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- 患者さんからの質問に自信を持って答える 不妊治療Q&A
商品情報
内容
●本書は、臨床現場で患者さんからいただく様々な質問に対して、具体的・平易に答える回答例と、最新のエビデンス・ガイドライン等に基づく解説をまとめたQ&A集です。
●多くの医療機関に共通な標準治療を、わかりやすく・丁寧に・ニュートラルに解説しています。
●患者さんの気持ちに寄り添い、不安を取り除く説明の仕方を習得できます。
●不妊に関する相談を受ける機会のある医療従事者、不妊検査・治療をご検討中の患者さん、すでに治療中の患者さんにぜひ手に取っていただきたい1冊です。
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序文
序文
子を持ちたい, 子を授かりたいと思いながら一定期間妊娠しないカップルを不妊症と言いますが,厚生労働省の調査によると,日本では,不妊を心配したことがあるご夫婦は約2.9組に1組の割合であり,ご夫婦全体の35.0%に及んでいます。また,実際に不妊の検査や治療を受けたことがある, あるいは現在受けているご夫婦は約5.5組に1組の割合で,ご夫婦全体の18.2%を占めています。
日本で初めて体外受精によって子が生まれたのは1983年でしたが,以来これら生殖補助医療と呼ばれる不妊治療は目覚ましい発展を遂げ, 自由診療として妊娠を望むご夫婦に技術提供されてきました。日本では,生殖補助医療は日本産科婦人科学会からの施設認定のもとに行われていますが,その医療機関数は600件を超えており,タイミング指導や人工授精までを提供している医療機関も合わせると, その数はさらに増加します。医療機関数が多いことは,不妊について相談したり検査を受けたりしたいと思うご夫婦が,医療機関を受診しやすい一方で,どの医療機関を受診したらよいか迷いが生じる可能性もあります。
2022年4月から,生殖補助医療も保険適用になり,各医療機関で提供される医療技術と医療費用の均霑化が図られました。しかしすべての検査や治療が保険適用になったわけではなく,先進医療として,あるいは従来の自由診療として提供され続けている医療もあります。また,各医療機関がそれぞれに必要であると判断している検査項目を, プレコンセプション検査等の名称で, 不妊検査や治療に先立ち自由診療による検査として提供している場合もあります。
本書は,様々な医療機関のお取り組み等に偏ることなく,ニュートラルに,基本に忠実に編纂いたしました。「不妊治療について知らなさすぎて,医療機関を受診する勇気が出ない」というご夫婦や,すでに不妊治療を受けていらっしゃるご夫婦が,「今さら聞きにくい」というような基本的な内容をわかりやすくQ&Aの形式で解説することに努めました。これから不妊検査や治療を受けようかどうしようかとご検討中の方々,すでに治療中の方々, そして不妊治療専門医療機関へ患者さんを送り出すかかりつけ医の先生方,みなさま方のお役に立てる1冊となれば大変うれしく存じます。
2023年2月
東邦大学大学院医学研究科産科婦人科学/
東邦大学医学部産科婦人科学講座 教授
片桐由起子
目次
第1章 不妊治療に対する不安
①女性の不安 [米倉あゆみ]
②男性の不安 [安宅大輝]
第2章 不妊検査
①女性の検査 [石川智則]
②男性の検査(疫学・男性への治療含む) [永尾光一]
第3章 一般不妊治療
①タイミング法 [伊藤 歩,片桐由起子]
②人工授精 [伊藤 歩,片桐由起子]
③排卵誘発・黄体補充 [森 祐介,岸 裕司]
第4章 生殖補助医療
①卵巣刺激 [松尾光徳,原田美由紀]
②体外受精・顕微授精・TESE [林 裕子,片桐由起子]
③胚移植 [福岡美桜,山田満稔]
第5章 不育症・習慣流産 [市川智子,中尾仁彦,桑原慶充]
第6章 PGT-A(着床前遺伝学的検査) [小林悦子,久慈直昭]
第7章 治療のやめどき・家族を迎える選択肢 [杉本公平,小泉智恵,正木希世,竹川悠起子]
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書籍情報
- ISBN:9784784924615
- ページ数:248頁
- 書籍発行日:2023年3月
- 電子版発売日:2023年2月27日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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