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レジデントノート増刊 Vol.24 No.17 救急・当直で突然出会う 眼科・耳鼻咽喉科・口腔外科・泌尿器科の疾患の診かたを専門医が教えます

  • ページ数 : 210頁
  • 書籍発行日 : 2023年1月
  • 電子版発売日 : 2023年1月12日
¥5,170(税込)
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商品情報

内容

専門外でも慌てない!救急・当直・病棟でよく出会う,眼・耳鼻のど・口・泌尿器疾患の初期対応をまとめました.緊急度の判断と専門医へ依頼するボーダーラインやコンサルトで伝えるべき内容についても解説.

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序文

患者さんの体は科を選んで悪くなるわけではない.内科をローテーションしているときの担当患者さんに味覚異常,頻尿,花粉症について相談されたり,尿道バルーンを抜去した後から尿が出なくなって困ったり,といった経験を皆さんおもちなのではないだろうか? 筆者は,総合病院に勤務しているので,すぐに専門医に相談してしまうのだが,内心では「自分の患者さんの抱えるトラブルにすぐに対応できない自分」に医師としての無力感やもどかしさを感じることが多い.

一方で,例えば前立腺肥大に対して自分自身で処方した薬剤が著効して患者さんに感激されたり,味覚異常の患者さんのビタミン欠乏を見つけ出して治療できたときなどには,小さくガッツボーズをしたくなるような,とても嬉しい気持ちになる.案外そんなことが患者さんにとっても印象に残るようである.恥ずかしながら,筆者が医師になってから患者さんに一番喜ばれた治療は「摘便」である.呼吸器内科をローテーション中に受け持った末期の肺がんの患者さんが便秘で苦しがっていたので摘便してあげたところ,本当にスッキリしたようで,天使のような笑顔で感謝された(中年男性の顔を見て天使のようだと感じたのはあのときだけだろう).患者さんからはその後も会うたびに摘便のお礼を言われ,病棟の看護師さんたちからは「摘便先生」と(不)名誉な称号で呼ばれるようになったのがレジデント時代の思い出である.

初期臨床研修が必修化されて20年近くが経過し,具体的な目的をもってさまざまな科をローテーションすることで幅広い経験を積み,研修制度をうまく活用できる研修医や専攻医が多くなってきたと感じる.しかし,一方で2〜3年の限られた期間では,希望するすべての診療科をローテーションすることは現実的に難しい.そこで,本書では,眼科,耳鼻咽喉科,口腔外科,泌尿器科について「ローテーションしたらこんなことを研修してほしい」という視点から,特に救急外来や病棟で遭遇すると思われる内容について,各科の専門医の先生方に解説していただいた.

小規模病院や診療所では専門医の先生への相談が難しく,「なんでも一人で対応しなければならない」状況が考えられ,包括性(comprehensibility)が重要となる.この視点からは「専門医にお願いできない状況で行っておくべき基本的なこと」,「専門医に紹介すべき状況」を意識した内容を取り上げている.大規模病院のように専門医に相談できる環境では「なんでも自分でやる必要はない」が,一方でお互いの専門性や知識の違いから生じる「〇〇科からの相談は面倒臭い」,「××科への相談は気が重い」といった医療者同士の人間関係ストレスが生じやすく,協調性(coordination)が重要となる.この観点からは相談相手の専門医が何を重要に考えてどのように患者さんを診ているのかを理解しておくことが重要であり,本書でも「上手なコンサルテーション」について解説している.

どの原稿も執筆者のファンになってしまうほど熱意に溢れた素晴らしい内容である.本書が,医療者が専門領域に囚われることなく,患者さんの抱えるトラブルを解決するという目標を達成するための「痒いところに手が届く」一冊となれば,これ以上嬉しいことはない.


2022年12月

東邦大学医学部総合診療・救急医学講座(大森)
講師佐々木陽典

目次

第1章 眼科

1.研修医が知っておきたい眼科診察のキホン【松村沙衣子】

2.眼科エマージェンシー! こんなときどうする?【熊代 俊】

3.眼科への上手なコンサルテーション【加藤桂子】

4.緑内障にはどう対処したらいい?【内匠秀尚】

5.「目が赤い」患者に出会ったら【岡島行伸】

6.「目が痛い」患者に出会ったら【柿栖康二】

第2章 耳鼻咽喉科

1.研修医が身につけておきたい耳鼻咽喉科診察のキホン【神山和久,井上彰子】

2.気道緊急! こんなときはどうする?【松浦賢太郎】

【Column】いざというときの身近な物品を使った緊急気道確保【佐々木陽典】

3.めまいの上手な診療とコンサルテーション【栁澤佐和子】

【Column】「日本流めまい治療薬」とエビデンス【佐々木陽典】

4.“のど”が痛い! これって危ないやつ!?【溝上大輔】

5.鼻血が止まらない!【長舩大士】

6.つまった! 刺さった! 鼻内・耳内・咽喉頭異物への対応【細野祥子】

7.「耳が痛い」患者に出会ったら【瀧端早紀】

8.難聴への対応【大平真也】

第3章 口腔外科

1.研修医も知っておきたい口腔外科診察のキホン【関谷秀樹】

2.口腔外科・歯科への上手な紹介・コンサルテーション【中村紘彰,兼古晃輔】

3.「歯が痛い」患者に出会ったら【中村一浩,髙橋謙一郎】

4.味覚異常を訴える患者に出会ったら 〜研修医が絶対に押さえたい口腔外科エマージェンシー【髙橋謙一郎】

5.口内炎の患者に出会ったら【兼古晃輔】

6.入れ歯のトラブル! どうしたらいい?【福西佑真,関谷秀樹】

第4章 泌尿器科

1.研修医が身につけておきたい泌尿器科診察のキホン【中島耕一】

2.泌尿器科エマージェンシー! こんなときはどうする?【中島耕一】

3.陰茎・陰嚢のトラブルに出会ったら【中島耕一】

4.尿が出ない! どうしよう?【小林秀行】

5.尿道カテーテル留置と管理のコツとピットフォール【青木 洋】

6.頻尿・尿失禁にはこうやって対応しよう!【大川瑞穂】

7.陰嚢痛の患者に出会ったら【三井要造】

8.血尿の患者への対応【山辺史人】

9.尿が汚れているけど……本当に尿路感染症??【柏木克仁,佐々木陽典】


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書籍情報

  • ISBN:9784758116930
  • ページ数:210頁
  • 書籍発行日:2023年1月
  • 電子版発売日:2023年1月12日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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