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- 脳卒中データバンク2009
商品情報
内容
序文
『脳卒中データバンク2009』発刊にあたって
2003年に脳卒中急性期患者データベース構築研究の8,000例のデータをまとめた『脳卒中データバンク』を発刊してから脳卒中データバンクが注目され,多くの施設に参加していただくことができました.さらに2005年にはデータ登録研究にご協力をいただいた多くの施設の先生にデータ解析をお願いして執筆いただき,わが国の脳卒中16,000例を解析したup to dateな『脳卒中データバンク2005』を発刊することができました.その後3年以上を経て参加施設もさらに増加し160施設(科)を超え,登録データ数も50,000例以上と,名実ともに日本の標準的脳卒中データバンクとして着実に成長しています.すでに脳卒中学会や神経学会,脳卒中外科学会をはじめ多数の学会発表や論文掲載があり,海外でもJapanese Stroke Databankの名前が知られるようになりました.登録数でいえば世界でもトップクラスです.
今回は2007年までの急性期脳卒中の登録データ47,782例を集計して,『脳卒中データバンク2009』として発刊することになりました.臨床現場での印象が数字に現れるのも一つのエビデンスではないかと思います.常識とは違うデータもでてきますが,これは疫学調査ではありませんので,その理由を考えて新たな研究テーマにしていただければと思います.まだrt-PA 承認後のデータが十分入っていませんが,前回に比べるとかなり増えていますので今後の解析の参考になると思います.脳卒中データバンクは前向き調査ではないので治療効果などを評価することはできませんが,日本の脳卒中の現状を知るうえでは大規模データでしかできない,多方面から解析されたきわめて有効なものと思われます.脳卒中のデータブックとして活用いただければと思います.
過去の2回の出版の際には,私が整理したデータをデータ登録してくれた執筆者に解析を依頼あるいは私自身が解析したものを送って執筆していただきましたが,今回のようにデータ量が増加するとそれも不可能になり,今回から医学統計学の専門家で脳卒中データバンクの運営委員でもある東海大学医用工学情報系の大櫛陽一教授の教室で統計解析をしていただきました.大変な労力を割いていただき,レベルの高い解析ができたと感謝しています.通常の原稿と異なり,データ解析における執筆者とのやりとりも大変な回数となり,出版予定がかなり延びてしまいました.最新の脳卒中の解析結果が多少なりともお役に立てれば幸いです.
2009年 2月
小林 祥泰
目次
第1部 脳卒中急性期患者データベース概要
第2部 脳卒中診療のエビデンス
[1]急性期脳卒中の実態
[2]急性期脳梗塞の実態
[3]脳出血の実態
[4]くも膜下出血の実態
第3部 脳卒中急性期患者データベースの付加価値
脳卒中データバンク運営細則
日本脳卒中データバンク参加施設一覧
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書籍情報
- ISBN:9784521730905
- ページ数:207頁
- 電子版発売日:2011年9月16日
- 判:AB判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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