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- 臨床アロマセラピー 実践例から学ぶプロの技
商品情報
内容
序文
序文
アロマセラピーという用語自体は,一般に広く普及し,今やアロマセラピーを語るのにいちいち注釈を付けなくてもよいくらいになっている.しかし,医療機関でのアロマセラピーというと,まだまだ浸透していないのが現状である.とくに医師の間では,アロマセラピーが補完医療の一つであるという認識は極めて低い.一方,看護領域や助産領域,さらに介護領域では,近年,アロマセラピーが取り入れられることが多くなってきている.
元々,多くの看護師はアロマセラピーに興味を持っており,一部の看護師養成教育機関では,正規の課目として組み込まれている.そして,一定のレベル以上を習得したものには,アロマセラピストの資格を付与しているところもある.
このように看護,助産領域でアロマセラピーが,いわば公認に近い形で普及し始めているのであるが,いざ看護師がアロマセラピーを看護領域に取り入れようとしても,多くの問題が立ちはだかる.そのうちでも,一番大きな問題は,患者のさまざまな症状や精神的苦悩などを目の前にして,具体的にどのようにアロマセラピーを施せばよいのかという戸惑いであろう.
本書は,このような問題に即対処できるように,多くの実践例をあげ,分かりやすく具体的に解説することを目的としている.日常業務でよく遭遇する主な疾患や症状について23の症例を取り上げ,実践例を記述している.高齢者にまつわる諸疾患や症状,がん治療に伴う痛み,浮腫,スピリチュアルペイン,グリーフケア,日常みられる手足のむくみ,肩こり,腰痛,不眠,うつなどさまざまものがある.さらに本書では,アロマセラピーの基本事項,セルフケア,看護とアロマセラピーなど総論的なことも記述している.
看護の場では,看護師自身で判断できる"療養上の世話"として,足浴,手浴,清拭,簡単なマッサージなどが実際に行われており,これらの行為にアロマセラピーを取り入れるのは,極めて理にかなっている.
また,アロマセラピーは患者だけでなく,患者家族のためにも,さらには看護師のためのセルフケアとしても役に立つことはいうまでもない.
本書が,アロマセラピーに関心を抱いている看護師,助産師,介護職の方々の座右の書となることを期待している.
最後に,本書の刊行にあたりご尽力を賜った南山堂編集部の方々に深謝致します.
2019年2月
著者を代表して
今西 二郎
目次
第1章 おさえておきたいアロマセラピーの"知識"と"ノウハウ"
1 アロマセラピーとは
2 エッセンシャルオイルとキャリアオイル
3 アロマセラピーの方法
第2章 実践例で学ぶプロの"ワザ"と"考え方"
Case1 むくみのないきれいな足になって,スカートを履きたい
Case2 毎月つらくなる......
Case3 臭いが気になって眠れない!
Case4 赤ちゃんが欲しい
Case5 足の痛みを気にせず,もっと踊りたい
Case6 肩こりがひどくて
Case7 がんばり過ぎかしら?
Case8 出産が不安で......
Case9 介護が大変
Case10 子育てに疲れた
Case11 運転のし過ぎで体がつらい.車に乗りたくない!
Case12 もうだめだ,リハビリやって何になるんだ
Case13 寝たきりにさせたくない
Case14 心じゃない!私はからだが痛いのよ
Case15 いやだ!と言えなくて食べられなくなった
Case16 免疫下がっても絶対に入院したくない
Case17 がんになっても家族を守りたい
Case18 子宮を失くしたら私でなくなってしまう
Case19 足がだるい,もう足を取ってくれ!
Case20 悲しみを隠して明るくふるまう妻
Case21 最愛の母を失った娘の悲しみ
Case22 忘れっぽくても怒りっぽくても大人の女性
Case23 自閉症児と心の距離が近づいた
Mini Lecture
セラピストのセルフケア
看護とアロマセラピー
15-21 文献から脊椎外科医が学ぶことは何か? -脊椎外科医への問いかけ-
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書籍情報
- ISBN:9784525500818
- ページ数:180頁
- 書籍発行日:2019年2月
- 電子版発売日:2019年11月25日
- 判:B5変型
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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