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- グラム染色診療ドリル~解いてわかる!菌推定のためのポイントと抗菌薬選択の根拠
商品情報
内容
グラム染色なしに,感染症診療はできない!標準的なグラム染色像を用いて菌を推定するドリルと染色像や病歴,検体の種類から診断の手がかりをみつけ,治療方針を導く症例ドリルで感染症の診療力がアップする!
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序文
序
この「グラム染色診療ドリル」は,読み終えた「あなた」が楽になる本です.目の前の患者さんに対してどの抗菌薬が適切なのか,根拠をもって選ぶことができない.白血球数やCRP が下がらないときに,どうしたらいいのかわからない.グラム染色自体はできるけど,その染色像を判読するのは自信がない.本書は,そんな「あなた」の悩みを解消します.
本書の内容は,習熟段階ごとに3 つに分かれています.まず,第1 章の基礎知識では,グラム染色手技と顕微鏡の扱いを習得します.スマートフォンでのグラム染色像の撮影法もここで習得できます.次に,第2 章の基本編では,ドリルを解いて主要な菌や検体の典型的なグラム染色像が判別可能になります.最後に,第3 章の実践編では,症例と診療過程の情報を検討しながら解いていくドリルを通して,グラム染色検査を活用した診断や治療に熟達できるようになります.
ただし,実際の臨床現場で本書が活用できることを最優先したため,一見すると難しく感じる部分もあります.例えば,「黄色ブドウ球菌」などの普及している和名の記載は最小限としました.実際の検査報告書には微生物名が「黄色ブドウ球菌」ではなく「Staphylococcus aureus」と記載されているので,そういった記載にも親しみをもって対応できるようになってほしいからです.そのかわり,「S. aureus」とはあえて略さなかったり,読み方を付した微生物名一覧を本書の最初に示したりすることで,わかりやすさも担保しています.したがって,いくつかの部分は学問的には正式・正確ではない記載がありますがご容赦ください.
このドリルは,1 人で読んでもよし.同僚を誘って勉強会をするのもよし.研修医は指導医を誘って,指導医は研修医を誘って,クイズ形式でも楽しめます.すべての問題には難易度をつけていますので,それも参考にしてもらえたらより楽しめると思います.もしかすると,抗菌薬の適正使用活動にかかわっている臨床検査技師や薬剤師,看護師の方にもオススメできる内容があるかもしれません.
楽になるのは,「あなた」だけではありません.ドリルを解き終えた「あなた」が診療する患者さんも,きっと楽になっているでしょう.きちんとした根拠をもって感染症診療が行われるようになるからです.患者さんが楽になれば,診療する「あなた」はもっと楽になります.さあ,さっそくドリルを始めましょう!
目次
序
解答記入用紙
微生物名一覧
抗菌薬略語一覧
第1章 基礎知識編
1 検体のとり方
2 グラム染色のしかた
3 顕微鏡の使い方
4 グラム染⾊像の見方
第2章 ドリル1:基礎編
◆ 問題1〜6
◆ 問題7〜12
◆ 問題13〜18
◆ 問題19〜24
◆ 問題25〜30
◆ 問題31〜35
◆ 問題36〜40
第3章 ドリル2:実践編
1 血管カテーテル関連血流感染症
2 市中肺炎
3 腎盂腎炎
4 鼻副鼻腔炎
5 皮膚軟部組織感染症
6 胆嚢炎・胆管炎
7 腹腔内感染症
8 関節炎
9 髄膜炎
10 骨髄炎
11 肺結節
12 脳膿瘍
13 下痢症
14 広域抗菌薬投与中の血管カテーテル関連血流感染症
15 複雑性尿路感染症
16 人工呼吸器関連肺炎・院内肺炎
17 手術部位感染症
18 院内発症の細菌性髄膜炎
19 肺の空洞影
20 総合問題
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書籍情報
- ISBN:9784758123747
- ページ数:231頁
- 書籍発行日:2021年7月
- 電子版発売日:2021年6月25日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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