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形成外科 2022年11月号【特集】小耳症フレームワーク ―うまくいくためのポイント―

  • ページ数 : 129頁
  • 書籍発行日 : 2022年11月
  • 電子版発売日 : 2022年12月7日
3,630
(税込)
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商品情報

内容

第65巻11号:肋軟骨フレームワークによる小耳症手術は,Tanzerにより発表されて以来,多くの改良が重ねられてきた。本特集では現在,小耳症形成術について精力的に取り組んでいる専門家達に,肋軟骨フレームワークに焦点をしぼり,うまくいくための鍵となる重要ポイント・合併症リスクを下げる注意点,および細かなノウハウについて解説してもらった。

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序文

企画にあたって


肋軟骨フレームワークによる小耳症手術が1959年にTanzerによりPRS誌上に発表されて以来,多くの改良が重ねられてきました。特に,Nagata 3Dframeworkに代表されるわが国の小耳症形成手術技術の発展は世界の中でも秀でており,最近公表される形成耳介形態の精巧さは目を見張るものがあります。

本特集では,名人たちによって発展を遂げてきた小耳症耳介形成術の中でも,肋軟骨フレームワークに焦点をしぼり,現在この分野を精力的に取り組んでおられる専門家にうまくいくための鍵となる重要ポイントと合併症リスクを下げる注意点について解説していただきました。小耳症手術がうまくいくためには,肋軟骨フレームワーク以外にもたくさんの細かなノウハウがあります。文献や成書を読んだのみではなかなか良い結果を出すことは叶いません。患児にとって一生のものとなる耳介を造る前に,経験豊かな専門家の技術を実際に見て細かな部分の確認をすることを強くお勧めします。その確認の際に,本特集号をお役立ていただきたいです。

本特集号内で各専門家が挙げる細かなコツや注意点が,肋軟骨移植による小耳症耳介形成術を行う際の一助になれば幸いです。


信州大学形成外科 杠 俊介

目次

随想

小耳症に思う (四ッ柳高敏)

特集:小耳症フレームワーク ―うまくいくためのポイント―

企画にあたって (杠 俊介)

小耳症肋軟骨フレームワークの歩み (高清水一慶ほか)

小耳症フレームワーク構築のポイント (小山明彦)

術中写真で示す耳介再建フレームワークの手技の実際(佐々木薫ほか)

四ツ柳法をもとにした当施設における小耳症フレームワーク作成法 (妹尾貴矢ほか)

長期結果を見据えた軟骨フレームの作製と工夫 (鳥谷部荘八ほか)

進化する小耳症肋軟骨フレーム―近年行っている改良点から― (四ッ柳高敏ほか)

安全で耳らしい耳を追求した小耳症フレームワーク(力丸英明ほか)

ミニレポート 皮膚生検用器具を利用した小耳症肋軟骨フレーム作製(天王地敏雅ほか)

コラム:編集委員長コラム[第39回] (細川 亙)

連載:形成外科Topics!

形成外科領域におけるピオクタニン液の使用 (榊原俊介ほか)

連載:私の心に残る1症例

No.38 (野口昌彦)

連載:形成外科NEXT―次世代の本音―

JSAPS専門医は適者生存を (室 孝明)

連載:教室だより北~南

No.95 新東京病院 形成外科・美容外科 (柳林 聡)

連載:短編小説で綴る論文探訪 たんろんたん

外側でも内側でもなく:筋間中隔と前外側大腿皮弁(寺尾保信,去川俊二)

経験

下口唇悪性腫瘍切除後に舌弁とおとがい部V-Y皮弁を用いて再建を行った2例の検討 (山田萌絵ほか)

症例

豊胸術後にプロポフォール注入症候群(PRIS)を発症したと考えられる1例 (川中 慈ほか)

悪性腫瘍を疑った巨大石灰化上皮腫の1例 (中島考陽ほか)

外国文献抄訳

PRS Vol.149 No.3 (高清水一慶)

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書籍情報

  • ISBN:9784014106511
  • ページ数:129頁
  • 書籍発行日:2022年11月
  • 電子版発売日:2022年12月7日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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