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- アスリートケアマニュアル テーピング
商品情報
内容
スポーツ外傷・障害の診療経験を有する理学療法士により，スポーツ現場や医療機関で実践されているテーピング手技についてイラストを多用して解説した技術書．総論は，テーピングの目的と効果，テープの種類，実施上の注意点，運動機能評価に基づいたテーピングの基本的な考え方を概説．各論は，身体各部位ごとに代表的な障害を挙げ，症状と関節運動軸や筋機能および運動連鎖などを評価し，テーピングの実施にいたる流れを示した．
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序文
序文
テーピングはスポーツ現場や医療機関において，応急処置からケガに対する治療および障害の予防まで幅広く用いられている．外傷や障害による損傷部の安静・保護は治療の原則であるが，有害なストレスのみを回避しながら合理的な運動を引き出していくことは身体機能の回復においてきわめて有益となる．したがってテーピングを実施する場合は，貼付方法だけでなく，損傷部位の病態評価，テーピングの実施，効果検証という一連のプロセスを踏むことが重要である．
本書はスポーツ傷害の診療経験を有する理学療法士が，スポーツ現場や医療機関で実践してきたものを一冊の本にまとめたものである．総論はテーピングの目的と効果，用いるテープの種類，実施上の注意点，運動機能評価に基づいたテーピングの基本的な考え方を記した．各論では身体各部位ごとに代表的な障害をあげ，症状と関節運動軸や筋機能および運動連鎖などの関連を評価し，テーピングの実施に至るまでの流れをイラストに示した．さらにテーピング実施後の効果検証の方法や実施の際のワンポイントアドバイスも記述し，可能な限りわかりやすく解説することに努めた．
テーピング実施の方法選択や貼付する技術の向上には，実際のスポーツ現場や臨床場面で数多くの経験をしていくことが重要である．本書が若い理学療法士やスポーツ現場に関わる専門職の方々，さらにスポーツ選手や指導者にも役立つことを期待している．
最後になりましたが，出版にあたり多大なるご尽力いただきました文光堂の中村晴彦氏に深謝いたします．
2010年8月
アスリートケア研究会
中江徳彦・上野隆司
目次
総論
1 テーピングの目的と効果
2 テーピング用品
3 テープの扱い方
4 実施上の注意点
5 運動軸と筋の走行
6 各論における内容
I．肩関節・肩甲帯
［1］投球障害肩の投球相別における疼痛評価とテーピング
1 アーリーコッキング期
2 レイトコッキング期
3 ボールリリース期
4 フォロースルー期
［2］その他のテーピング
II．肘関節・手関節
［1］投球障害肘の投球相別における疼痛に対する評価とテーピング
1 レイトコッキング期
2 ボールリリース期
［2］その他のテーピング
1 上腕骨外側・内側上顆炎
2 三角線維軟骨複合体（TFCC）損傷
III．膝関節・腰部・骨盤帯
［1］膝関節・大腿部の外傷・障害に対するテーピング
1 膝関節伸展機構の腱付着部障害
2 膝蓋下脂肪体の炎症とインピンジメント
3 鵞足炎
4 腸脛靱帯摩擦症候群
5 肉離れ（ハムストリングス損傷）
［2］関節不安定性と疼痛に対するテーピング
1 内側側副靱帯（MCL）不全膝
2 膝蓋骨亜脱臼，膝蓋骨不安定症
3 前十字靱帯（ALC）不全膝
4 後十字靱帯（PCL）不全膝
［3］腰部の疼痛に対するテーピング
1 腰痛症
IV．足関節・足部
［1］足関節・足部のスポーツ障害における疼痛評価とテーピング
1 アキレス腱付着部障害
2 シンスプリント
3 足底腱膜炎
4 有痛性外脛骨
［2］足関節・足部のマルアライメントに対するテーピング
1 扁平足
2 外反母趾
［3］足部・足関節のその他のテーピング
1 足関節内反捻挫（慢性期）
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書籍情報
- ISBN：9784830651564
- ページ数：320頁
- 書籍発行日：2010年9月
- 電子版発売日：2021年11月3日
- 判：A5判
- 種別：eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数：3
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