臨床栄養143巻7号 栄養管理プロセス(NCP)―連携を深化させるための導入・実践ガイド

  • ページ数 : 128頁
  • 書籍発行日 : 2023年12月
  • 電子版発売日 : 2023年12月17日
¥1,870(税込)
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商品情報

内容

●栄養・食事療法の効果を高め,栄養診断を標準化するために,医療機関で勤務する管理栄養士・栄養士のカルテ記載を推進し,また記載にあたっては「栄養管理プロセス(nutrition care process;NCP)を普及させていくことが重要です.
●管理栄養士養成課程において,NCPがコアカリキュラムへ導入されたことにより,今後,臨床現場ではNCPによる標準化が図られていくと考えられます.
●本特集では,「栄養管理プロセス(NCP)―連携を深化させるための導入・実践ガイド」と題して,導入したくてもどのようなものかわからないという疑問を解消し,導入施設における事例や症例別の具体例も加えて,わかりやすく解説しています.

序文

特集にあたって

なぜいま,栄養管理プロセスが管理栄養士スキルで必要なのか医師が行う医療診断は,卒前・卒後教育を通して,診断基準に沿った教育や研修が行われており,カルテ記載について標準化が図られています.他方,管理栄養士が行う栄養診断(栄養状態の評価・判定)に関して,その方法や標準化に関する議論が不十分であるため,同一対象者に対する評価・判定が,管理栄養士個々で異なっている状態も散見されます.このことは患者・対象者が不利益を被ることはもちろんですが,栄養・食事療法の効果を低下させる原因にもなりえると考えられます.これら栄養診断を標準化するという観点で,まずは医療機関で働く管理栄養士・栄養士のカルテ記載を推進し,記載にあたっては栄養管理プロセス(nutrition care process:NCP)を普及させていくことが重要です.管理栄養士養成課程においては,NCP がコアカリキュラムに導入されたことにより,今後,臨床現場におけるNCP による標準化が図られていくものと考えています.

データヘルス改革により,今後,国民の「保健・医療・介護」に関する情報は一体的に管理されていくことが予想されます.たとえば,病院を受診し,栄養食事指導を受けた際にこれらの情報が国民のもつファイルへ上書きされ,それらが国のビックデータとして活用がされます.そのときにそれぞれの管理栄養士の記載が標準化されていなければ,栄養・食事療法の効果についての正確なアウトカムがまとまらず,診療報酬改定等で管理栄養士・栄養士の評価項目について,議論すらできない状況になります.そうなれば,栄養食事療法の必要性についても疑問がもたれ,管理栄養士の存在価値低下にもつながるといっても過言ではありません.

今回の特集はNCP の概要をはじめ,「導入したくてもどのようなものかわからない」といった疑問が解消できるよう,導入施設における事例や症例別の具体例も加えて解説しています.皆様の普段の業務にNCP が活用できるようになれば,栄養管理の標準化を通じて,患者・対象者利益につながると確信しています.ぜひともご一読いただき,普段の業務の一助になれば幸いです.


武蔵野赤十字病院 栄養課/日本栄養士会(常任理事)
原 純也

目次

特集 栄養管理プロセス(NCP)―連携を深化させるための導入・実践ガイド

 特集にあたって(原 純也)

 データヘルス改革・医療DX―管理栄養士・栄養士の業務から(利光久美子)

 栄養管理プロセスの意義―栄養介入の標準化を実現しエビデンスの構築をめざす(渡邉啓子)

 栄養管理プロセスの記録のポイント(片桐義範)

 栄養管理プロセスの記録の課題─栄養管理をSOAP&PESに落とし込むための提案(清水 亮)

【NCP導入施設事例】

 済生会熊本病院におけるNCP導入の取り組みと効果(山室伊吹・他)

 前橋赤十字病院におけるNCP導入の取り組みと効果(阿部克幸)

 [Column]実臨床でPESを実践するコツ(徳丸季聡)

【症例編】

 腎疾患患者の記載例(徳丸季聡)

 がん患者の記載例(鈴木達郎)

 在宅患者の記載例(米原恭子)

巻頭カラー

 新時代のオーダーメイド型栄養学―精密栄養学

 (眞田喬行・國澤 純)

活動レポート 栄養ケア・ステーション

 認定栄養ケア・ステーションけめとも

 (小林千晴)

ぷろらぼ 研究室で学んでみませんか

 臨床や地域における「対象者視点」の支援を行動科学などを用いて考える

 新潟県立大学大学院

 健康栄養学研究科 玉浦研究室

座談会 リハ栄養診断推論を究める! 誌上ケースカンファレンス〈最終回〉

 臨床栄養分野における臨床推論・診断推論のこれから

 ―管理栄養士による実践・教育・研究の普及をめざして

 (若林秀隆・小坂鎮太郎・小蔵要司・西岡心大)

スポット

 NST活動におけるリハスタッフによる低栄養リスク者抽出とその着眼ポイント(折内英則・他)

 「代謝的に健康な肥満」とは(土屋恭一郎)

連載

代謝からみた 身体活動&栄養のサイエンス最前線(6)

 サルコペニア:骨格筋の量と質に着目して(山田陽介)

Case Reportに学ぶ 摂食嚥下障害の栄養アセスメントと介入のコツ(15)

 新型コロナウイルス感染症の重症化にともない嚥下困難をきたした患者が多職種連携により経口摂取に移行できた一例(土井千代美)

宮島流! 病棟栄養士のためのケースカンファレンス活用術〈最終回〉

 CASE 24 フィジカルアセスメント(宮島 功)

Medical Nutritionist養成講座(72)

 脂肪乳剤の投与速度,投与量,投与経路(井上善文)

ORIGAMI ART―食に活かすおりがみ/食の教養

 ラディッシュ(西田良子・上田浩史)

こんだてじまん

 じまんの一品料理 カレイのマリネ

 東邦大学医療センター大森病院

 (古田 雅・他)

News & Information

 日本栄養士会医療職域 第43回食事療法学会開催のご案内(石岡拓得)

 自治体病院 第61回全国自治体病院学会in北海道の報告(関川由美)

 精神科病院 全国精神科栄養士協会 第18回NNPセミナーin沖縄 開催のご案内(高橋俊裕)

 厚生労働省・消費者庁 「今後のがん研究のあり方に関する有識者会議報告書」の公表・他

 おしらせ 第13回日本リハビリテーション栄養学会学術集会・他

 REMARKS―編集委員のひとこと

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書籍情報

  • ISBN:9784006414307
  • ページ数:128頁
  • 書籍発行日:2023年12月
  • 電子版発売日:2023年12月17日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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