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- 救急医学 2022年7月号 第46巻第7号 小児だから!!な救急診療事始め
商品情報
内容
よく遭遇する症候だけど、小児患者だから注意すべき鑑別診断・対応は…? よくやっている処置だけど、小児患者だからおさえておきたいコツやピットフォールは…? 救急医だから!!知っておきたい、小児だから!!な診療のポイントを1冊に。
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序文
特集 小児だから‼な救急診療事始め
本誌『救急医学』で小児救急に関する特集が初めて組まれたのは1991年のこと。その後,数年間隔で複数回特集が組まれ,今回は本誌において6回目の小児救急関連特集となります。この約30年間はすなわち,小児救急が救急医学のなかに芽生え,根づき,発展してきた期間であるともいえるでしょう。
救急医はすべからく救急患者を対象にするものですから,どんな年齢の患者も,もちろん小児も,その診療対象になり得ます。一方で現実的には,救急医学/医療を学ぶなかで体系的に小児救急に触れる機会は,各研修・施設によって千差万別です。例えば,トリアージを受けた小児患者が救急外来の診察室に入ってきて,すぐにPAT(pediatric assessment triangle)を用いて第一印象を評価し,引き続いて一次・二次評価を行う。ここまでは滞りなく進めたとしても,小児患者に慣れていない救急医であれば,いざ診断や処置・処方,患者・保護者への説明を行おうというところで「本当にこれでよいのだろうか…」と不安を感じるのは,ごく自然なことです。
そこで今号の小児救急特集では,より多くの救急医に小児患者対応の自信をつけていただけるよう,「小児だから‼」な救急診療のエッセンスに焦点を当てることとしました。具体的には,小児救急外来でとくに遭遇する頻度が高い症状・症候や,成人救急でも日常的に行われている救急処置を取り上げ,「小児だから‼」とくに注意すべき鑑別疾患への対応や,「小児だから‼」な処置・手技のコツ・ピットフォールについて,小児救急をご専門としつつ成人救急の理解も深い,いわば“二刀流”の先生方に解説いただいております。
このような意図・背景から,小児患者対応に慣れている読者にとっては少し物足りない特集内容かもしれません。しかし,小児患者に接する機会があまり多くない先生方,あるいはこれから接することになるだろう若手救急医・初期研修医・専攻医の先生方にとっては,きっと学びがあるはずです。本特集が小児救急の“事始め”になり,多くの救急医が小児患者対応の自信を深めること,それがひいては, 1人でも多くの子どもの救命・健康維持につながることを願っています。
特集企画ゲストエディター:北九州市立八幡病院小児救急センター 西山和孝
目次
特集
Ⅰ.“小児だから”な鑑別疾患とその対応
「発熱」から想起する鑑別疾患/前橋赤十字病院集中治療科・救急科 中林洋介
「嘔吐」から想起する鑑別疾患/北九州市立八幡病院小児総合医療センター 岡畠祥憲 他
「咳嗽/呼吸困難」から想起する鑑別疾患/筑波大学医学医療系救急・集中治療医学 榎本有希
「胸痛」から想起する鑑別疾患/北九州市立八幡病院小児総合医療センター 岡畠祥憲
「腹痛」から想起する鑑別疾患/岡山大学病院高度救命救急センター 塚原紘平
「下痢」から想起する鑑別疾患/岐阜大学医学部附属病院高次救命治療センター 長屋聡一郎
「けいれん」から想起する鑑別疾患/九州大学病院救命救急センター 賀来典之
「紫斑/出血傾向」から想起する鑑別疾患/北斗病院小児科・こども総合センター 西村洋一
「不定愁訴(医学的に説明できない症状)/心身症」から想起する鑑別疾患/京都第一赤十字病院第二救急科 安炳文
Ⅱ.“小児だから”な救急手技・処置・対応
気道確保,気管挿管/公立置賜総合病院麻酔科 木村相樹
静脈路/動脈路確保/順天堂大学医学部附属浦安病院救急診療科 石原唯史
超音波検査(POCUS)/兵庫県立こども病院救急科 竹井寛和
病院前診療,搬送/順天堂大学医学部附属静岡病院救急診療科 石川浩平
鎮痛・鎮静/大阪市立総合医療センター救命救急部/小児救急・感染症内科 石川順一
インフォームド・アセント,プレパレーション/大阪医科薬科大学救急医学教室/同大学小児科学教室 新田雅彦
グリーフケア/富山大学学術研究部医学系小児科学 種市尋宙
連載
救急医四方山話 ショットガンシューター/藤枝市立総合病院救急科 竹内誠人
特別掲載
第25回日本臨床救急医学会総会・学術集会 セミナー開催レポート/埼玉医科大学国際医療センター救急医学・救命救急科 根本学
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書籍情報
- ISBN:9784012004607
- ページ数:131頁
- 書籍発行日:2022年7月
- 電子版発売日:2022年7月8日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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