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臨牀消化器内科 2022 Vol.37 No.11 外来で行う消化器がん薬物療法のコツ-専門医からのアドバイス
臨牀消化器内科編集委員会 (編) / 日本メディカルセンター
商品情報
内容
近年,多くのがん薬物療法が“入院から外来へ”移行しつつある.
本特集には,医療の質と患者満足度の高いがん薬物療法を外来で行うエッセンスがちりばめられている.
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序文
巻頭言
本邦では,現在2人に1人が「がん」に罹患し,3人に1人が「がん」で死亡するといわれています.このことは,周術期の補助化学療法を含めると,日本人の少なくとも3人に1人以上が一生に一度は抗がん薬治療を受けることを意味し,薬物療法を適切に行うことはきわめて重要であることはいうまでもありません.
しかし,抗がん薬の効果や副作用の出方には個人差があります.個々の患者に対して,大きな効果が期待できる抗がん薬を選択し,重篤な副作用が回避できる個別化医療が理想ですが,実際には消化器がんでは個別化医療はきわめて限定されており,ほとんどの薬物療法は多くの患者が参加した臨床試験結果に基づいて確率論的に「最善である」と考えられる治療法を選択せざるをえません.
一般的に,新規抗がん薬治療の開発は,第Ⅰ相試験で用量・用法を推定し,第Ⅱ相段階で腫瘍縮小効果などの短期成績が評価され,第Ⅲ相試験において従来の治療法と比較されます.第Ⅲ相試験でなんらかのメリットが示されると薬事承認され,その後にも治療の最適化を求めた臨床試験が行われています.これらの臨床試験によって「最善(best available)の結果である」と評価されたものが「標準治療」と認識され,実地医療で広く用いられています.ガイドラインでは,各がん種でさまざまな状況に応じた「標準治療」が推奨されていますが,標準治療が比較試験で示した「最善の結果」を目の前の患者に再現させることが「evidencebased medicine(EBM)」の基本理念であり,そのためには,各薬物療法の用法・用量だけではなく,それぞれの臨床試験で用いられた投与規準,減量規準や休止規準,支持療法も遵守することが求められます.さらに医療現場では,臨床試験のプロトコールを超えたところでも,個々の患者でみられた効果や副作用に対して臨機応変な対応が必要です.
朴 成和
東京大学医科学研究所附属病院腫瘍・総合内科
目次
【特集目次】「外来で行う消化器がん薬物療法のコツ-専門医からのアドバイス」
巻頭言: /朴 成和
1 .がん診療におけるがん薬物療法の位置づけ
(1)食道がん/高見澤重賢,加藤 健 他
(2)胃がん/大村 洋文,馬場 英司 他
(3)大腸がん/松原 裕樹,室 圭
(4)肝臓がん/澁木 太郎,池田 公史
(5)膵臓がん/奥坂 拓志
(6)胆道がん/佐々木 隆
2 .外来療法中の悪心・嘔吐,発熱,ポート管理/前田 修
3 .外来で施行可能な最新レジメンと最適な患者管理
(1) 経口フッ化ピリミジン系薬物,FTD/TPI使用レジメン/水上 拓郎,内野 慶太
(2)プラチナ系薬物使用レジメン/稲垣 千晶,川上 尚人
(3)タキサン系薬物使用レジメン/杉浦 徳子,原 浩樹
(4)イリノテカン系薬物使用レジメン/下嵜啓太郎,高張 大亮
(5)ゲムシタビン使用レジメン/石垣 和祥
(6)血管新生阻害薬使用レジメン/梶原 猛史,仁科 智裕
(7)抗EGFR,抗HER2抗体薬使用レジメン/石塚 保亘,佐藤 太郎 他
(8)キナーゼ阻害薬使用における有害事象/原田 一顕,小松 嘉人
(9)免疫チェックポイント阻害薬使用レジメン/岡野 尚弘,長島 文夫 他
[連 載]
「胃炎の京都分類」の使い方 第4回
びまん性発赤の内視鏡診断/小野 尚子 他
〔連 載〕
大腸ポリープに挑む 第5回
第5回 大腸ポリープの診断・治療アルゴリズム
10 mm未満の大腸ポリープに対するCold polypectomyとEMRの使い分けを中心に/浦岡 俊夫 他
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書籍情報
- ISBN:9784004003711
- ページ数:128頁
- 書籍発行日:2022年9月
- 電子版発売日:2022年9月21日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:2
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