- m3.com 電子書籍
- 症候別漢方治療論 冷え症
商品情報
内容
保険適用のある漢方薬を中心にカラーのイラストで表し,さらに症例の提示,漢方薬を苦手とする方でも理解しやすい内容となっています。
序文
本書では,西洋医学では治療対象とはなりにくい冷え症を取り上げた.西洋薬には温める薬がないため,血管性病変,ホルモン異常など一部の疾患による冷えには対応できるが,自律神経失調などによる冷えには対応できないことが多い.また,冷え症は高齢者によく認められる症候だが,生活環境,ファッション意識の変化から,最近では若者にも注意すべきものとなってきた.さらに,冷えそのものばかりか,冷えが原因となり種々の症状が派生してくることも重要な問題となる.
一方で漢方医学では,冷えを方剤選択時の重要な手がかりとしており,漢方薬には温める薬が存在する.このため当然ながら,漢方医学では漢方薬で身体を温めて冷えを改善させ,さらに冷えを引き起こす原因を取り除くことで,冷え症を治癒させる.冷えに対する漢方治療のために,本書が多くの医師・薬剤師の先生方に活用されることを願っている.
最後に,本書は,医療法人養生院 清川病院薬剤科科長 吉野佳代子先生と,横浜薬科大学漢方薬学科漢方薬物学研究室で学んだ学生たちの多大な協力によって生まれたものである.また,渾然とした記述を纏め上げるにあたっては,南山堂編集部の大城梨絵子氏の卓越した能力によるところが多大である.ここに謹んで謝意を表したい.
2014年4月
石毛 敦
西村 甲
目次
第1章 漢方治療入門
1 西洋医学からみた冷え症
2 冷え症の漢方治療
3 気血水理論による漢方薬の選択
『気分変調(+)』の処方選択
『気分変調(-)』の処方選択
『新陳代謝の低下』の処方選択
『胃腸機能の低下』の処方選択
『血液循環障害』の処方選択
『体内の水分貯留』の処方選択
『のぼせ(気の上衝)』の処方選択
『ストレス(気の滞り)』の処方選択
第2章 漢方治療の実際
❖「冷え」の適応がある漢方薬
温経湯
加味逍遙散
桂枝茯苓丸
五積散
四物湯
十全大補湯
人参養栄湯
半夏白朮天麻湯
苓姜朮甘湯
❖「冷え」となる要因を改善する漢方薬
真武湯
八味地黄丸
附子理中湯
麻黄附子細辛湯
桂枝人参湯
呉茱萸湯
小建中湯
大建中湯
当帰四逆加呉茱萸生姜湯
人参湯
桃核承気湯
当帰芍薬散
苓甘姜味辛夏仁湯
苓桂朮甘湯
桂枝加竜骨牡蛎湯
四逆散
抑肝散
参考文献
付録
漢方用語解説
医療用漢方製剤を取り扱っている主な製薬会社
索引
便利機能
- 対応
- 一部対応
- 未対応
-
全文・
串刺検索 -
目次・
索引リンク - PCブラウザ閲覧
- メモ・付箋
-
PubMed
リンク - 動画再生
- 音声再生
- 今日の治療薬リンク
- イヤーノートリンク
-
南山堂医学
大辞典
リンク
- 対応
- 一部対応
- 未対応
対応機種
-
iOS 最新バージョンのOSをご利用ください
外部メモリ:7.0MB以上(インストール時:19.1MB以上)
ダウンロード時に必要なメモリ:28.0MB以上
-
AndroidOS 最新バージョンのOSをご利用ください
外部メモリ:14.5MB以上(インストール時:30.6MB以上)
ダウンロード時に必要なメモリ:58.0MB以上
- コンテンツのインストールにあたり、無線LANへの接続環境が必要です(3G回線によるインストールも可能ですが、データ量の多い通信のため、通信料が高額となりますので、無線LANを推奨しております)。
- コンテンツの使用にあたり、m3.com電子書籍アプリが必要です。 導入方法の詳細はこちら
- Appleロゴは、Apple Inc.の商標です。
- Androidロゴは Google LLC の商標です。
書籍情報
- ISBN:9784525470616
- ページ数:133頁
- 書籍発行日:2014年4月
- 電子版発売日:2019年6月19日
- 判:A5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
お客様の声
まだ投稿されていません
特記事項
※今日リンク、YNリンク、南山リンクについて、AndroidOSは今後一部製品から順次対応予定です。製品毎の対応/非対応は上の「便利機能」のアイコンをご確認下さいませ。
※ご入金確認後、メールにてご案内するダウンロード方法によりダウンロードしていただくとご使用いただけます。
※コンテンツの使用にあたり、m3.com 電子書籍(iOS/iPhoneOS/AndroidOS)が必要です。
※書籍の体裁そのままで表示しますため、ディスプレイサイズが7インチ以上の端末でのご使用を推奨します。