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BEAM(Bunkodo Essential & Advanced Mook) 原則から処方の具体例までわかる 輸液のコツとポイント
畑 啓昭 (編) / BEAM(Bunkodo Essential & Advanced Mook)編集委員会 (編) / 文光堂
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内容
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序文
輸液は,最も基本となる医療行為の1 つです.実際に多くの診療科で日常的に使用されていることと思います.しかし,基本であり,色々なところで使用されているがゆえに,輸液について一から学ぶ機会をもたないまま,何となく処方に慣れていっている若いドクターが多いのが実際のところではないでしょうか.
かくいう私も,輸液の専門家ではなく,研修医の頃から輸液についてもわからないことだらけで,さまざまな教科書を読んだり,講演を聞いたりしながら勉強を続けてきた一外科医にすぎません.そんな専門外の私が編集を担当するにあたり,専門の先生方が編纂されておられる幾多の良本と異なるメリットは何かと考えたところ,唯一で最大のメリットは,私が読者である先生方と同じ視点をもっているという点ではないかと考えました.
したがって本書では,私が研修医であった頃に考えた「この科の疾患ではどのような輸液が使われるのだろう?」という疑問を,各診療科の先生方に説明をしていただく体裁としました.また,それらを一貫して理解しやすいように自分なりに咀嚼した輸液の基本を前半にまとめました.ここは,専門家の目からは不十分・不正確な内容かもしれませんが,まずはここを足掛かりにして,さらなる良書,教科書に進んでいただければと思います.
また,各項の執筆は,日頃から私の疑問に適切にアドバイスをしてくださる近しい先生方から,私が是非読んで勉強したいと思い面識がないにもかかわらず無理なお願いをした先生方まで,多くのすばらしい先生方にご協力をいただきました.きっと,これらを読むことで,「何となく輸液の処方に慣れる」のではなく,しっかりと学んで輸液を処方できるドクターになれることと思います.
最後に,某研修医のための輸液セミナーの講師に抜擢いただいたことで私の輸液との関わりを広げてくださった京都大学消化管外科教授 坂井義治先生,ならびに文光堂編集部の方々に感謝申し上げます.
平成24年2月
独立行政法人国立病院機構 京都医療センター外科
畑 啓昭
目次
I.入門レクチャー
輸液で覚えるべきこと~最初にここから覚えてスタート~
II.輸液の基本
1.輸液はどんなときに必要?
ミニレクチャー 不要な輸液ってどんな輸液?
2.脱水と血管内容量の評価
3.電解質がおかしい!診断と補正の原則
(1)Na, Cl濃度の異常,診断と補正の原則~研修医がNa,Cl異常値をみたときに参照しや
すい原因・鑑別,補正の原則~
(2)K濃度の異常,診断と補正の原則
(3)Ca/P/Mgの異常,診断と補正の原則
4.酸塩基平衡異常の分析の原則
5.輸液製剤の種類
6.輸液の禁忌~こんな輸液は厳禁!~
7.末梢・PI・CVカテーテルの選び方
ミニレクチャー ゲージ(G)とフレンチ(Fr)の話
ミニレクチャー 輸液用ポンプの基礎知識~輸液・シリンジポンプの基礎知識・注意点~
8.ORS(経口電解質補正液)・スポーツドリンク・ジュース
III.栄養輸液の基本
1.栄養輸液はどんなときに必要?
2.末梢静脈栄養と中心静脈栄養の原則とメニュー
3.中心静脈栄養を作ってみよう~例題から考える~
4.経腸栄養の原則
IV.診療科・疾患別の輸液 ~輸液開始の判断→具体的な処方例→止めるタイミングは?~
1.救急で使う輸液
(1)初療での輸液~脱水症を見逃さない~
(2)心肺蘇生時の輸液
(3)外傷(出血性ショック)の輸液
(4)クラッシュ症候群の輸液・横紋筋融解症の輸液
(5)熱傷の輸液
(6)敗血症性ショックの輸液
(7)ALI/ARDSの輸液
(8)アナフィラキシーショックの輸液
(9)熱中症の輸液
2.麻酔科で使う輸液
3.外科で使う輸液~周術期輸液の考え方~
4.消化器科で使う輸液
(1)下痢・嘔吐のときの輸液
(2)腸閉塞のときの輸液
(3)炎症性腸疾患のときの輸液
(4)肝硬変のときの輸液
(5)急性膵炎のときの輸液~急性膵炎の重症度と輸液管理〜
5.循環器科で使う輸液
(1)心不全のときの輸液
(2)虚血性心疾患のときの輸液
6.腎臓内科で使う輸液
ミニレクチャー 造影剤腎症を予防するには?
7.糖尿病科での輸液
8.内分泌科で使う輸液
9.脳卒中のときの輸液
10.気管支喘息発作時の輸液
11.その他
(1)小児の輸液
ミニレクチャー 骨髄輸液
(2)周産期の輸液~不幸な帰結を未然に予防する妊娠・分娩時の輸液~
(3)高齢者・在宅医療の輸液~高齢者に役立つ皮下注射~
(4)終末期に使う輸液
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書籍情報
- ISBN:9784830681455
- ページ数:368頁
- 書籍発行日:2012年2月
- 電子版発売日:2020年7月1日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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