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- インフェクションコントロール別冊 感染対策のためのサーベイランス まるごとサポートブック 改訂版
インフェクションコントロール別冊 感染対策のためのサーベイランス まるごとサポートブック 改訂版
日本環境感染学会JHAIS委員会 (監) / 藤田 烈 (編著) / メディカ出版
商品情報
内容
コロナ禍を経て、2022年の診療報酬改定によりサーベイランス強化加算が加わり、サーベイランスを実施する施設が増加している。本書では、初心者にも役立つように、サーベイランスの準備からフィードバック方法まで、わかりやすく解説した。「サーベイランスが苦手」というICTや感染管理認定看護師のための一冊。
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序文
編集にあたって
2019年12月に中国に端を発した新型コロナウイルス感染症の世界的な流行は、日本の医療にもきわめて大きな影響を与えました。医療活動のすべてがCOVID-19の影響と制限を受けるなかで、医療の質と安全を支える感染対策活動に、非常に大きな関心が寄せられています。さらに、2022年の診療報酬改定において、感染対策加算の1項目としてサーベイランス強化加算が新設され、医療機関におけるサーベイランス活動が注目されています。
医療関連感染サーベイランスは、感染対策活動の質を継続的に改善するために行う評価活動です。ここで得られる情報は、予防策の導入、定着、変更など、感染対策活動に関するあらゆる場面で、合理的な意思決定を行うための重要な指標となります。感染対策の有効性と合理性を評価し、その質と持続可能性を担保するための重要な活動として、サーベイランス活動は今後さらに多くの医療機関に導入されていくと思われます。
本書は、医療関連感染サーベイランスの基本的な考え方から具体的な方法、実践時に陥りやすいピットフォールとその対策までを分かりやすく説明する入門書として企画されました。さらに、日本の医療関連感染サーベイランスを主導する日本環境感染学会JHAIS委員会による監修を経て、さらに完成度の高い解説書となりました。
本書が、サーベイランスの初学者から経験者の方まで幅広く活用され、医療関連感染サーベイランスを含めた感染対策活動の一助となることを願ってやみません。
最後に、本書の企画・編集・校正にご尽力くださったメディカ出版INFECTIONCONTROL編集室の皆様、監修をお引き受けくださった日本環境感染学会JHAIS委員会の皆様に、紙面を借りて厚くお礼申し上げます。
2022年12月
国際医療福祉大学
藤田 烈
目次
■【List of Basic terms】
はじめに(用語解説)
サーベイランスを始めるならばおさえておきたい 基本用語一覧
【1章】「サーベイランスってなに?」医療関連感染サーベイランス
1 感染対策の評価活動サーベイランスによる質保証の大切さ
2 医療関連感染サーベイランスの主な種類と特徴
【2章】「まずはココから!」サーベイランスの全般的な手順
1 サーベイランス対象と方法の選択
2 データ収集の方法と原則
3 感染率の評価とベンチマーキング
4 サーベイランス計画書の作り方
【3章】「さくさくすすめる!」種類別サーベイランスの方法
1 医療器具関連サーベイランス① BSIサーベイランス
2 医療器具関連サーベイランス② VAPサーベイランス
3 医療器具関連サーベイランス③ VAEサーベイランス
4 医療器具関連サーベイランス④ UTIサーベイランス
5 SSIサーベイランス
6 プロセスサーベイランス
7 病原体サーベイランス─薬剤耐性菌─
8 症候群サーベイランス─上気道感染症・消化器感染症など─
【4章】「結果を示そう!」サーベイランスデータの分析・活用方法
1 サーベイランスデータの分析とフィードバックの一般的な手順
2 フィードバックのコツ
3 状況別 サーベイランスデータ分析時の注意点①
分母もしくは分子が小さいサーベイランスデータ分析の注意点
4 状況別 サーベイランスデータ分析時の注意点②
アウトブレイクが疑われるサーベイランスデータを分析・フィードバックする場合の注意点
5 第三者評価(病院機能評価・相互監視・医療監視など)にも役立つサーベイランス活用法
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書籍情報
- ISBN:9784840481694
- ページ数:208頁
- 書籍発行日:2023年3月
- 電子版発売日:2023年2月7日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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