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- これだけは読んでおきたい! 消化器外科医のための重要論文223篇<大腸肛門外科編>
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内容
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序文
「これだけは読んでおきたい! 消化器外科医のための重要論文223篇<大腸肛門外科編>」を皆さまにお届けします.
本書は「これだけは読んでおきたい!」シリーズの<消化管腫瘍編>,<炎症性腸疾患編>,<肝臓疾患編>,<胆・膵編>に続く書籍として企画され,大腸肛門外科領域の10名のエキスパートの先生方に腫瘍性疾患,良性疾患,肛門疾患,機能的疾患の各領域の重要論文を選出して頂き,第一線の先生方に分かりやすく解説をして頂きました.
本書は新型コロナウイルス感染症が蔓延し,人々の生活が大きく変わった中で刊行されました.学術活動のありかたも様変わりし,オンラインによる情報のやりとりが多用される中で,論文からの情報収集は以前にも増して重要性が高まっていると考えます.
世の中に大腸肛門外科領域の論文は無数と言って良いほどパブリッシュされておりますが,多くの大腸肛門外科医にとって広く役立つ重要な論文,いわばコーナーストーンとなるような論文はその中でも一部であると思われます.本書では223篇の英文論文について解説していますが,いずれも各領域のエキスパートが厳選した,これまでに多くの大腸肛門外科医に読まれ,引用され,臨床や研究の重要な情報源となってきた論文です.
本書の特徴は各論文について一目で概要を理解できる,その簡潔性にあります.ご覧になってお分かりいただける通り,1ページの中に論文の題名と出典,概要,解説が簡潔に記載されており,医療の現場で忙しい皆さまが短時間に情報を得られる形になっています.さらに各種のガイドラインでお馴染みとなっている記載形式である,クエスチョンを冒頭に示し,論文から得られる回答をアンサーとして最後に示しています.この形式によって読者はより実践的な形で論文の趣旨を理解できるように工夫されています.さらに関連論文を示すことによって,そのテーマに関する情報収集をさらに進めることができるようになっています.
編集委員一同,読者に皆さまの診療や研究に役立つことを願いまして,自信をもって本書をお届けします.
2021年10月吉日
石原 聡一郎
目次
【腫瘍性疾患】
解剖・病理・基礎
01-Q001.大腸に流入する直動脈の間隔は部位にかかわらず同じか? 神藤英二
02-Q002.右側大腸の支配血管の多様性は? 岡本耕一
03-Q003.膵下縁から脾弯曲近傍に流入する副中結腸動脈の頻度は? 神藤英二
04-Q004.直腸癌手術での排尿障害・性機能障害を回避するために選択すべき剝離層は? 神藤英二
05-Q005.直腸癌術前におけるMRIを用いた腫瘍—外科剝離面距離 (CRM)の評価法は正確な術前診断に有用か? 岡本耕一
06-Q006.高解像度MRIを用いた直腸癌リンパ節転移予測に関して,MRI画像のどこに着目すると診断精度が向上するか? 岡本耕一
07-Q007.結腸癌に対する本邦のD3切除と欧米の血管高位結紮(CVL)+ 全結腸間膜切除(CME)の違いは? 岡本耕一
08-Q008.T1大腸癌における脈管侵襲は診断再現性の高い病理所見か? 梶原由規
09-Q009.簇出は進行大腸癌においても評価すべきか? 梶原由規
10-Q010.大腸癌の浸潤先進部に認められる低分化胞巣は予後予測に有用か? 梶原由規
11-Q011.進行大腸癌の線維性癌間質反応(desmoplastic reaction)に臨床的意義はあるか? 梶原由規
12-Q012.大腸癌のリンパ節構造のない壁外非連続性癌進展病巣はどのように取り扱うべきか? 梶原由規
13-Q013.大腸癌のリンパ節転移分類において本邦独自の“N3”は必要か? 梶原由規
14-Q014.癌線維芽細胞は新たな治療標的となる? 望月早月
15-Q015.癌の化学療法抵抗性に癌間質細胞は関与するか? 望月早月
16-Q016.転移臓器の指向性を規定するものは? 岡本耕一
17-Q017.一つの細胞から臓器を再現・培養できる? 望月早月
18-Q018.consensus molecular subtype(CMS)は何を基準にした分類か,また臨床的に意義を有するか? 神藤英二
19-Q019.12—Gene Recurrence Score Assay(OncotypeDX® colon)は日本人でも予後分別ツールとして利用可能か? 神藤英二
20-Q020.胃癌細胞の悪性化を強める因子は何か? 望月早月
結腸癌手術
01-Q021.進行結腸癌に対する腹腔鏡下手術は安全か? 山口茂樹
02-Q022.結腸癌に対する手術の腹腔鏡補助下手術と開腹手術に差はあるか? 井上雄志
03-Q023.CVLおよびCMEは結腸癌手術の根治性を高めるか? 小川真平
04-Q024.西欧と本邦の結腸癌手術の違いは? 大木岳志
05-Q025.右側結腸癌に対するロボット支援下手術は腹腔鏡下手術より有用か? 井上雄志
06-Q026.結腸右半切除術の優れた術式(アプローチ法)は? 小川真平
07-Q027.腹腔鏡下右側結腸切除における体腔内吻合は有用か? 番場嘉子
08-Q028.腹腔鏡下手術の回結腸体腔内吻合で推奨される吻合部閉鎖方法は? 番場嘉子
09-Q029.横行結腸癌・下行結腸癌の腹腔鏡下手術は安全か? 大木岳志
10-Q030.結腸癌治療ガイドラインの比較:欧米と本邦で何が違うか? 中川了輔
11-Q031.結腸癌の右側・左側の局在は予後に関連するか? 中川了輔
12-Q032.結腸癌を発症したリンチ症候群に対して結腸亜全摘術は有効か? 谷公孝
13-Q033.同時性結腸癌肝転移に対して同時切除を行うべきか? 谷公孝
14-Q034.大腸癌において単孔式腹腔鏡下手術は腫瘍学的に安全か? 腰野蔵人
15-Q035.大腸癌手術に対してERASは本当に有用か? 相原永子
16-Q036.局所進行大腸癌に対する補助腹腔内温熱化学療法は腹膜転移を予防できるか? 時任史聡
17-Q037.結腸癌術後縫合不全のリスク因子は? 近藤宏佳
18-Q038.左側の閉塞性大腸癌に対する大腸ステントは長期予後を悪化させる? 近藤宏佳
19-Q039.左側閉塞性大腸癌には大腸ステント留置後待機的手術が有用か? 腰野蔵人
直腸癌手術
01-Q040.下部直腸癌術後の最適な再建方法は? 森谷弘乃介,金光幸秀
02-Q041.APRの術後QOLはARと比較して低下するか? 森谷弘乃介,金光幸秀
03-Q042.直腸癌に対するISRは標準術式といえるか? 森谷弘乃介,金光幸秀
04-Q043.直腸癌に対するISR術後の短期・長期成績は許容されるか? 森谷弘乃介,金光幸秀
05-Q044.直腸悪性腫瘍に対するISR術後の長期予後は良好か? 森谷弘乃介,金光幸秀
06-Q045.外科医の症例数とワークショップへの参加は,直腸癌患者の転帰に好影響を与えるか? 井上学,金光幸秀
07-Q046.施設の年間手術件数は直腸癌の手術成績に影響を与えるか? 高見澤康之,金光幸秀
08-Q047.TMEに関する手術指導は,直腸癌術後の予後に影響を与えるか? 高見澤康之,金光幸秀
09-Q048.直腸間膜剝離断端(CRM)は直腸癌術後の予後に影響するか? 高見澤康之,金光幸秀
10-Q049.CRMおよびTMEの質は,直腸癌術後の局所再発率にどう影響するか? 高見澤康之,金光幸秀
11-Q050.直腸癌に対する最適な手術アプローチは何か? 金光幸秀
12-Q051.直腸癌における腹腔鏡下手術の術後成績は開腹手術と同等か? 高見澤康之,金光幸秀
13-Q052.術前治療後の進行直腸癌に対する腹腔鏡下手術の短期成績は,従来の開腹手術と同等か? 塚本俊輔,金光幸秀
14-Q053.直腸癌に対する腹腔鏡下手術の短期成績は,従来の開腹手術と同等か? 塚本俊輔,金光幸秀
15-Q054.術前放射線治療後の進行直腸癌に対する腹腔鏡下手術の有効性は,従来の開腹手術と同等か? 塚本俊輔,金光幸秀
16-Q055.隣接臓器に浸潤していない直腸癌に対する腹腔鏡下手術の有効性は,従来の開腹手術と同等か? 塚本俊輔,金光幸秀
17-Q056.Stage Ⅱ/Ⅲ直腸癌に対して,腹腔鏡下手術は開腹手術に対して非劣性といえるか? 塚本俊輔,金光幸秀
18-Q057.T1~T3直腸癌に対して,腹腔鏡下手術は開腹手術に対して非劣性といえるか? 塚本俊輔,金光幸秀
19-Q058.直腸癌に対して腹腔鏡下手術を受けた患者は,開腹手術を受けた患者に比べて非完全な直腸間膜切除の割合が増えるか? 金光幸秀
20-Q059.腹腔鏡下手術はすべての直腸切除術に適しているか? 金光幸秀
21-Q060.直腸癌手術において,腹腔鏡下手術はアプローチの 1つとなりうるか? 森谷弘乃介,金光幸秀
22-Q061.直腸癌に対する腹腔鏡下手術は,標準術式として推奨できるか? 井上学,金光幸秀
23-Q062.術前化学放射線療法後の進行直腸癌に対して,腹腔鏡下手術は標準術式として推奨できるか? 井上学,金光幸秀
24-Q063.直腸癌に対するロボット手術は,従来の腹腔鏡下手術と比較して安全で有効か? 金光幸秀
25-Q064.直腸癌でのロボット支援手術は,腹腔鏡下手術よりも優れるか? 塚本俊輔,金光幸秀
26-Q065.直腸癌に対するロボット手術は,腹腔鏡下手術と比べて腫瘍学的または臨床的な利点を提供するか? 井上学,金光幸秀
27-Q066.局所進行直腸癌(LARC)に対する骨盤全摘術は,安全で有効か? 金光幸秀
28-Q067.局所再発直腸癌(LRRC)に対する骨盤全摘術は,安全で有効か? 金光幸秀
29-Q068.直腸間膜切除に側方郭清を加えると,術後の合併症や機能障害は増加するか? 金光幸秀
30-Q069.側方リンパ節転移が疑われない直腸癌に対して,側方郭清は推奨されるか? 金光幸秀
31-Q070.直腸間膜切除術に側方郭清を加えると,術後性機能障害が増えるか? 金光幸秀
32-Q071.直腸間膜切除術に側方郭清を加えると術後排尿障害が増えるか? 金光幸秀
33-Q072.S状結腸癌や直腸癌に対して,IMAの高位結紮は有効か? 井上学,金光幸秀
34-Q073.下腸間膜動脈(IMA)はどこで結紮切離すべきか? 高見澤康之,金光幸秀
周術期治療
01-Q074.切除可能な直腸癌に対して術前放射線療法(RT)は有用か? 清松知充
02-Q075.直腸癌の術前補助療法として放射線単独療法(RT)と化学放射線療法(CRT)とではどちらを用いるべきか? 清松知充
03-Q076.直腸癌に対する周術期補助療法として術前CRTと術後CRTのどちらを選択すべきか? 清松知充
04-Q077.直腸癌の術前照射において短期放射線療法(SCRT)と長期化学放射線療法(LCCRT)のどちらを選択すべきか? 清松知充
05-Q078.進行直腸癌に対する術前化学放射線療法/術後補助化学療法におけるオキサリプラチンの上乗せ効果はあるか? 佐々木和人
06-Q079.局所進行直腸癌に対するtotal neoadjuvant therapyの至適レジメンは? 佐々木和人
07-Q080.Stage Ⅱ/Ⅲの直腸癌に対する術前多剤併用化学療法の有用性は? 佐々木和人
08-Q081.術前治療後に臨床的完全奏効が得られた直腸癌症例におけるwatch and wait療法の有用性は? 佐々木和人
09-Q082.術前化学放射線療法反応性の下部直腸癌に対する局所切除は直腸間膜全切除と比べて有用か? 佐々木和人
10-Q083.閉塞性大腸癌に対する大腸ステント留置術の長期予後は?―緊急手術との比較― 田中敏明
11-Q084.閉塞性大腸癌に対する大腸ステント留置術の長期予後は?―ストマ造設術との比較― 田中敏明
12-Q085.閉塞性大腸癌に対する大腸ステント留置術の長期予後は?―経肛門イレウス管との比較― 田中敏明
13-Q086.大腸癌の腹膜播種に対して完全減量切除 +腹腔内温熱化学療法は有効か? 清松知充
14-Q087.腹部手術におけるフォンダパリヌクスの有用性は? 江本成伸
15-Q088.腹部手術におけるエノキサパリンの有用性は? 江本成伸
16-Q089.大腸手術におけるドレーンの有用性は? 江本成伸
17-Q090.大腸癌周術期の輸液制限の有用性は? 江本成伸
18-Q091.フルオロウラシルとフォリン酸による大腸癌術後の補助化学療法は有効か? 室野浩司
19-Q092.フルオロウラシル,ホリナートカルシウムにオキサリプラチンを加えた補助化学療法は有効か? 室野浩司
20-Q093.フルオロウラシル/ホリナートカルシウムにイリノテカンを加えた補助化学療法は有効か? 室野浩司
21-Q094.結腸癌術後の補助化学療法にカペシタビンは有効か? 室野浩司
22-Q095.フルオロウラシル,ホリナートカルシウム,レバミソールによる術後補助化学療法は有効か? 室野浩司
23-Q096.オキサリプラチンを加えた大腸癌術後補助化学療法の適切な投与期間は何か? 室野浩司
その他の腫瘍性疾患
01-Q097.切除不能・転移性GISTに対するチロシンキナーゼ阻害薬治療後の外科手術の意義は? 松田明久,山田岳史
02-Q098.消化管間質腫瘍(gastrointestinal stromal tumor:GIST)に対する術後補助化学療法としてのイマチニブの至適投与期間は? 園田寛道,山田岳史
03-Q099.イマチニブ,スニチニブ耐性後GISTに対するレゴラフェニブの有効性・安全性は? 松田明久,山田岳史
04-Q100.イマチニブによる術後補助化学療法を行ったGISTの再発危険因子は? 園田寛道,山田岳史
05-Q101.イマチニブ導入により直腸GISTの治療成績は改善されたか? 松田明久,山田岳史
06-Q102.KIT,PDGFRA遺伝子変異がイマチニブによるGIST術後補助化学療法の効果に与える影響は? 松田明久,山田岳史
07-Q103.腫瘍破裂をきたすGISTの特徴と予後は? 園田寛道,山田岳史
08-Q104.イマチニブはハイリスク消化管間質腫瘍(gastrointestinal stromal tumor:GIST)に対しても有効か? 園田寛道,山田岳史
09-Q105.リキッドバイオプシーはGIST診療に有用か? 園田寛道,山田岳史
10-Q106.直腸GISTに対する至適術式は局所切除か広範囲切除か? 松田明久,山田岳史
11-Q107.大腸NETの予後は大腸癌の予後と差があるか? 太田竜,山田岳史
12-Q108.直腸NETの内視鏡的切除術は推奨されるか? 太田竜,山田岳史
13-Q109.大腸MANECの予後は? 太田竜,山田岳史
14-Q110.転移性NETの特徴は? 太田竜,山田岳史
15-Q111.肝転移を有する神経内分泌腫瘍(NET)に対する治療法は? 太田竜,山田岳史
16-Q112.虫垂neuroendocrine tumorに右半結腸切除は必要か? 山田岳史,松田明久
17-Q113.転移を有するGI—NETに対し,原発巣切除を行うべきか? 山田岳史,園田寛道
18-Q114.虫垂NETのリンパ節転移リスク因子は? 山田岳史,松田明久
19-Q115.転移を有するGI—NETはその発生部位により予後,治療法が異なるか? 山田岳史,園田寛道
20-Q116.根治切除が行えたGrade 3 NETに対する術後補助化学療法は必要か? 山田岳史,太田竜
21-Q117.化学療法の既往があるgastrointestinal neuroendocrine tumor(GI—NET)に対しペムブロリズマブ単剤治療は推奨されるか? 山田岳史,太田
【良性疾患】
IBD
01-Q118.潰瘍性大腸炎に対する大腸全摘・回腸囊手術の長期成績は? 畑啓介
02-Q119.クローン病腸管切除後の吻合は器械式側側吻合または手縫い端端吻合? 河野透
03-Q120.クローン病腸管切除後のKono—S吻合は吻合部再発を予防できるか? 河野透
04-Q121.クローン病腸管病変に手術治療は第一選択となるか? 河野透
05-Q122.大腸全摘・回腸囊手術において腹腔鏡は自然妊娠率を上げるか? 畑啓介
06-Q123.治療抵抗性の潰瘍性大腸炎に対して虫垂切除は有効か? 安西紘幸
07-Q124.炎症性腸疾患(inflammatory bowel disease:IBD)患者の周術期死亡のリスクは? 畑啓介
08-Q125.IBD患者の緊急手術における周術期死亡率は改善しているか? 畑啓介
09-Q126.クローン病における腸管不全の特徴は? 畑啓介
10-Q127.ステロイド使用中のIBD手術症例の周術期ステロイドカバー量は? 畑啓介
11-Q128.クローン病術後治療強化のターゲットは? 畑啓介
12-Q129.クローン病の再手術率は年代でどのように変化してきているか? 品川貴秀
13-Q130.クローン病において術後の禁煙は再発予防に有効か? 品川貴秀
14-Q131.潰瘍性大腸炎の内視鏡検査で生検すべき所見の特徴は何か? 品川貴秀
15-Q132.潰瘍性大腸炎関連癌に対する手術方法は? 畑啓介
16-Q133.潰瘍性大腸炎における大腸癌の発生率は? 畑啓介
17-Q134.IBD合併癌患者に対して免疫チェックポイント阻害薬は使用してもよいか? 畑啓介
18-Q135.クローン病の痔瘻に幹細胞治療は有効か? 畑啓介
19-Q136.クローン病の痔瘻に対する治療は? 畑啓介
20-Q137.潰瘍性大腸炎に対するIPAA術後の回腸囊炎の治療と予防にはどのような治療選択があるか? 安西紘幸
大腸憩室
01-Q138.S状結腸憩室炎による憩室膀胱瘻に対する腹腔鏡下手術は有効か? 松田圭二
02-Q139.膿瘍を伴う憩室炎は保存的治療後に手術をしたほうが良いのか? 松田圭二
03-Q140.大きな膿瘍を伴う憩室炎に抗菌薬と経皮的ドレナージのどちらを選ぶか? 松田圭二
04-Q141.本邦において結腸憩室発生に影響を与える因子は何か? 松田圭二
05-Q142.入院を要する憩室炎や憩室出血の傾向は? 松田圭二
06-Q143.憩室出血治療に対して有害な結果をもたらすリスク因子は? 松田圭二
07-Q144.本邦の憩室炎および合併症に関与するリスク因子の特徴は何か? 松田圭二
08-Q145.大腸憩室出血に対するベストな治療は何か? 松田圭二
09-Q146.単純性S状結腸憩室炎はどのような経過をたどるのか? 松田圭二
10-Q147.米国での結腸憩室の分布と特徴は何か? 松田圭二
11-Q148.憩室炎と結腸癌は関係があるのか? 松田圭二
12-Q149.憩室出血は増えているのか? 松田圭二
13-Q150.BMIと身体的活動度は憩室疾患に影響を与えるか? 松田圭二
14-Q151.SIRSを伴う憩室炎の治療は? 松田圭二
15-Q152.憩室炎の病因と治療法は何か? 松田圭二
16-Q153.西洋諸国とアジアでの憩室疾患の違いは何か? 松田圭二
17-Q154.結腸憩室症はどのような経過をたどるのか? 松田圭二
18-Q155.複雑性憩室炎をどのようにアプローチして治療するか? 松田圭二
19-Q156.再発する憩室炎症例は,いつ手術をしたらいいのか? 松田圭二
20-Q157.現代において急性憩室炎治療に外科は必要か? 松田圭二
21-Q158.食物繊維を摂取すれば憩室疾患は防げるのか? 松田圭二
22-Q159.憩室炎後に大腸内視鏡検査は必要か? 松田圭二
23-Q160.非手術治療を行った憩室炎患者の再発リスクは? 松田圭二
24-Q161.HincheyⅢのS状結腸憩室炎のベストな手術は何か? 松田圭二
虫垂炎
01-Q162.単純性虫垂炎は抗菌薬治療で手術を回避できるか? 藤川裕之,問山裕二
02-Q163.急性虫垂炎に対する院内手術遅延は安全か? 藤川裕之,問山裕二
03-Q164.虫垂炎術後感染の予防に抗菌薬は有効か? 藤川裕之,問山裕二
04-Q165.緊急腹腔鏡下虫垂切除術において抗血小板療法は出血を増加させるか? 藤川裕之,問山裕二
05-Q166.急性虫垂炎疑い症例における腹腔鏡下手術/開腹手術のメリット/デメリットは? 志村匡信,問山裕二
06-Q167.急性虫垂炎疑い症例における審査腹腔鏡の意義は? 志村匡信,問山裕二
07-Q168.虫垂炎術後腸閉塞の発症率は腹腔鏡vs. 開腹でどちらが低いか?(メタ解析による検証) 志村匡信,問山裕二
08-Q169.肥満患者における虫垂切除術は,腹腔鏡下手術/開腹手術のどちらを選択すべきか? 志村匡信,問山裕二
09-Q170.Single—incision(単孔)と通常の3ポートで行う腹腔鏡下虫垂切除術では,どちらが良いか? 小池勇樹,問山裕二
10-Q171.腹腔鏡下虫垂切除術において,最適な虫垂断端の閉鎖方法は? 川村幹雄,問山裕二
11-Q172.複雑性虫垂炎に対し,保存的治療を行うべきか? 大北喜基
12-Q173.膿瘍形成性虫垂炎に対する腹腔鏡下手術は保存的治療よりも有効か? 大北喜基
13-Q174.虫垂膿瘍に対する保存的治療後のinterval appendectomyは必要か? 川村幹雄,問山裕二
14-Q175.膿瘍形成性虫垂炎および蜂窩織炎性虫垂炎に対し interval appendectomyは必要か? 大北喜基
15-Q176.不潔・汚染手術において遅延一次縫合はSSIを減少させるか? 大北喜基
16-Q177.高齢者に対する腹腔鏡下虫垂切除術のメリットは? 川村幹雄,問山裕二
17-Q178.高齢者において,虫垂炎の初期診断であったが最終的に虫垂癌と診断されることは稀か? 川村幹雄,問山裕二
18-Q179.妊婦における虫垂切除術は腹腔鏡と開腹のどちらが良いか? 小池勇樹,問山裕二
19-Q180.小児における虫垂切除術は腹腔鏡と開腹のどちらが良いか? 小池勇樹,問山裕二
20-Q181.虫垂炎疑い患者において,腹部エコーが施行された後の追加の画像検査は何が良いか? 小池勇樹,問山裕二
その他の良性疾患
01-Q182.S状結腸軸捻転の手術適応はあるか? 佐々木茂真
02-Q183.腹腔内デスモイド腫瘍に対して手術を検討するタイミングは? 北川隆洋
03-Q184.一時的イレオストミーの術後早期閉鎖は安全か? 小菅誠
04-Q185.ストーマ閉鎖術後の腹壁瘢痕ヘルニアの発生率,リスク因子や予防は? 小菅誠
05-Q186.ストーマ閉鎖術で手術部位感染症(SSI)を低減させるためには? 小菅誠
06-Q187.腹部手術におけるセプラフィルムの効果は? 隈本智卓
07-Q188.NOMIの診断にCTは有用か? 武田泰裕
08-Q189.内視鏡による腸管穿孔例に対する術後の死亡率および予後不良因子は? 武田泰裕
09-Q190.特発性腸間膜静脈硬化症において,CT所見は手術の必要性を予測できるか? 今泉佑太
10-Q191.結腸直腸において,腸管重複症に悪性腫瘍が合併する頻度は? 今泉佑太
11-Q192.急性結腸偽閉塞症に手術適応はあるか? 佐々木茂真
12-Q193.急性腸間膜虚血において全層性腸管虚血の有無を判断する指標は? 大熊誠尚
13-Q194.術後腸閉塞の予防と再手術の施行時期は? 隈本智卓
14-Q195.成人の腸重積症に対する腹腔鏡下手術は治療選択肢として考慮すべきか? 髙田直樹
15-Q196.短腸症候群におけるteduglutideの治療効果は? 菅野宏
16-Q197.直腸癌術後の遅発性縫合不全のリスク因子は? 下山雄也
17-Q198.腸回転異常症の症状や好発年齢,診断方法は? 谷田部沙織
18-Q199.腸管気腫症で外科的治療が必要な症例は? 大熊誠尚
19-Q200.腸管子宮内膜症において腹腔鏡下手術は第一選択か? 高野靖大
20-Q201.直腸異物に対する治療アプローチは? 下山雄也
21-Q202.放射線性直腸炎に対する外科的治療として,どのような治療戦略が最も有効か? 根木快
22-Q203.低位前方切除後症候群(LARS)の術前予測モデルは有効か? 菅野宏
【肛門疾患・機能的疾患】
肛門疾患
01-Q204.痔核の成因は? 高野正太
02-Q205.痔核の疫学は? 高野正太
03-Q206.ドップラーガイド下の痔動脈結紮術は有用か? 高野正太
04-Q207.Milligan—Morgan法は現在でも有用か? 高野正太
05-Q208.痔瘻に対する「Parks分類」とは? 松田聡
06-Q209.痔瘻に対する「隅越分類」とは? 松田聡
07-Q210.LIFT procedureとは? 松田聡
08-Q211.内肛門括約筋切開術が裂肛治療として行われるようになった背景とは? 日高仁
09-Q212.裂肛の成因としての肛門上皮虚血説とは? 日高仁
10-Q213.局所用硝酸塩軟膏を用いた括約筋弛緩は裂肛治療として有効か? 日高仁
11-Q214.直腸脱に対する新たな術式であるLVR手術の臨床成績は? 大橋勝久
12-Q215.便失禁を評価するのにどのスコアを用いるべきか? 大橋勝久
13-Q216.便失禁に対する仙骨神経刺激療法の最初の報告は? 山口恵実
14-Q217.便失禁に対する仙骨神経刺激療法のエビデンスは? 山口恵実
15-Q218.分娩外傷に対する括約筋形成術は長期的に有効な治療法か? 山口恵実
16-Q219.便失禁に対するバイオフィードバック療法の有用性は? 錦織英知
17-Q220.慢性便秘症に対する手術適応ならびに長期予後は? 錦織英知
18-Q221.Constipation scoring system(CSS)は便秘症患者の評価方法として妥当か? 錦織英知
19-Q222.保存的治療で対応困難な重度の大腸通過遅延型便秘症に有効な外科治療は? 大橋勝久
20-Q223.便失禁特異的QOLスコアとは? 錦織英知
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書籍情報
- ISBN:9784908083747
- ページ数:256頁
- 書籍発行日:2021年11月
- 電子版発売日:2021年11月12日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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