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BEAM(Bunkodo Essential & Advanced Mook) 腹部救急対応マニュアル症例から学ぶ、急性腹症対応のアルゴリズム
商品情報
内容
当直する若手医師が急性腹症の患者を初療しなければならないとき,何を優先し,どう動かねばならないのか.本書は彼らが苦手とする腹部救急での大原則をふまえた上で,多岐に渡る疾患にどうアプローチしてゆくべきかを実地の症例を元に解説.診断から初期治療に至るまで,救急室での実践的なアプローチをこの一冊に集約した.豊富な臨床経験と指導実績をもつ第一級の執筆陣による,充実の一冊である.
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序文
序文
腹痛を訴えて救急室に来院される患者さんはまれではありません.救急室を受診する総数の5~10%の患者さんが腹痛を主訴に来院されるといわれています.中には非常に緊急を要する疾患や,決して見逃してはいけない疾患(しかしながら現実には救急室でよく見逃しやすい疾患も)多数含まれています.
腹痛の患者さんに対しては正確な診断と的確で迅速な関係各科へのコンサルテーションの判断がとても重要です.
また体所見や血液検査, 画像検査を行っても原因がわからない腹痛(nonspecificabdominal pain)も相当数含まれていて,腹痛の診断が難しく感じる理由でもあります.そのため自信をもって腹痛患者を診療するのは,ある程度の症例の経験も必要であることは確かです.
この『腹部救急対応マニュアル』は,研修医の先生方に役に立つ入門書として腹痛患者に豊富な経験をおもちの様々な専門の先生方に執筆をお願いしました.いずれの先生方も,ご多忙の中,快く執筆をお引き受けいただきました.執筆陣は,かつては本書の読者のように研修医として救急室での様々な経験をお持ちで,現在は研修医の指導やコンサルテーションに携わっておられる実践的な先生方です.おかげさまで腹痛の診療をする際の研修医の立場になって,有意義なアドバイスに満ちたテキストができあがりました.各先生の指摘される重要なポイントについては,重なる部分も多数あると思いますが,実はその点が非常に重要であると考えてください.
初期研修医の方にとっては,教科書的ではなく実践の知識を得る書物として,後期研修医の方にとっては,初期研修の経験をまとめ,初期研修医を指導する重要な参考書として役立てていただければ幸いです.
平成23年5月
熊本赤十字病院 救命救急センター長
井 清司
目次
Ⅰ.腹部救急総論
1.病歴・既往歴から始める診察のコツ
2.身体所見 ~特徴的で信頼できる所見は何か?~
3.検査の進め方 ~検査値の評価と考え方~
4.エコー,単純X線検査 ~押さえておくべき画像のポイント~
5.急性腹症のCT検査 ~押さえておくべき画像のポイント~
II.腹部救急の初期診療
1.トリアージと初期診療の進め方
2.腹部外傷 ~JPTEC/JATECによる外傷患者の診かた~
3.消化管出血:吐血と下血 ~パニックを起こさず冷静に行動しよう~
III.各論 ~腹部救急疾患の診断と初期治療~
1.下痢・消化管感染症 ~まず脱水の評価と初期輸液~
2.上部消化管疾患 ~頻度の高い疾患,重要な疾患~
3.下部消化管疾患 ~小腸と大腸の見逃してはいけない重要な疾患~
4.胆石・胆道疾患 ~高齢者に頻度の高い疾患~
5.膵炎 ~重症度の判定が重要~
6.肝硬変患者の腹痛で考慮すべきこと
7.腹部の血管系疾患
IV.その他
1.泌尿器科領域の救急疾患 ~尿管結石だけじゃない~
2.腹部臓器以外が原因の腹痛 ~エー,ウソー,心筋梗塞だって!?(代謝・中毒・急性心筋梗塞)~
3.女性の腹痛 ~女性を診たら….妊娠/外妊だけじゃない.知っておくべき急性の産婦人科疾患~
4.小児の腹痛 ~困った,困った.「ぽんぽんが痛い」~
5.高齢者の腹痛 ~簡単に帰宅させてはいけない高齢者の腹痛~
ミニレクチャー 意識障害患者の急性腹症の診かた ~意識のない人,精神上問題のある人,認知症のある人の腹部の診かた~
6.コンサルテーションの基本,入院か帰宅かの決定,リスクマネージメント ~コンサルトの仕方で研修医の評価が決まる~
7.急性腹症の診療上のピットフォールと対策 ~注意をしても問題は起きる.実例に学ぶピットフォール対策~
付録:特定の疾患・病態に関する身体所見の感度(Sn:sensitivity),特異度(Sp:specificity),陽性尤度(LR+:positive likelihood ratio),陰性尤度(LR-:negative likelihood ratio)
付録:Further Readings
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書籍情報
- ISBN:9784830681431
- ページ数:236頁
- 書籍発行日:2011年6月
- 電子版発売日:2021年11月3日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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