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- Skill-UPリハビリテーション&リコンディショニング アスリートのリハビリテーションとリコンディショニング [下巻]プログラミングの実際と手法の活用
商品情報
内容
「アスリートのリハビリテーションとリコンディショニング 下巻」では,上巻の内容を医療・競技現場で活用するために必要となるプログラミングの進め方と手法の実際を解説.エクササイズと物理療法・徒手療法の進め方,およびテーピングと足底挿板・補装具などの使い方を軸に構成されている.各項目はその分野の第一人者が担当しており,ベーシックな知見から実践で役立つコツやポイントまで幅広く網羅されている.
あわせて読む → 「Skill-Upリハビリテーション&リコンディショニング」シリーズ
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序文
序文
このたび『Skill-Up リハビリテーション&リコンディショニング』シリ-ズが上梓される運びとなりました.
本書の企画を文光堂より持ちかけられたとき,熱い想いを抱き,早速,シリーズの構想に着手しました.アスリートへのリハビリテーション,リコンディショニングを効率よく行っていくために「いま必要な知識は何か? 整理すべき項目と方法は?」それらを考慮しつつ,企画会議を重ねてまいりました.
本シリーズは,わが国の関連書籍でこれまで目にすることがなかったリコンディショニングという用語を書名に含めております.書名を考えるにあたり,数多くの候補があがりました.アスレティックリハビリテーションに関係する名称が多くあがったなか,この名称に決めるに至ったのは,われわれの専門であるスポーツ医・科学分野への社会からの要望を鑑みてのことです.
わが国におけるアスレティックリハビリテーションは,ここ30 年間ほどで進歩し,特にこの10 年間における変化はめざましいものであるようにも思います.これは,医師,理学療法士,アスレティックトレーナー,スポーツ科学者などの専門職種の協力により多くの知見が見出され,その蓄積の結果であり,スポーツ界に大きく貢献してきたことは間違いありません.
ここ数年間で,アスリート(広くスポーツの実践者とする)や,指導者など関係者からのわれわれへの期待と要望は変わりつつあります.プレーを継続しながらも,身体の不具合を抱えるアスリートは少なくありません.われわれには,よりよい身体状態で日々のプレイに取り組むためのアプローチを求められることが多くなっています.この傾向は今後ますます高まっていくことと思います.われわれは,アスリートの身体状態を的確に把握し,問題の改善に安全で効率よい方法をもっての対処が基本となります.本シリーズでは,このような流れと内容のポイントを,読書の皆様に活用されることを意識した内容構成としています.
本シリーズの特徴の一つに,従来は1 冊の本に集約されてきたスポーツ現場で必要とされる知識と技能を,より専門的な区分をもとに巻ごとに配分したことがあげられます.今やリハビリテーションもリコンディショニングも,包括すべき内容の拡大とレベルの高度化に併せて,その専門性が細分化され,専門領域がより明確になってきております.各巻の編集は,その分野に精通する先生にお願いしました.このシリーズがわが国のリハビリテーションとリコンディショニングの分野の発展に貢献することができる手応えを感じています.
最後になりますが,本シリーズの発刊にあたり,ご編集・ご執筆の労をいただいたすべての先生方,また企
画・編集にご尽力された中村晴彦氏に深謝いたします.
小林 寛和・福林 徹
目次
I.リハビリテーションとリコンディショニングのプログラミングと計画
1.リハビリテーションとリコンディショニングの指導と実践にあたって
2.リハビリテーションとリコンディショニングの計画と立案にあたって
II.リハビリテーションとリコンディショニングに必要なコーチングスキル
1.コーチングとコーチングスキルの考え方と実際
III.リハビリテーションとリコンディショニングの手法
1.エクササイズ-機能の改善・向上を目指したアプローチ-
①エクササイズの考え方
②各種アプローチにあたっての機能評価結果の活用
③筋力-外傷部位以外への対応
④筋力-外傷部位への対応
⑤関節可動域・柔軟性
⑥バランス
⑦全身持久力
⑧身体組成管理
⑨疲労回復
⑩各種エクササイズ
2.外傷・障害予防を目的とした動きづくり
①走動作
②跳動作
③方向転換動作
④投動作
⑤あたり動作
⑥蹴動作
⑦泳動作
⑧滑動作
⑨打動作
3.物理療法
①物理療法の考え方
②温熱療法
③寒冷療法
④各種電気療法
⑤超音波療法
⑥水治療法
⑦特殊な物理療法
4.徒手的アプローチ
①徒手的アプローチの考え方
②リハビリテーションとリコンディショニングで用いられる徒手的アプローチ
③スポーツマッサージ
④各種の徒手的アプローチ
5.テーピング
①テーピングの考え方
②スポーツ現場におけるテーピングの活用
③足関節・足部
④膝関節
⑤肘関節
⑥肩関節
6.足底挿板
①足底挿板の考え方
②足底挿板の種類
7.補装具
①補装具使用の考え方
②スポーツ現場における補装具の活用方法
③足・膝関節装具
④腰部・頚部装具
⑤その他の補装具
8.競技スポーツの現場におけるリハビリテーション&リコンディショニングの実際
①サッカー日本代表チーム
②バスケット日本代表チーム
③ラグビー日本代表チーム
④ハンドボール日本代表チーム
⑤水泳日本代表チーム
⑥テニス
⑦スキー
⑧陸上競技
IV.スポーツ外傷・障害の発生に関する統計調査
1.スポーツ外傷・障害の発生に関する統計調査
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書籍情報
- ISBN:9784830651687
- ページ数:360頁
- 書籍発行日:2012年5月
- 電子版発売日:2022年8月24日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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