第1 部 医学教育システム
1 章 アメリカの卒後医学教育 野木真将
本音トーク1 アメリカ卒後医学教育システムの立役者はACGME だ!
本音トーク2 「アウトカム」を重視する「コンピテンシー基盤型教育」が基本
本音トーク3 次世代のNext Accreditation System(NAS)とマイルストーン評価
本音トーク 4 「 コンピテンシーに基づく医学教育」からアメリカが学んできたこと
2 章 アメリカの卒前医学教育 野木真将
本音トーク 1 「 アウトカム重視」「臨床経験重視「」人格重視」! Flexner 博士の理想と理念
本音トーク2 アメリカのメディカルスクールは学力・教養・人間性を学生に求めている!
本音トーク3 卒前医学教育の2 本柱は「EPA(学生評価)」と「LCME(学校評価)」
3 章 医師の国際移動と医学部の国際認証制度 野木真将
本音トーク1 アメリカの医学教育を語るうえで欠かせない深刻な国際問題「brain drain」!
本音トーク2 アメリカが海外医師を受け入れる理由
本音トーク3 世界は医学部であふれている! FMG や学校評価の難しさ
本音トーク4 海外医学部の認証評価と受験戦争
本音トーク5 医学部の認証評価システムがもたらした4 つの教訓
4 章 医師の質担保に求められるシステム 野木真将
本音トーク1 アメリカ内科専門医更新試験は暗記重視から資料を持ち込める試験の選択肢が増えた!
本音トーク2 アメリカの就活は厳しい審査が続くイバラの道
本音トーク3 就職してからも「勤務医としての質」が見られている!
本音トーク4 指導医としての評価は主に5 段階で,レジデントからも評価される
第2 部 医師教育の実際(現場の風景)
5 章 現場での医学生・研修教育 瀧香保子
本音トーク1 メディカルスクールは「医師になる」目的を明確にもつ人のための医師育成所
本音トーク2 メディカルスクールは「teaching の場」ではなく「learning の場」
本音トーク3 メディカルスクールのカリキュラムは,とにかく「active learning」に重点!
本音トーク4 メディカルスクール3~4 年生は日本の初期研修医とほとんど同じレベル
本音トーク5 レジデント生活のキーワードは「チーム医療」「屋根瓦式教育」「ティーチング」
本音トーク6 「効果的な学び」は「効果的なティーチング」にあり
本音トーク7 メンター制度は成功と満足のいくキャリアを得る鍵である
6 章 医師の生涯学習 瀧香保子
本音トーク1 生涯学習は,自発的・継続的に学習することが重要
本音トーク2 アメリカの医師は一生「学習」から逃げられない!
本音トーク3 免許と知識は更新していくことが大事
本音トーク4 バーンアウトを予防しながら効率的に生涯学習を成功させる
7 章 臨床現場で使える指導法 瀧香保子
本音トーク 1 「 診療」と「教育」の両方を高いレベルで維持するには,役割・環境・時間・やりがいが大事!
本音トーク2 ローテーションの成否はオリエンテーションで決まる!
本音トーク3 ペンドルトン法・サンドイッチ法・SBI 法…フィードバックは指導に不可欠!
8 章 今すぐ使えるティーチング法8 選 瀧香保子
本音トーク1 1 分でもできる!? 実践! ティーチング
9 章 シミュレーションを用いた医学教育 瀧香保子
本音トーク1 シミュレーション教育は,医学教育に欠かせない!
本音トーク2 シミュレーションプログラムを作るには,綿密な計画と準備が必要
本音トーク3 シミュレーション前に,「カリキュラム」「シナリオ」「チェックリスト・評価」を準備せよ
本音トーク4 デブリーフィングなくしてシミュレーション教育は成り立たない!
本音トーク5 シミュレーション教育は,シミュレーションセンターの外でも行われる
第3 部 未来の教育者の育て方
10 章 医学教育のリーダーの育て方 野木真将・瀧香保子
本音トーク1 未来のアメリカ医療で考えるべきことは山積み!
本音トーク2 チーフレジデントは,「マネジャー」兼「教育者」兼「メンター」兼「リーダー」
本音トーク3 APDIM やCRIT がチーフレジデントの成長を支えている
本音トーク4 医学教育をキャリアにするには
11 章 今後のシステム変化に対応した教育の変わり方とありかた 野木真将
本音トーク1 パラダイムシフトへの対応のカギは「高い変革力」
本音トーク2 変革には,あらゆる面で「固定観念の打破」が必要
本音トーク3 変革に必要なのは,「高い視座」「広い視野」「深い視点」「謙虚な姿勢」