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Visual Dermatology Vol.21 No.4(2022年4月号)フレッシャーズ特集:後期研修医が知っておくべき皮膚科診療3つのポイント

  • ISBN : 9784059883142
  • ページ数 : 106頁
  • 書籍発行日 : 2022年3月
  • 電子版発売日 : 2023年1月18日
  • 判 : A5判
  • 種別 : eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数 : 3
販売価格 (ダウンロード販売)
¥3,080 (税込)
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商品情報

本特集では、「皮膚の見方」「病理の見方」「アトピー性皮膚炎」など皮膚科診療の各分野でまずは知っておくべき『3つのポイント』を紹介しわかりやすく解説。皮膚科学を学ぶための導入およびベテランの復習に最適必携の特集!

※本製品はPCでの閲覧も可能です。
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■ 序文

羅針盤:守・破・離


皮膚科はカバーしている分野が膨大だ.診断,病理,治療をはじめ,爪切りなどの小さな手技から皮弁を含む手術まで,人によっては基礎研究も行うだろう.これだけたくさんの分野をすべてマスターするのはほぼ不可能に近い.

*   *   *

皮膚科一年目,私は大学病院で研修を行い,一般診療をどうすればいいか悩んだ時期があった.大学で普段診ている患者は,悪性腫瘍や水疱症,診断や治療に苦慮する皮膚疾患ばかりでバイト先でみるcommon diseaseと明らかに違う分野だと感じたからだ.外勤先では,なんとなく診断をつけ,なんとなく薬をだす.1人ですべてやるものだから正解かどうかわからない.もしかしたらもっと良い方法があるかもしれないが,それを知る由もない.孤独な外来で身についたのは「確かな腕」ではなく,あっているかどうかわからないがなんとかする「慣れ」であった.

このままでは5年後も10年後も不安なまま皮膚科診療を続けることとなる.そう思ったときに出会った言葉が「守・破・離」である.

守・破・離とは,茶道などの修業における段階を示したものだ.「守」は,師匠の教えや型を忠実に守り,確実に身につける段階.「破」は,他の師匠の教えについても学び,良いものを取り入れ発展させる段階.「離」は,師匠から離れ,独自の新しいものを生み出し確立させる段階を指す.

私は性格上,「守」を蔑ろにし「破」から開始してすぐ「離」を目指してしまいがちだった.そこで2年目は徹底的に「守」を意識して研修に取り組んだ.派遣先の皮膚科診療をすべて真似することにしたのだ.部長の問診の取り方,薬の選び方,患者さんへの説明,日常診療の手技.ときどき疑問に思うこともあったが,まずは「守」を徹底した.その結果,2年間の研修を終えたときに臨床の軸が自分の中にできていた.このことは,その後の皮膚科人生に大きな影響を与えている.

*   *   *

自分に何が向いているのかは実際にやってみないとわからない.例えば,私は皮膚科医になった直後,手術と病理ができるようになりたいと思い,目標を紙にまで書いた.あれから20年近く経ち,手術はほとんどしなくなったし病理はどちらかというと苦手な方だ.

私を知っている人は意外だろうが,研究に対しても苦手意識が強い.これは周りに自分よりうんと優秀な人が多かったのも一つの要因だと思う.

ただ,苦しみながらも英語論文を書くことはできる.

まだまだ下手くそだが,一般的なレベルで見れば論文を書ける部類に入るだろう.これも前職で徹底的にボスの教えを守ったおかげが大きい.できることとできないことの違いは,私の場合,「守」を実践するための師匠がいたかどうかによる.

皮膚科フレッシャーズの皆さんには,まずは師匠を決め,徹底的にその人から学んでほしいと思う.今回の特集号では,さまざまな分野でのエキスパートに初学者向けの解説をお願いした.学問としての入り口として「守」を実践し,この先の皮膚科人生を実りあるものにしていただきたい.


大塚 篤司
近畿大学医学部大学院医学研究科皮膚科学教室 主任教授

■ 目次

羅針盤

守・破・離/大塚 篤司

総論

接触皮膚炎の病態と免疫学/大塚 篤司

Part1. 皮膚科診察の基本

解説1 後期研修医が知っておくべき「皮膚の見方」3つのポイント/宇原 久

解説2 後期研修医が知っておくべき「炎症性皮膚疾患の病理」3つのポイント/臼居 駿也

解説3 後期研修医が知っておくべき「真菌検査」3つのポイント/竹田 公信

解説4 後期研修医が知っておくべき「皮膚生検」3つのポイント/小森 崇矢

解説5 後期研修医が知っておくべき「ステロイド外用薬の使い方」3つのポイント/井川 健

解説6 後期研修医が知っておくべき「ステロイド内服薬の使い方」3つのポイント/栁原 茂人

解説7 後期研修医が知っておくべき「紫外線治療」3つのポイント/西田 絵美

Part2. 皮膚疾患の基本

解説8 後期研修医が知っておくべき「アトピー性皮膚炎」3つのポイント/大塚 篤司

解説9 後期研修医が知っておくべき「乾癬」3つのポイント/加藤 麻衣子

解説10 後期研修医が知っておくべき「メラノーマ」3つのポイント/福島 聡

解説11 後期研修医が知っておくべき「帯状疱疹」3つのポイント/渡辺 大輔

解説12 後期研修医が知っておくべき「水疱性類天疱瘡」3つのポイント/氏家 英之

解説13 後期研修医が知っておくべき「強皮症」3つのポイント/堀井 幹喜,伏田 奈津美,松下 貴史

解説14 後期研修医が知っておくべき「にきび」3つのポイント/黒川 一郎

解説15 後期研修医が知っておくべき「脱毛症」3つのポイント/伊藤 泰介

解説16 後期研修医が知っておくべき「薬疹」3つのポイント/野村 尚史

解説17 後期研修医が知っておくべき「爪疾患の診断と治療」3つのポイント/東 禹彦

解説18 後期研修医が知っておくべき「蕁麻疹」3つのポイント/千貫 祐子

【連載】

即答組織診断!/常深 祐一郎

Your Diagnosis?

4月号の出題/遠藤 雄一郎

2月号の解答/福井 伶奈,梅本 尚可

神人・貴志・江藤のVisual Dermaゴロジー(第21回)「“モデル 玄人 プロ エステ 安定 下手下手 楽 エステ プロ エステ”」/神人 正寿,貴志 知生,江藤 隆史

【エッセイ&コラム】

Photo Essay 241「水ぬるむ」/塚谷 裕一

コラム 「散髪に行けない」/小野 友道

市場を歩く 190「ドイツ古城」/金子 健彦

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