PT・OTの整形外科学

  • ページ数 : 412頁
  • 書籍発行日 : 2022年11月
  • 電子版発売日 : 2022年11月11日
7,700
(税込)
m3.com 電子書籍ポイント: 420pt ( 6 %)
m3ポイント:1%相当 point-info
今すぐ立ち読み
今すぐ立ち読み

商品情報

内容

理学療法士・作業療法士を目指す学生必読!PT・OT教育課程で習得すべき整形外科の知識を網羅し実臨床につなげる一冊!!

理学療法士・作業療法士の教育課程での活用を考慮した整形外科テキスト.運動器の正常構造,運動器疾患の診断・治療から,骨・関節の外傷や各部位の疾患,スポーツ外傷・障害,小児整形外科までを網羅した18章構成.後半の章では,代表的な疾患を中心に解説し,各疾患のリハビリテーションにおけるポイントもまとめた.「代表症例」「ガイドライン」も提示.巻末付録は,国家試験の過去問題,関節運動や薬剤のリストなどを掲載.

※本製品はPCでの閲覧も可能です。
製品のご購入後、「購入済ライセンス一覧」より、オンライン環境で閲覧可能なPDF版をご覧いただけます。詳細はこちらでご確認ください。
推奨ブラウザ: Firefox 最新版 / Google Chrome 最新版 / Safari 最新版

序文

私達が所属する大学も含めて,理学療法士・作業療法士の養成学校では,整形外科のテキストとして「医学生または整形外科医向けのテキスト」を使用するというのが実情でした.しかし,それらテキストの多くは医師の活用も考慮しているためページ数が多く,そのページの大半は文章で占められ,図表も少ないなど,理学療法士・作業療法士を目指す学生にとって,必ずしも適切なテキストとは言い難いものでした.

そのような思いを抱えていた中,出版社より声を掛けていただき,理学療法士・作業療法士を目指す学生向けの整形外科テキストの企画がスタートしました.

まず,理学療法士・作業療法士を対象としたテキストですので,医師用とは一線を画して,理学療法士・作業療法士にとって利便性の高い内容にするため,図表を多く使用して手に取りやすいテキスト作りを目指しました.その一方で,医療職以外の方を対象とした図表が大半を占める簡易的な実用書との差別化も図ることとしました.

以上の目的を達成するため,まずはじめに,本書の執筆者として,理学療法士・作業療法士への教育や指導経験が豊富で,かつ執筆経験も豊富な,さらに私達のさまざまな要望にも臨機応変にご対応いただける先生方をリストアップさせていただきました.

最終的に,18ある全てのChapterは,大学での教育歴が豊富な先生方にご担当いただけましたので,理学療法士・作業療法士が修得すべき十分量の知識が網羅され,ボリューム的にも利便性の高い,オリジナルのテキストに仕上がったものと確信しております.

内容としては,Chapterごとに代表的疾患を中心に解説していただき,本書に掲載される多くの疾患は,実臨床に直結するように「代表症例」や「ガイドラインから」を提示していただきました.通常のテキストでの「症例提示」は画像所見が中心ですが,本書独自のポイントとしては,画像所見とともに「診療経過」も提示し,より臨床現場を意識した内容としましたので,明日からの実臨床のお役にも立てるものと自負しております.

まずは,本書を読まれた学生が将来,豊富な専門的知識を有し,患者から信頼される立派なセラピストになられることを,私達は心から祈念しております.また,すでに臨床の現場で活躍されている経験豊富なセラピストにも最新の実践的かつ網羅的な情報の提供としてお役に立てること,さらにセラピストでないメディカルスタッフにも必要かつ十分な内容であることを信じております.そして,多くの整形外科に関わる医療従事者に手に取って頂けることを願っております.

最後になりますが,本書にご執筆いただきました諸先生方には心から御礼を申し上げます.また,本書の出版にご尽力いただきました株式会社文光堂の中村晴彦さん,西菜々子さんには心から深謝致します.


2022年9月

順天堂大学教授 池田 浩 北里大学教授 高平尚伸

目次

Chapter 1 運動器の正常構造と機能

1 運動器と整形外科

2 骨

3 関節

4 脊椎・脊髄と末梢神経

5 筋肉・腱

Chapter 2 運動器疾患に対する診断方法

1 診断方法・診断の流れ

2 問診

3 視診

4 触診

5 臨床所見

6 検査

7 診断から治療へ

Chapter 3 運動器疾患に対する治療方法

1 保存療法

2 手術療法

Chapter 4 骨・関節の外傷

1 外傷総論

2 上肢の外傷

3 下肢の外傷

4 小児の外傷

Chapter 5 脊椎・脊髄損傷

1 脊椎・脊髄損傷の概念

2 診断

3 合併障害

4 治療法

Chapter 6 関節リウマチ

1 関節リウマチの病因・病態

2 関節リウマチの臨床所見

3 関節リウマチの診断・検査

4 関節リウマチの疾患活動性の評価

5 関節リウマチの内科的治療

6 関節リウマチの手術

7 関節リウマチの代表的な疾患とリハビリテーション

Chapter 7 骨代謝疾患

1 骨代謝の生理

2 骨代謝疾患の診断・評価

3 骨代謝異常による代表的な疾患

Chapter 8 骨軟部腫瘍

1 総論

2 骨軟部腫瘍の診断と治療

3 骨軟部腫瘍の代表的な疾患

Chapter 9 手関節および手指

1 手関節および手指の解剖と機能

2 手関節および手指の診断・評価

3 手関節および手指の代表的な疾患

Chapter 10 四肢末梢神経障害,四肢循環障害

1 四肢末梢神経・動脈の解剖

2 末梢神経疾患・循環障害の診断・評価

3 四肢末梢神経障害・四肢循環障害の代表的な疾患

Chapter 11 肩関節

1 肩関節の解剖とバイオメカニクス

2 肩関節の診断・評価

3 肩関節の代表的な疾患

Chapter 12 肘関節

1 肘関節の解剖とバイオメカニクス

2 肘関節の診断・評価

3 肘関節の代表的な疾患

Chapter 13 脊椎

1 脊椎の解剖とバイオメカニクス

2 脊椎脊髄疾患の診断・評価

3 脊椎脊髄の代表的な疾患

Chapter 14 股関節および大腿

1 股関節の解剖とバイオメカニクス

2 股関節の診断・評価

3 股関節の代表的な疾患

Chapter 15 膝関節および下腿

1 膝関節および下腿の解剖とバイオメカニクス

2 膝関節および下腿の診断・評価

3 膝関節および下腿の代表的な疾患

Chapter 16 足関節および足部

1 足部・足関節の解剖とバイオメカニクス

2 足部・足関節の診断・評価

3 足部・足関節の代表的な疾患

Chapter 17 スポーツ外傷と障害

1 スポーツ外傷と障害の概念

2 スポーツ外傷と障害の診断

3 スポーツ外傷と障害の治療

4 スポーツ外傷と障害の予防

5 スポーツ外傷と障害の代表的な疾患

Chapter 18 小児整形外科

1 小児整形外科におけるPT・OTの役割

2 小児特有の留意点

3 小児の骨・関節の特性・評価と治療方針

4 小児の代表的な運動器疾患

付録 

関節運動

末梢神経障害

骨端症 

化膿性疾患

薬剤

国家試験過去問題


索引

便利機能

  • 対応
  • 一部対応
  • 未対応
便利機能アイコン説明
  • 全文・
    串刺検索
  • 目次・
    索引リンク
  • PCブラウザ閲覧
  • メモ・付箋
  • PubMed
    リンク
  • 動画再生
  • 音声再生
  • 今日の治療薬リンク
  • イヤーノートリンク
  • 南山堂医学
    大辞典
    リンク
  • 対応
  • 一部対応
  • 未対応

対応機種

  • ios icon

    iOS 最新バージョンのOSをご利用ください

    外部メモリ:45.4MB以上(インストール時:103.7MB以上)

    ダウンロード時に必要なメモリ:181.6MB以上

  • android icon

    AndroidOS 最新バージョンのOSをご利用ください

    外部メモリ:45.4MB以上(インストール時:103.7MB以上)

    ダウンロード時に必要なメモリ:181.6MB以上

  • コンテンツのインストールにあたり、無線LANへの接続環境が必要です(3G回線によるインストールも可能ですが、データ量の多い通信のため、通信料が高額となりますので、無線LANを推奨しております)。
  • コンテンツの使用にあたり、m3.com電子書籍アプリが必要です。 導入方法の詳細はこちら
  • Appleロゴは、Apple Inc.の商標です。
  • Androidロゴは Google LLC の商標です。

書籍情報

  • ISBN:9784830647024
  • ページ数:412頁
  • 書籍発行日:2022年11月
  • 電子版発売日:2022年11月11日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

まだ投稿されていません

特記事項

※ご入金確認後、メールにてご案内するダウンロード方法によりダウンロードしていただくとご使用いただけます。

※コンテンツの使用にあたり、m3.com 電子書籍が必要です。

※eBook版は、書籍の体裁そのままで表示しますので、ディスプレイサイズが7インチ以上の端末でのご使用を推奨します。