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患者さんを総合的に診るための 内科外来これ一冊、必携書

  • ページ数 : 541頁
  • 書籍発行日 : 2024年8月
  • 電子版発売日 : 2024年8月27日
9,680
(税込)
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商品情報

内容

これ1冊でなんとかなる,日常診療の必携書!
一般外来で診察する機会の多い疾患を網羅.診断やよく使われる治療薬など,実臨床で本当に必要なことだけを厳選して,豊富な図表でわかりやすく解説!ダウンロード可能な図表もあり,患者さんに説明する時に便利!

序文

特集にあたって


私は,大学病院・総合病院に勤務している間は,自分の専門分野を極めながら,専門外の知識が必要な時には専門医の先生と気軽に相談することができ,総合的に診察する機会に恵まれていた.その後,2つの地域クリニックの新規開設に院長として関わることができ,初期準備の大変さを実感した.

診療所やクリニックでは,プライマリ・ケア医として幅広い知識と一人で判断することを求められることが多い.日々の診療をしながら自分の専門外の知識と技能を習得する必要がある.残念ながら,日常診療でよく遭遇する疾患・症状に特化した書籍が少ないのが現状である.そこで,この一冊があったら日常診療に役に立つのではとの思いで本書を企画した.

本書の内容としては,一般外来で診察する機会の最も多い生活習慣病に重点を置き,日常診療でよくみられる疾患・症状,そして専門性が高いが頻度が多く必要性の高い疾患を扱った.大学病院・総合病院で遭遇するような稀で専門性の高い医療を要する疾患は省いた.健康診断・人間ドック・外来診療でよく遭遇する臨床検査の異常値とその見かた・鑑別診断の項を設けた.すぐに役立つ漢方薬,患者さん個別のオーダーメイド治療,予防接種計画の作成・予防接種の種類と比較,ウイルス抗体検査の判定基準などを示し,専門でない医師でも簡単に判断できるように表示した.

本書は疾患の病態,治療目的,治療内容をまとめた図表を多用し,新しいガイドラインに沿って何度も推敲を重ねた.図表は患者さんとの対話を楽しみながら診察を進めていくツールとして活用してほしい.診察中に患者さんから受けた質問についての解説は一口メモなどに記述した.

本書が多忙な日常診療の中で幅広く診察を行っている多くの先生方,特に新規に開業される先生や,すでに開業し一人で診察して専門以外の診療内容に不安をかかえている先生,普段は総合病院で専門医として勤務している先生が外勤先で幅広く知識を求められる立場となった時,あるいは研修医・専攻医を終えてまだ医師としてのキャリアの浅い若手先生,などの診療のお役に立てればと考えている.

本年6月から診療報酬の改定により,生活習慣病に関して患者さんに治療計画などの説明が求められることとなったが,本書がその一助となれば幸いである.

最後に,本書の執筆にあたり完成まで多岐にわたりご尽力いただいた羊土社編集部,企画担当久本容子様,制作担当林理香様に深謝します.


2024年7月吉日

大玉信一

目次

・本書を推薦する理由【吉澤靖之】

・序【大玉信一】

・ダウンロード可能な図表一覧

第1章 生活習慣病

1 動脈硬化性疾患

2 高血圧

3 脂質異常症

4 糖尿病

5 高尿酸血症

6 慢性腎臓病(CKD)

コラム 診療報酬改定(2024)への対応

第2章 日常的によくある病気

1 貧血・多血症・腎性貧血

2 睡眠障害・不眠症

3 アレルギー性鼻炎・花粉症

4 長引く咳の鑑別診断の進め方

5 酸関連疾患

6 便秘症

7 下痢

8 感染性胃腸炎

9 整腸薬

10 尿路感染症(膀胱炎・腎盂腎炎)

11 尿路結石

12 帯状疱疹

13 単純ヘルペスウイルス感染症

14 蕁麻疹

第3章 症状からみた病気

1 めまい・ふらつき

2 こむらがえり

3 しゃっくり

4 肩凝り

5 頭痛

6 口内炎

7 下肢の浮腫(足のむくみ)

8 熱中症/脱水症

9 頭部外傷後の注意(慢性硬膜下血腫)

第4章 やや専門性の高い病気

1 甲状腺疾患

2 心房細動,脳梗塞

3 心不全

4 気管支喘息

5 慢性閉塞性肺疾患(COPD)

6 抗酸菌症(非結核性抗酸菌症・肺結核症)

7 過敏性腸症候群(IBS)

8 排尿障害

9 骨粗鬆症

10 食物アレルギーとアナフィラキシー

11 小児薬用量一覧

12 診療にいかす漢方

第5章 臨床検査・検診

1 尿検査

2 アイソザイム

3 γ‒GTP

4 高カリウム(K)血症・マグネシウム(Mg)血症

5 腫瘍マーカー

6 特定健診の検査項目説明書

7 膠原病の鑑別診断に役立つ検査項目

8 胸部X線

9 心電図所見

第6章 注意が必要な薬剤

1 妊娠中・授乳中でも使用可能な薬剤

2 緑内障と抗コリン薬

3 ステロイド外用薬の使い方

4 検査/処置/手術前の抗血栓薬の休薬方法

第7章 予防接種とワクチン

第8章 診断書の例

・略語一覧

・事項索引

・薬剤索引

・著者プロフィール

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書籍情報

  • ISBN:9784758124201
  • ページ数:541頁
  • 書籍発行日:2024年8月
  • 電子版発売日:2024年8月27日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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