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- コ・メディカルのための 病態生理アトラス
商品情報
内容
医療教育を受けている学生や臨床の場で活躍中の看護師を中心に,臨床検査技師,理学療法士,作業療法士などのコ・メディカルスタッフ向けの,病態生理のユニークなサブテキスト,美しいカラーイラストを用いてがんや高血圧,糖尿病,脳卒中など代表的疾患の概念とその病態生理をビジュアルに解説した,非常にわかりやすい目で見る疾患の入門書.
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序文
序文
20 世紀は「科学技術の時代」といわれるように,医学・医術の進歩も日覚ましく,難治性疾患の病態生理も分子レベルで逐次明らかとされてきた.このような背景を踏まえて,病態生理に基づいた診断のための検査法の開発,さらには新薬の開発をはじめとする治療法や予防法の進歩により,生活環境の改善と相侯って「生活や生命の質(QOL) 」は著しく改善し,平均寿命の著明な延長をもたらしたことは周知である.このように,高度化し複雑化した区学・医療の現状を考えるとき,看護婦(士),臨床検査技師,診療放射線技師,理学療法士,作業療法士などのコ・メデイカルスタッフは,「病態生理学」を学ぶことの意義の重要性をよく理解できるであろう.患者のケアや検査をする場合,また患者に種々の治療を施す場合,患者が罹患している疾患の病態生理を理解せずに理想的な医痰行為はできないからである.
このような趣旨で,本書は第1 章を生体調節異常の立場から,第2 章を臓器異常の立場から代表的な病態や疾患について,その概念をイラスト主体でわかりやすく理解させることを意図し企画した次第である.
さて,現代の教育は左脳偏重型教育といわれ,右脳教育の重要性が叫ばれて久しいが,その鍛え方については確立した手段がないのが現状である.左脳は論理的,連続的,計算的機能を分担し,デジタル的脳といわれる.一方,右脳は音楽脳とかアナログ的脳と呼ばれるように,パターン認識をその特有な能力としており,創造力や直感も右脳の機能に負うところが多いと考えられている.したがって,コンピュータのハードウエアに相当する左脳,ソフトウエアに相当する右脳,さらに創造の座や意欲の座として知られる前頭葉の機能を協調させるような教育こそ「創造性を啓発する教育」といえるであろう.このような観点からイラスト主体の本書が,右脳の優れた人材,独創的な仕事をする人材育成のために,少しでも役立てば望外の幸せである.
本書が医療技術教育を受けている学生諸君並びに臨床や教育の場で活躍されているコ・メディカルスタッフの方々に充分役立つものと信じてやまない.今後,日進月歩の病態生理学的知見の集積を待って,さらに有用なものとすべく,読者諸賢からのご意見,ご叱正をお願いする次第である.
最後に,日常診療や教育・研究にご多忙の中を,本書の趣旨をご理解下され,ご協力いただいた執筆者の諸先生方,そして本書の刊行にあたり深いご理解と並々ならぬご協力をいただいた文光堂の方々に対し,衷心より謝意を表したい.
2000年3月
編集者一同
目次
第1章 生体調節異常と病態生理
1.がん
2.高血圧
3.動脈硬化
4.感染症
5.免疫・アレルギー・膠原病
6.血液凝固とその異常
7.造血とその異常
8.糖尿病
9.高脂血症
10.痛風・高尿酸血症
11.水・電解質代謝異常
12.ホルモン調節異常
13.サイトカイン調節異常
14.神経性調節とその障害
15.心身症(過敏性大腸炎を含む)
第2章 臓器異常と病態生理
1.脳・脊髄
2.心臓
3.肺
4.肝臓・胆道
5.腎臓・尿路
6.消化管
7.膵臓
8.骨髄・脾臓・リンパ節
9.骨・関節
10.筋肉
11.視床下部・下垂体
12.甲状腺
13.副腎
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書籍情報
- ISBN:9784830602160
- ページ数:226頁
- 書籍発行日:2000年3月
- 電子版発売日:2023年1月13日
- 判:A4変型
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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