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- 高齢者診療で身体診察を強力な武器にするためのエビデンス 第2版
商品情報
内容
●オールカラーページ。グラフや表が活用され、特に表はエビデンスの質に応じた色付けがされているので、高齢者の身体診察に関するエビデンスが「見える」ようになっています。
エビデンスに基づいた高齢者の身体診察3大メリット
●取りづらい病歴を補うことができる
●「早く、安く、痛くない」医療を提供できる
●検査を減らすことができる
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序文
第2版序文
「超々高齢社会」と「後期高齢社会」
「高齢化社会」とは、人口に占める高齢者(65 歳以上)の割合が7%を超えている状態をいいます。日本が高齢化社会に突入したのは、1970 年でした。1994 年には高齢化率は14%を超え高齢社会を迎えました。2007 年についに高齢化率が21%を超え、日本は超高齢社会に突入しました。このような時代背景をもとに2014 年に本書『高齢者診療で身体診察を強力な武器にするためのエビデンス』の第1 版を刊行しました。当時と比較して日本の人口分布はどうなったでしょうか。2014 年(図白抜き)と比較して2019 年(図塗りつぶし)には65 歳以上の高齢者の人口はさらに増加し、45 歳以下の若年者が減少し
ています。現在の高齢化率は28.44%です。高齢化社会、高齢社会、超高齢社会が7%ルールで命名されていることから考えると、新たに「超々高齢社会」と名付けるべき状態です。また75 歳以上の比率は14.66%です。これも例えるならば「後期高齢社会」と言うべきかもしれません。第2 版では「超々高齢社会」「後期高齢社会」をどう乗り切るか、そのヒントを得るためにより広い視点で高齢者を捉え直し、エビデンスを再検索し執筆しました。
第1 版では高齢者診療に携わる若手医師のために、高齢者への身体診察に関するエビデンスをまとめました。発刊後に驚いたことは、研修医のみならずベテラン医師、看護師、介護士からも多くの反響をいただいたことです。ときには患者さんの家族が購入し、敗血症の早期発見に役立てていただきました。この度の改訂によりさらに多くの人々のお役に立つことができたならば、執筆者としては望外の喜びです。
2020 年7 月吉日
上田剛士
目次
1 加齢か? 病気か?
2 何歳からが高齢者か
3 感染症総論
4 敗血症の予後は皮膚でわかる
5 気道感染症
6 摂食・嚥下評価
7 尿路感染症
8 急性腹症
9 入院患者における発熱
10 不明熱
11 肺音の聴診
12 心雑音
13 呼吸不全
14 心不全
15 慢性閉塞性肺疾患
16 脱水
17 意識障害
18 せん妄
19 頭痛
20 歩行障害
21 パーキンソン症候群
22 認知症
23 脳血管障害
24 転倒・骨折
25 失神
26 入浴中突然死症候群
27 膠原病
28 かゆみ
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書籍情報
- ISBN:9784990950590
- ページ数:238頁
- 書籍発行日:2020年11月
- 電子版発売日:2022年9月30日
- 判:単行本
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:2
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