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Skill-UPリハビリテーション&リコンディショニング ランニング障害のリハビリテーションとリコンディショニング

  • ページ数 : 280頁
  • 書籍発行日 : 2012年9月
  • 電子版発売日 : 2022年7月29日
4,950
(税込)
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商品情報

内容

競技復帰のための[リハ&リコ]に必要な技術と知識を,スポーツ現場の要望に応じ,分かりやすく伝える実践シリーズ!

ブームの再来に伴い,ランニング障害は増加の一途をたどっている.本書ではスポーツ医科学の基礎知見から評価のコツやポイントまで,ランニング障害治療の必須事項を網羅.特にリハとリコの実際の章では,ベテランの理学療法士・トレーナーにより,患部のみを診るのではなく,障害の全体像の評価を行いアプローチすることを主眼に解説.また,「予防」の観点から競技現場での取り組みの実際を紹介している.

あわせて読む → 「Skill-Upリハビリテーション&リコンディショニング」シリーズ

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序文

序文

このたび『Skill-Up リハビリテーション&リコンディショニング』シリ-ズが上梓される運びとなりました.本書の企画を文光堂より持ちかけられたとき,熱い想いを抱き,早速,シリーズの構想に着手しました.アスリートへのリハビリテーション,リコンディショニングを効率よく行っていくために「いま必要な知識は何か? 整理すべき項目と方法は?」それらを考慮しつつ,企画会議を重ねてまいりました.

本シリーズは,わが国の関連書籍でこれまで目にすることがなかったリコンディショニングという用語を書名に含めております.書名を考えるにあたり,数多くの候補があがりました.アスレティックリハビリテーションに関係する名称が多くあがったなか,この名称に決めるに至ったのは,われわれの専門であるスポーツ医・科学分野への社会からの要望を鑑みてのことです.

わが国におけるアスレティックリハビリテーションは,ここ30 年間ほどで進歩し,特にこの10 年間における変化はめざましいものであるようにも思います.これは,医師,理学療法士,アスレティックトレーナー,スポーツ科学者などの専門職種の協力により多くの知見が見出され,その蓄積の結果であり,スポーツ界に大きく貢献してきたことは間違いありません.ここ数年間で,アスリート(広くスポーツの実践者とする)や,指導者など関係者からのわれわれへの期待と要望は変わりつつあります.プレーを継続しながらも,身体の不具合を抱えるアスリートは少なくありません.われわれには,よりよい身体状態で日々のプレイに取り組むためのアプローチを求められることが多くなっています.この傾向は今後ますます高まっていくことと思います.

われわれは,アスリートの身体状態を的確に把握し,問題の改善に安全で効率よい方法をもっての対処が基本となります.本シリーズでは,このような流れと内容のポイントを,読書の皆様に活用されることを意識した内容構成としています.

本シリーズの特徴の一つに,従来は1 冊の本に集約されてきたスポーツ現場で必要とされる知識と技能を,より専門的な区分をもとに巻ごとに配分したことがあげられます.今やリハビリテーションもリコンディショニングも,包括すべき内容の拡大とレベルの高度化に併せて,その専門性が細分化され,専門領域がより明確になってきております.各巻の編集は,その分野に精通する先生にお願いしました.このシリーズがわが国のリハビリテーションとリコンディショニングの分野の発展に貢献することができる手応えを感じています.

最後になりますが,本シリーズの発刊にあたり,ご編集・ご執筆の労をいただいたすべての先生方,また企画・編集にご尽力された中村晴彦氏に深謝いたします.


小林 寛和・福林 徹

目次

I.ランニング障害に関係する構造と機能

1.体幹・骨盤帯・股関節・大腿部の構造と機能

2.膝関節の構造と機能

3.下腿部・足関節・足部の構造と機能

II.ランニング動作の解析

1.ランニング動作のバイオメカニクス

2.ランニング動作と関節運動連鎖

III.ランニング障害の発生メカニズム

1.ランニング動作からみた障害発生

2.ランニング量からみた障害発生

3.ランニング環境からみた障害発生

IV.理解しておくべきランニング障害の基礎知識

1.ランニング障害の病態・診断・治療

2.体幹・骨盤帯・股関節のランニング障害-その病態と治療方法

3.大腿部のランニング障害-その病態と治療方法

4.膝のランニング障害-その病態と治療方法

5.下腿部のランニング障害-その病態と治療方法

6.足のランニング障害-その病態と治療方法

7.下肢の疲労骨折-その病態と治療方法

V.リハビリテーションとリコンディショニングの実際

1.ランニング障害へのリハビリテーションとリコンディショニング

2.体幹・骨盤帯・股関節のランニング障害へのリハビリテーションとリコンディショニング

3.大腿部のランニング障害へのリハビリテーションとリコンディショニング

4.膝のランニング障害へのリハビリテーションとリコンディショニング

5.下腿部のランニング障害へのリハビリテーションとリコンディショニング

6.足のランニング障害へのリハビリテーションとリコンディショニング

 [コラム]ランニング障害における評価法:PF障害・膝蓋靱帯炎

 [コラム]ランニング障害における評価法:腸脛靱帯炎

 [コラム]ランニング障害における評価法:足関節背屈制限(D point)

VI.ランニング障害の予防に活かす基礎知識

1.ランナーへの徒手療法-競技現場での対応

2.ランナーへの徒手療法-医療機関での対応

3.ランナーへの足底挿板療法-入谷式足底板

4.ランナーへの足底挿板療法-一体成形型の足底挿板

5.ランニングシューズの選び方

6.ランニング環境の選び方

VII.各種のランニング動作への対応-競技現場におけるランニング障害からの復帰-

1.長距離系・持久系ランニング

2.短距離系・瞬発系ランニング

3.球技系ランニング

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書籍情報

  • ISBN:9784830651786
  • ページ数:280頁
  • 書籍発行日:2012年9月
  • 電子版発売日:2022年7月29日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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