内

2.受付

2-1.初診

 はじめに/保険と医療費(保険に加入している場合,保険に加入していない場合,トラベル保険に加入している場合,健康診断のみの場合)/問診票の記入

2-2.再診

3.診察の開始

3-1.呼び込みとあいさつ

3-2.患者さんからの訴え

 (痛み,疲労感・全身衰弱,寒気,熱,咳,痰,息苦しさ,よだれ・つば,いびき,あくび,しゃっくり,げっぷ,吐き気・嘔吐,二日酔い,便の性状,下痢,便秘,腹部膨満,胸やけ・胃の具合,睡眠障害,記憶障害,言語障害,足がつる,ふらつき)

3-3.問診

 (痛み,かぜ・かぜ類似症状,息苦しさ,いびき,食欲,嘔吐,便通,下痢,便秘,腹部膨満,睡眠障害,アレルギー,ストレス,体重,めまい・その他の神経学的症状,発作,手術・輸血)

3-4.問診(再診)

3-5.診察手技

 (手,体温,眼,口腔,胸部,頸部,腹部,直腸,下肢,血圧・脈拍)

4.身体測定

5.視力検査

6.血液検査

7.尿検査

8.インフルエンザ検査

9.ピロリ菌検査

10.培養検査

11.胸部X線検査

12.CT/MRI検査

13.心電図検査

14.超音波検査

15.胃内視鏡検査

16.診断・コメント

 診断(確定,不確定)/病因/重症度/流行・症例数

17.治療方針・予後

 治療方針(内服薬,点滴・注射など)/予後

18.休養・食事・運動の指導

 休養/食事/運動

19.くすり

 内服/吸入・噴霧・点眼/副作用

20.予防接種・ワクチン

21.診断書

22.診察の終了

23.会計とあいさつ

24.他院への紹介・他院での精密検査

 他院への紹介/他院での精密検査/入退院/他院へのアクセス

Supplement 内科以外の診療英語

 外科/整形外科/麻酔科/眼科/耳鼻咽喉科/皮膚科/泌尿器科/産科/婦人科/小児科

Medical Fee Policy/Medical Questionnaire/Medical Certificate and Receipt

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書籍情報

  • ISBN:9784525022419
  • ページ数:175頁
  • 書籍発行日:2020年3月
  • 電子版発売日:2020年4月10日
  • 判:A5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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