• m3.com 電子書籍
  • ベストセラー
  • 眼病変一発診断100~一目で見抜く診断の要点

眼病変一発診断100~一目で見抜く診断の要点

  • ページ数 : 224頁
  • 書籍発行日 : 2022年4月
  • 電子版発売日 : 2022年4月20日
7,150
(税込)
m3.com 電子書籍ポイント: 130pt ( 2 %)
m3ポイント:1%相当 point-info
今すぐ立ち読み
今すぐ立ち読み

商品情報

内容

素早く正確な診断を導く「一発診断」の力を,クイズ形式でトレーニング!

日常診療で,眼病変の第1印象から迅速かつ正確な診断名を導く「一発診断」の力を養うテキスト.本書は全項目が「症例ページ」「解説ページ」の2頁単位で構成,クイズのように考えながら学ぶことができる.疾患ごとに写真を大判で掲載しているため,通読後は前眼部のアトラスとしても活用可能.眼科医を志すレジデントから,日常診療を効率化したいクリニックの医師まで幅広い眼科医に向けた一冊.

※本製品はPCでの閲覧も可能です。
製品のご購入後、「購入済ライセンス一覧」より、オンライン環境で閲覧可能なPDF版をご覧いただけます。詳細はこちらでご確認ください。
推奨ブラウザ: Firefox 最新版 / Google Chrome 最新版 / Safari 最新版

序文

序文


『眼病変一発診断100』を手に取ってくださった方々,ありがとうございます.我々は,毎日の外来診察で,さまざまな眼疾患の患者さんに遭遇します.その疾患は,頻繁に遭遇するcommon diseaseから,それほど遭遇しないけれども見逃してはいけない重要な疾患まで多岐にわたります.我々は,日々の忙しい外来のなかで的確な問診を行い,必要な検査を経て,しっかりと診察をして,正しい診断に到達しなければなりません.そのためには,常に疾患に対する知識の振り返りをしておくこと,そして,たくさんの症例に触れてその画像を脳裏に焼き付けておくことが重要です.

本書は日常臨床(プライマリケア)のなかで遭遇するさまざまな眼疾患,特に前眼部疾患にフォーカスをあて,スリット所見や視診から素早く鑑別診断が挙げられ,正しい診断力を養うドリルのようなテキストに仕上がっています.クイズ形式で楽しみながら読み進められるように工夫をしてありますので,本書のなかでどうぞたくさんの症例に触れてみてください.

本書では,日常診療で診断に迷ったり,間違ったりしやすい眼瞼疾患,眼窩・涙道疾患,角膜・結膜疾患を取り上げています.皆様には,日頃から診察の合間や休み時間に本書を読み進めていただき,同じ疾患に遭遇した時に自信をもって診断をつけ,患者さんへの説明や治療にあたっていただければ大変うれしく思います.また,本書を読んでいただくなかで,興味がある疾患や詳しく知りたい疾患については,教科書や成書,論文などでさらに勉強していただければと思います.

我々は,患者さんに良い医療を届けるために,常に勉強して自分を向上させていかなければなりません.特に若い先生方に対して,本書が臨床力を上げるための日々の自己研鑽のきっかけになれば幸いです.また,本書では前眼部疾患に焦点を当てていますが,今後,後眼部・眼底疾患についても同様の書籍が出現してくれるとうれしく思います.


2022年4月

堀 裕一

目次

Chapter 1 結膜

1 急性濾胞性結膜炎

2 角膜上皮下の斑状混濁

3 眼搔痒感が強い結膜炎

4 巨大乳頭と輪部腫脹がみられる結膜炎

5 眼瞼炎と乳頭増殖がみられる結膜炎

6 眼脂が増え,コンタクトレンズがずれる

7 片眼性でやや軽症の流行性角結膜炎

8 皮疹を伴う結膜充血

9 耳前リンパ節腫脹を伴う濾胞性結膜炎

10 大量の眼脂を伴う結膜炎

11 球結膜の弛緩性皺襞

12 慢性的な充血

13 複視と過去の手術歴

14 慢性的な繰り返す充血

15 結膜円蓋部に接するドーム状腫瘤

16 原因不明の異物感

17 眼球結膜の色素性病変

18 結膜のカリフラワー状腫瘤

19 多発性の隆起性病変,サーモンピンク

20 周辺部結膜の境界明瞭な隆起

21 血管を伴った結膜隆起性病変

22 黒い結膜隆起性病変

Chapter 2 眼瞼

23 痛みを伴う眼瞼腫脹

24 境界明瞭な弾性硬の腫瘤

25 マイボーム腺開口部周囲の異常

26 眼瞼周囲と頬部の腫脹·発赤,搔痒感

27 抗菌薬やステロイドで改善しない眼瞼炎

28 点眼薬で改善しない異物感

29 睫毛が部分的に当たっている

30 両下眼瞼睫毛の角膜への接触

31 高齢者の眼瞼内反

32 下眼瞼結膜が露出している

33 上眼瞼の皮膚のたるみ

34 成人の開瞼不良

35 小児の開瞼不良

36 過開瞼

37 閉瞼困難

38 眼瞼の不整な黒褐色腫瘤

39 眼瞼,瞼板の黄白色腫瘤

40 小児の眼瞼に生じた白色隆起性病変

41 開瞼不能な強固な閉瞼

Chapter 3 眼窩·涙道

42 複視を伴う大きな眼

43 急激な眼の奥の痛みとまぶたの腫れ

44 両側対称性の眼瞼腫脹

45 亜急性の眼球突出と視力低下

46 受傷した眼が動かない

47 眼脂·流涙を伴う内眼角部腫脹

48 涙点に変化のある難治性結膜炎

49 内眼角部腫脹を伴う眼脂,流涙

50 片眼性の眼脂と流涙

51 左内眼角内下方の暗緑色の隆起·腫脹

52 急激に起こる蜂巣炎

53 抗がん薬使用中の流涙

54 眼脂を伴わない流涙

55 受傷直後から止まらない涙

Chapter 4 角膜

56 多発する角膜糸状物

57 重度の角結膜上皮障害

58 異常所見に乏しい眼痛

59 角膜優位の上皮障害

60 異型上皮侵入

61 点眼薬で改善しない角膜炎

62 眼瞼縁に触れる部分の難治性結膜炎

63 起床時の激しい眼痛

64 翼状片に近接した角膜の菲薄化

65 角膜を横切る帯状の白色病変

66 点状白色病変,羞明と異物感

67 片眼性で閉瞼不全に続発する白色病変

68 訴えのない遷延する角膜上皮欠損

69 両眼性の顆粒状·針状の角膜混濁

70 線状の角膜混濁と角膜上皮びらん

71 角膜の乳白色隆起物,両親がいとこ婚

72 角膜内血管侵入,血管周囲の角膜混濁

73 角膜潰瘍部の掘れ込み

74 繰り返す充血と眼痛

75 角膜周辺部の白色病巣

76 若年での高度乱視,視力低下

77 LASIK術後の視力低下

78 進行する近視性乱視

79 両眼の角膜浮腫

80 白内障術後の角膜浮腫

81 LI後の角膜浮腫

82 原因不明のぶどう膜炎,眼圧上昇

83 瞳孔領に落屑様物質

84 両眼性の虹彩欠損

85 有色素結節を伴う虹彩萎縮

86 不整な角膜上皮欠損

87 円形な後面沈着を伴う角膜混濁

88 前額部の皮疹を伴う充血

89 急速に進行する感染性角膜潰瘍

90 抗菌点眼薬使用中に生じた角膜膿瘍

91 抗菌薬点眼で改善しない羽毛状病変

92 白内障術後の急性前部眼症

93 放射状の角膜浸潤を伴う角膜炎

94 屈折矯正手術後の視力低下,眼痛

95 白色の沈着物を伴う縫合糸感染

96 角膜移植術後に点眼中止

97 上皮欠損のない角膜周辺部の浸潤

98 仕事中の外傷

99 高熱を伴う結膜充血

100 化学物質の飛入

文献

疾患名目次

索引

便利機能

  • 対応
  • 一部対応
  • 未対応
便利機能アイコン説明
  • 全文・
    串刺検索
  • 目次・
    索引リンク
  • PCブラウザ閲覧
  • メモ・付箋
  • PubMed
    リンク
  • 動画再生
  • 音声再生
  • 今日の治療薬リンク
  • イヤーノートリンク
  • 南山堂医学
    大辞典
    リンク
  • 対応
  • 一部対応
  • 未対応

対応機種

  • ios icon

    iOS 最新バージョンのOSをご利用ください

    外部メモリ:24.7MB以上(インストール時:53.2MB以上)

    ダウンロード時に必要なメモリ:99.0MB以上

  • android icon

    AndroidOS 最新バージョンのOSをご利用ください

    外部メモリ:24.7MB以上(インストール時:53.2MB以上)

    ダウンロード時に必要なメモリ:99.0MB以上

  • コンテンツのインストールにあたり、無線LANへの接続環境が必要です(3G回線によるインストールも可能ですが、データ量の多い通信のため、通信料が高額となりますので、無線LANを推奨しております)。
  • コンテンツの使用にあたり、m3.com電子書籍アプリが必要です。 導入方法の詳細はこちら
  • Appleロゴは、Apple Inc.の商標です。
  • Androidロゴは Google LLC の商標です。

書籍情報

  • ISBN:9784830656101
  • ページ数:224頁
  • 書籍発行日:2022年4月
  • 電子版発売日:2022年4月20日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

まだ投稿されていません

特記事項

※ご入金確認後、メールにてご案内するダウンロード方法によりダウンロードしていただくとご使用いただけます。

※コンテンツの使用にあたり、m3.com 電子書籍が必要です。

※eBook版は、書籍の体裁そのままで表示しますので、ディスプレイサイズが7インチ以上の端末でのご使用を推奨します。