• m3.com 電子書籍
  • ICUとCCU 2023年3月号(Vol.47 No.3)【特集】集中治療:進歩と未来~50年を振りかえって~

ICUとCCU 2023年3月号(Vol.47 No.3)【特集】集中治療:進歩と未来~50年を振りかえって~

  • ページ数 : 92頁
  • 書籍発行日 : 2023年3月
  • 電子版発売日 : 2023年5月2日
3,410
(税込)
m3.com 電子書籍ポイント: 62pt ( 2 %)
m3ポイント:1%相当 point-info
今すぐ立ち読み
今すぐ立ち読み

商品情報

内容

【特集】集中治療:進歩と未来~50年を振りかえって~
急性呼吸不全:病態生理の解明と治療戦略の進歩と未来/難治性心不全:病態生理の理解と治療戦略の進歩と未来/循重症頭部外傷:病態生理の解明と治療戦略の進歩と未来 ほか

≫ 「ICUとCCU」最新号・バックナンバーはこちら
ICUとCCU(2023年・定期購読)受付中!

※本製品はPCでの閲覧も可能です。
製品のご購入後、「購入済ライセンス一覧」より、オンライン環境で閲覧可能なPDF版をご覧いただけます。詳細はこちらでご確認ください。
推奨ブラウザ: Firefox 最新版 / Google Chrome 最新版 / Safari 最新版

序文

特集にあたって

集中治療の始まりの1 つは,ポリオの大流行があった1950 年代のデンマーク・コペンハーゲンであったとされる。わが国でも1960 年代半ばからICU が全国の大学を中心に開設されるようになった。1974 年2 月9 日に第1 回ICU 研究会が行われ,日本集中治療医学会へと発展した。集中治療は,この半世紀の間に,さまざまなライフサポート器機・モニタリング器機の開発,病態の解明,創薬,治療法の進歩により,従来では救命困難であった重症患者において,延命から救命へそして社会復帰へと進歩を遂げてきている。

本誌は,かつて,日本集中治療医学会の準機関誌であった。日本集中治療医学会が,50 周年を向かえるにあたり,集中治療の黎明期から半世紀における集中治療のこれまでの進歩と未来像をそれぞれの領域の第一人者に語って頂きたく,特集企画とした。

まず,最初に,前澤貴先生らに,ARDS の傷害メカニズムと治療法さらには近年取り組まれている個別化医療についてもまとめて頂いた。専門家が読んでも満足できる大作となっている。次に,佐藤直樹先生に,難治性心不全についてまとめて頂いた。予後改善の鍵となる的確な病態把握,病態に応じた薬物治療および補助循環導入について,今後の展望も含め述べて頂いた。近年の神経集中治療の発展は目覚ましい。頭部外傷の複雑な病態生理の解明と治療戦略の進歩と未来について黒田泰弘先生にまとめて頂いた。急性腎障害は,頻繁に生じ予後を左右する。病態生理の解明が進む一方で,治療戦略に対する議論も尽きない。今後の展望も含め土井研人先生に解説をして頂いた。敗血症は,数多くの基礎的研究・臨床研究が行われ,診療ガイドラインも更新されているが,まだまだ解明すべき点も多い。松田直之先生に,病態生理の解明と治療戦略の進歩と未来について解説を頂いた。集中治療領域の栄養管理の重要性が認識されて久しいが,近年,マイクロバイオータが注目されている。中西信人先生らにマイクロバイオータとCritical Care Nutrition のパラダイムシフトと未来についてまとめて頂いた。少子高齢化にあって,小児集中治療の重要性は論を俟たない。日本の小児集中治療における現状と課題について,竹内宗之先生らにまとめて頂いた。現代の集中治療の目的は,救命はもとより,社会復帰を目的としている。PICS とその周辺・終末期医療についての現状と展望について卯野木健先生に述べて頂いた。集中治療はその成り立ちから,多職種連携のチーム医療によって成り立っている。近年重要視されているタスクシフト・タスクシェアも絡めて,河合佑亮先生にまとめて頂いた。集中治療医療提供体制の均てん化は重要な課題である。この解決策の1 つとして,遠隔ICUが世界中で広まりつつある。現状と課題について橋本悟先生らに解説を頂いた。多忙な先生方にご無理をお願いし,執筆を頂いた。お陰様で,集中治療の50 年の歴史を振りかえり,明日からの集中治療を考える特集となったことにこの場を借りて改めて感謝する次第である。


藤田医科大学医学部麻酔・侵襲制御医学講座(〒470-1101 豊明市沓掛町田楽ヶ窪1-98)
ICU とCCU 47(3):147,2023


西田 修

目次

特集 集中治療:進歩と未来~50年を振りかえって~

特集にあたって

 西田  修

急性呼吸不全:病態生理の解明と治療戦略の進歩と未来

 前澤  貴・吉田 健史

難治性心不全:病態生理の理解と治療戦略の進歩と未来

 佐藤 直樹

重症頭部外傷:病態生理の解明と治療戦略の進歩と未来

 黒田 泰弘・河北 賢哉

急性腎障害:病態生理の解明と治療戦略の進歩と未来

 土井 研人

敗血症・敗血症性ショック:病態生理の解明と治療戦略の進歩と未来

 松田 直之

マイクロバイオータとCritical Care Nutrition:栄養管理のパラダイムシフトと未来

 中西 信人・小谷 穣治

日本の小児集中治療:現状と課題

 竹内 宗之・黒澤 寛史

PICSとその周辺・終末期医療:現状と展望

 卯野木 健

多職種連携:チーム医療とタスク・シフト/シェアの歴史と展望

 河合 佑亮・西田  修

遠隔ICU:現状と展望

 橋本  悟・高木 俊介・大下慎一郎・小谷  透

便利機能

  • 対応
  • 一部対応
  • 未対応
便利機能アイコン説明
  • 全文・
    串刺検索
  • 目次・
    索引リンク
  • PCブラウザ閲覧
  • メモ・付箋
  • PubMed
    リンク
  • 動画再生
  • 音声再生
  • 今日の治療薬リンク
  • イヤーノートリンク
  • 南山堂医学
    大辞典
    リンク
  • 対応
  • 一部対応
  • 未対応

対応機種

  • ios icon

    iOS 最新バージョンのOSをご利用ください

    外部メモリ:4.9MB以上(インストール時:13.0MB以上)

    ダウンロード時に必要なメモリ:19.7MB以上

  • android icon

    AndroidOS 最新バージョンのOSをご利用ください

    外部メモリ:4.9MB以上(インストール時:13.0MB以上)

    ダウンロード時に必要なメモリ:19.7MB以上

  • コンテンツのインストールにあたり、無線LANへの接続環境が必要です(3G回線によるインストールも可能ですが、データ量の多い通信のため、通信料が高額となりますので、無線LANを推奨しております)。
  • コンテンツの使用にあたり、m3.com電子書籍アプリが必要です。 導入方法の詳細はこちら
  • Appleロゴは、Apple Inc.の商標です。
  • Androidロゴは Google LLC の商標です。

書籍情報

  • ISBN:9784019004703
  • ページ数:92頁
  • 書籍発行日:2023年3月
  • 電子版発売日:2023年5月2日
  • 判:A4判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

まだ投稿されていません

特記事項

※ご入金確認後、メールにてご案内するダウンロード方法によりダウンロードしていただくとご使用いただけます。

※コンテンツの使用にあたり、m3.com 電子書籍が必要です。

※eBook版は、書籍の体裁そのままで表示しますので、ディスプレイサイズが7インチ以上の端末でのご使用を推奨します。