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- 本当にわかる精神科の薬はじめの一歩改訂第3版 具体的な処方例で経過に応じた薬物療法の考え方が身につく!
商品情報
内容
非専門医のために,精神科の薬の基本と実践をやさしく解説!豊富な図表で作用機序や特徴,副作用などの押さえておきたい要点をパッと確認.症例では具体的な処方のコツがみえてくる!大人気の入門書が待望の大改訂!
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序文
改訂第3版の序
2013年に発行した本書は,医学生や初期研修医の皆さんが,精神科の薬物療法を理解する“はじめの一歩”となることを目指しました.精神科の実習や研修に来るとき,精神科の薬の処方を考えるときの入口となるような内容をコンパクトにまとめることを目指したところ,幸いにもご好評をいただき,増刷と改訂を重ね,この度,改訂第3版を発行することになりました.
初版から10年の間に精神科薬物療法は大きく進歩し,読者の皆様からも多くのご意見を賜りました.この改訂第3版では,引き続き多くの図表を用いて,精神科の薬の基本的な考え方や,豊富な処方例により処方のコツをわかりやすく解説しています.さらに最新の情報にアップデートし,皆様のご意見も参考にしながら内容を充実させています.
近年の薬物療法の進歩としては,新薬の開発,適応症の拡大,診療ガイドラインの整備と社会実装などを挙げることができます.依存症治療薬や神経発達症(発達障害)治療薬を中心に新薬が開発され,適応拡大がありました.そこで本書では,依存症治療薬の項目を新たに追加しました.また,統合失調症,うつ病,双極性障害などの診療ガイドラインが整備され,社会で広く用いられるようになってきました.本書でもガイドラインやエビデンスを踏まえて,情報をアップデートしています.
本書を“はじめの一歩”として,精神科薬物療法への理解が進み,患者さんのためになることを願っています.
2023年2月
北里大学医学部精神科学
稲田 健
目次
改訂第3版の序[稲田 健]
はじめに(初版の序)[稲田 健]
第1部 精神科の薬の基本的な考え方[稲田 健]
1 薬物療法の考え方
2 薬物療法をうまく行えるようになるために
3 向精神薬の分類と適応~5つのカテゴリーを押さえる~
4 薬物相互作用の基本
第2部 各薬剤の特徴と使い方
1.抗精神病薬[河野仁彦]
1 抗精神病薬とは?
2 抗精神病薬の作用機序
3 抗精神病薬の効果
4 抗精神病薬の副作用
5 各抗精神病薬の特徴と使い方
ハロペリドール/クロルプロマジン/リスペリドン/ブロナンセリン/ルラシドン/オランザピン/クエチアピン/アリピプラゾール/ブレクスピプラゾール など
2.抗うつ薬[村岡寛之]
1 抗うつ薬とは?
2 抗うつ薬の作用機序
3 抗うつ薬の効果
4 抗うつ薬の標的症状,適応疾患
5 抗うつ薬の副作用
6 各抗うつ薬の特徴と使い方
パロキセチン/フルボキサミン/セルトラリン/デュロキセチン/ボルチオキセチン/ミルタザピン/アミトリプチリン/ミアンセリン/トラゾドン/スルピリド など
3.抗不安薬[稲田 健,松井健太郎]
1 抗不安薬とは?
2 抗不安薬の作用機序
3 抗不安薬の効果
4 抗不安薬の標的症状,適応疾患
5 抗不安薬の副作用
6 各抗不安薬の特徴と使い方
エチゾラム/クロチアゼパム/ロラゼパム/アルプラゾラム/ジアゼパム/クロナゼパム など
7 抗不安薬の依存と対策
8 ベンゾジアゼピン(BZ)系以外の抗不安薬
4.睡眠薬[稲田 健,松井健太郎]
1 睡眠薬とは?
2 睡眠薬の作用機序
3 睡眠薬の効果と使い分け
コラム 睡眠・覚醒相後退障害[松井健太郎]
4 睡眠薬の副作用
5 各睡眠薬の特徴と使い方
トリアゾラム/ゾルピデム/エスゾピクロン/エチゾラム/フルニトラゼパム/ラメルテオン/スボレキサント/レンボレキサント など
5.気分安定薬[松井健太郎]
1 気分安定薬とは?
2 気分安定薬の作用機序
3 気分安定薬の効果
4 気分安定薬の適応疾患,標的症状
5 気分安定薬の副作用
6 各気分安定薬の特徴と使い方
炭酸リチウム/バルプロ酸ナトリウム/カルバマゼピン/ラモトリギン
6.抗認知症薬[押淵英弘]
1 抗認知症薬とは?
コラム 抗認知症薬の今後の期待[稲田 健]
2 抗認知症薬の作用機序
3 抗認知症薬の効果
4 抗認知症薬の適応疾患,標的症状
5 抗認知症薬の副作用
6 各抗認知症薬の特徴と使い方
ドネペジル/ガランタミン/リバスチグミン/メマンチン
7.発達障害治療薬[河野美帆]
1 発達障害治療薬とは?
2 発達障害治療薬の作用機序
3 発達障害治療薬の標的症状,適応疾患
4 発達障害治療薬の副作用
5 各発達障害治療薬の特徴と使い方
メチルフェニデート徐放錠/リスデキサンフェタミン/アトモキセチン/グアンファシン など
8.依存症治療薬[鈴木 匠,河野仁彦]
1 依存症治療薬とは?
2 依存症治療薬の作用機序と効果
3 依存症治療薬の副作用
4 各依存症治療薬の特徴と使い方
ナルメフェン/アカンプロサート/バレニクリン/ニコチン など
第3部 疾患別 処方の実際
1.基本的な考え方[稲田 健]
1 合理的な薬物療法をしましょう
2 適切な説明をしましょう
3 十分な観察をしましょう
4 単剤で少量から開始し漸増する
コラム血中濃度の話
5 十分な量,十分な期間用いる
6 薬剤は単剤で使用し,併用はせず切り替える
7 各カテゴリーの薬を1つか2つだけ選んで使いこなそう
8 専門医へ紹介するタイミング
2.処方の実際
1 統合失調症[河野仁彦]
2 不安症[稲田 健]
3 強迫症[稲田 健]
4 うつ病とうつ状態[村岡寛之]
5 躁状態と双極性障害[村岡寛之]
6 認知症[押淵英弘]
7 せん妄[押淵英弘]
8 不眠[松井健太郎]
コラム睡眠薬を飲んでいるとボケる?
9 摂食障害[押淵英弘]
10 アルコール依存症(使用障害)[鈴木 匠,河野仁彦]
11 注意欠如・多動性障害(ADHD)[河野美帆]
第4部 注意すべき副作用と症候群[河野仁彦]
1 悪性症候群
2 糖尿病性昏睡
3 皮膚症状 ~向精神薬による重症薬疹:SJS,TEN,DIHS
4 薬物誘発性不整脈 ~薬剤性QT延長症候群と心室頻拍
5 向精神薬によって引き起こされる精神と行動の障害(行動毒性)
6 リチウム中毒
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書籍情報
- ISBN:9784758124010
- ページ数:320頁
- 書籍発行日:2023年3月
- 電子版発売日:2023年3月15日
- 判:A5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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