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- レジデント技術全書[第2版]―ER・急変時の検査と処置、これだけ、ここまで
商品情報
内容
多忙な研修中であっても効率よく必須スキルを身につけることができる,というコアの部分はそのままに,第1版の執筆陣が積み上げた経験が随所に散りばめられ,大幅にパワーアップした内容となっています.
第2版では新たに,POCUS,発熱患者の見方10箇条,文献検索,を追加し,POCUSや穿刺は,実際の動画をQRコードで見られるようにしました. 単なるエビデンス本ではなく,今,実際現場に立っている中堅の臨床医の生の声,技が凝縮されています.
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序文
第2版 序文
「市場って誰や?」と思いながらも,本書「レジデント技術全書」を手にとって頂いた読者の皆様に心から感謝申し上げます.
普通,書籍の編集は,教授や著名な先生方が務められる事がほとんどです.そんな中,レジデント技術全書の編集に携わらせて頂き,しかも,この度,改訂を迎える事ができました.なぜ,無名の臨床医である市場がこの本に関わることが出来たか? それは,初版の序文を書かれた横林先生,推薦の言葉を書いて頂いた寺澤先生はじめ,多くの先輩,同僚,そして後輩達がいたからに他なりません.彼らとの「縁」が,普通の臨床医である自分にこのような機会を与えてくれました.
今,ちょうど北京オリンピックの真最中です.世界のトップアスリートの活躍は本当に見る者に感動を与えます.以前,凡人の自分は,メダルは本人の才能と努力やろ~,と短絡的に思っていましたが,彼らは,インタビューの際に真っ先に周囲の人たちへの感謝の言葉を語ります.この歳になり,遅ればせながら自分も,今している,させてもらっている仕事は,周囲の人達の助けなくては成り立たないことを,ようやく理解し感謝できるようになってきた気がします.遅すぎますが(汗).医者は,人生は,すべからく人と人との「縁」だな,と思う今日この頃です.
さて,今回の改訂は,著者の先生方に,「可能な限り内容を改訂(改善)して下さい」と,無理をお願いさせて頂き,大幅にパワーアップした内容となっております.もちろん,コアの部分は変わりませんが,5年という時間,またその間に著者の先生方が積み上げた経験が,今回の改訂版にちりばめられています.また,新たに,POCUS,発熱患者の見方10箇条,文献検索,を追加しました.より分かりやすくなるよう,POCUSや穿刺は,実際の動画をQRコードで見れるようにしました.単なるエビデンス本ではなく,今,実際現場に立っている中堅の臨床医の生の声,技を届けるよう心がけましたので,参考にして頂ければ幸いです.
ここ2年は,コロナの時代となり,色々難しいです.使命感を胸に全身全霊でコロナに立ち向かっておられる先生方には本当に尊敬の念しかないです.しかし,多くの医師は,ストレスを抱えながら,何とか乗り切ろう,と,それで精一杯だと思います.自分もそうです.研修医の先生方は,同級生や指導医とのコミュニケーションを構築する機会が少ない中,日々の研修を,乗り切っていかなければなりません.くれぐれも,頑張りすぎず,事故を起こさず,無事に研修生活を過ごして欲しいと思っています.
最後になりましたが,改めて,執筆して頂いた先生方,編集者の方々,そして読者の方々に心から感謝申し上げるとともに,読者の皆様が,これからの医者人生,多くの人と出会い,良い「縁」を紡いでいかれる事を心より祈念しております.
2022年2月
編集を代表して 市場稔久
目次
レジポケ ~とりあえずこれだけで一晩!!~
総論 検査と処置 その前に
第1部 これだけはおさえておきたい!! 基本検査と処置
1)ERでオーダーされる血液検査ルーチンの内容とその意味~末梢血液検査(CBC),血液生化学検査(生化),凝固系検査(凝固)~
2)1分で読む心電図の読み方
3)1分で読む胸部X線の読み方
4)1分で読む血液ガス分析の読み方
5)ERで役立つショックPOCUS
6)ERで必要な輸液・輸血の知識と方法
7)研修医にとっての心肺蘇生ACLS~ガイドライン2020の特徴と変更点~
第2部 ここまでできれば素敵です!! 検査と処置
1)ERで出合うことの多いCT/MRI画像の読影のコツ
2)ERで出合うことの多い単純X線写真(腹部,その他)の読影のコツ
3)ERで役立つ心エコーの見方とポイント
4)ERで必要な腹部エコーの見方とポイント
5)ERでの人工呼吸器装着と初期設定の考え方
6)ERで必要な昇圧剤・降圧剤の知識と使い方
7)ERにおけるグラム染色の意義と方法
8)ERにおける皮膚縫合と熱傷の薬の選び方
9)ERにおける整形外傷
10)ERで重要な穿刺手技を攻略しよう
11)ERで必要な文献検索の知識と使い方
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書籍情報
- ISBN:9784908083716
- ページ数:336頁
- 書籍発行日:2022年3月
- 電子版発売日:2022年3月23日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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