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- 血液細胞ノート－形態速習アトラス－
商品情報
内容
血液細胞観察のエキスパートで，学生教育にも長年の経験がある執筆陣による血液形態観察の演習教書．血液細胞の正常像・異常像の典型例を写真で掲げ，観察すべきポイントがシェーマとともに簡潔にわかりやすく解説されたフルカラーアトラス．短時間で用語を含む基本事項を理解できる．臨床検査技師および医師国家試験血液細胞問題を解ける力が身につく細胞学演習に最適の1冊．
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序文
はじめに
診療の場において， 血液学的検査は基本検査の1つであり， 臨床検査技師や血液疾患の診療に携わる医師は血液細胞形態の知識なくしては病気を語れません．細胞形態を学ぶための教科書は数多く存在しています．なかでも国際的に高い評価を受け，また国内で長年愛読されているのは三輪史朗， 渡辺陽之輔著『血液細胞アトラス』（文光堂）です． 日本臨床衛生検査技師会のメンバーとともに， 同書の改訂作業を行い，2004年春に発刊することができましたが，その改訂作業の間に同書を理解しやすくするための血液形態観察の入門書を作成すべきであるとの意見がまとまり，本書の刊行が決定されました．
本書作成に当たり，血液形態観察を学ぼうとする学生のために短時間で用語を含む基本事項を理解できるようにすること，本書を学び終えた段階で『血液細胞アトラス』に移行できるだけの知識を与えること，臨床検査技師および医師の国家試験で出題される血液細胞に関連した問題を解ける程度の力をつけること，検査血液学実習に使える教科書とすること，そして学生が安価に入手できるようにすることが決められました．
執筆に当たられた先生方は血液細胞観察のエキスパートであり，また学生教育にも長年の経験がある方々ばかりですので，今回は読者の期待を裏切ることのない実習用アトラスを作成できたと考えています．
本書を活用されることを期待しています．
2005年4月1日
巽 典之
目次
I．序章
1．血液標本作製法
A．薄層塗抹標本作製法
B．染色法
2．顕微鏡操作法
A．顕微鏡の準備
B．観察手技
C．顕微鏡写真撮影
3．血液細胞観察のための基礎知識
A．塗抹標本全体の観察
B．細胞の基本構造とその呼び方
C．血球形態観察のポイント
D．細胞微細構造観察の実際
II．血液細胞のみかた
1．正常像
A．末梢血
B．骨髄標本であることの確認
C．骨髄赤芽球系
D．骨髄白血球系
E．骨髄巨核球
F．骨髄にみるその他の細胞
2．異常像
A．末梢血赤血球系
B．骨髄赤芽球系
C．白血球の細胞化学
D．末梢血白血球系
E．骨髄球系
F．リンパ球および細網細胞系
G．骨髄異形成症候群
H．リンパ節スタンプ標本など
I．末梢血血小板
J．骨髄巨核球系
K．骨髄転移性腫瘍
L．血液寄生虫疾患
M．血液細胞の人工的変化
III．付録
1．染色体検査
2．フローサイトメトリー
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書籍情報
- ISBN：9784830614187
- ページ数：90頁
- 書籍発行日：2005年4月
- 電子版発売日：2023年2月1日
- 判：B5判
- 種別：eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数：3
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