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確実に身につく心臓カテーテル検査の基本とコツ 第3版~冠動脈造影所見+シェーマで、血管の走行と病変が読める!

  • ページ数 : 363頁
  • 書籍発行日 : 2023年4月
  • 電子版発売日 : 2023年4月10日
8,580
(税込)
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商品情報

内容

心カテの定番書が改訂!冠微小循環の項目を追加!

穿刺部位・デバイスの選び方,カテ操作の基本手技,病変の評価法まで丁寧に解説.さらにシェーマ付きで冠動脈造影の読影にも自信がつく!改訂に伴い冠微小循環の項目を追加.初学者におすすめの定番書!

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序文

第3版の序


本書は初版が2009年6月に,改訂版が2014年2月に出版されました.いずれも増刷を重ね,多くの方々に手にとり読んでいただけたことは本当に嬉しいことでした.先日,PCI 領域では達人といわれる術者と話す機会がありました.「この本を何度も読んで勉強したんですよ! 今の自分があるのはあのテキストブックのおかげです!」と言っていただきました.天にも昇るほどの嬉しさと充実感を得た瞬間でした.

自分自身が駆け出しのころに,冠動脈造影の所見を読むことができず悩んだ時期がありました.自分には才能がないのだと,くじけそうになったこともあります.その時の気持ちをもとに,初学者向けのわかりやすい書籍を提供したいというのが初版時の目標でした.すべてのイラストや写真にわかりやすい解説をつけるという工夫しました.この企画意図が読者の方々に伝われば喜びです.

心疾患の診断法や治療法は日々進歩しています.虚血性心疾患の概念や,PCIなどの治療適応にも変化が生じています.すべての原稿について編集者が内容を吟味しました.執筆者に修正・加筆をお願いした部分もあります.また内容に応じて新規執筆者に改訂を依頼しました.虚血性心疾患として冠動脈に狭窄病変が存在することは理解しやすいコンセプトですが,冠微小循環障害といった概念も重要視されるようになりました.このような領域は,新規に項目立てを行いました.こういった新規分野こそ本書の対象読者である若手医師に知ってもらうべきと考えるからです.この第3版の読者が,医師として立派に成長し,さらにPCI術者として診療を支える人材となることを期待しております.

初版から本書の製作に尽力いただいている鈴木美奈子氏の頑張りには本当に感謝しています.心臓カテーテル検査・治療が正しく普及し心臓病に悩む患者さんたちに福音をもたらすことに,本書がわずかでも貢献できることを願っています.


2023年2月

滋賀医科大学内科学講座循環器内科
中川義久

目次

■ 第3版の序/中川義久

■ 初版の序/中川義久

■ 動画視聴ページのご案内

■ 巻頭付録① 略語一覧

■ 巻頭付録② AHA 分類/林 秀隆

第1章 心臓カテーテル検査の背景と検査室

1.基礎知識

 1)心臓カテーテル検査とは/中川義久

 2)心臓カテーテル検査の適応と分類/安東治郎

 3)カテーテル操作に役立つ大動脈の解剖/山地杏平

2.装置・機器

 1)心血管撮影装置/林 秀隆

 2)X 線被ばくとその低減のために/林 秀隆

 3)三連活栓の使用法とパワーインジェクター使用上の注意/田﨑淳一

3.薬剤

 1)造影剤と造影剤腎症/阿部 充

 2)心臓カテーテル検査に使用する薬剤/林 富士男

4.その他

 1)心臓カテーテル検査に必要な説明と同意書/八木典章

 2)心臓カテーテル検査の報告書/田村俊寛

 3)心臓カテーテル検査室のチーム構築/山本義人

 4)心臓カテーテル検査のトレーニング/兵頭 真

第2章 合併症・特殊患者への対応

1.心臓カテーテル検査の合併症とその対策/武田輝規

2.特殊な患者への対応

 1)腎機能低下例/道下一朗

 2)重症心不全・心原性ショックと補助循環/野中英彰

第3章 心臓カテーテル検査の実際

1.事前準備

 1)検査の術前準備・術後処置/岡田正治

 2)造影カテーテルの種類と選択/伊苅裕二

2.穿刺

 1)左心カテーテルの挿入(穿刺)部位/森野禎浩

 2)大腿動脈穿刺/田邉健吾

 3)橈骨動脈穿刺と止血/吉町文暢

 4)中心静脈穿刺/松岡義和,幡 芳樹

3.カテーテルの挿入

 1)カテーテル操作の基本/浅田紘平

 2)左冠動脈へのカテーテルの挿入法/澤山裕一

 3)右冠動脈へのカテーテルの挿入法/肥後洋祐

 4)小径カテーテルによる冠動脈造影/松陰 崇

 5)Swan-Ganz™ カテーテルの挿入法/榎本操一郎

第4章 正常冠動脈所見を読む

1.基本的な方向/樋上裕起

2.右冠動脈造影の評価/福原 怜

3.左冠動脈主幹部の評価/樋上裕起

4.左冠動脈前下行枝と回旋枝の評価/挽地 裕

第5章 冠動脈の病的所見を読む

1.病変部位・病変形態の評価と狭窄度/上村史朗

2.TIMI gradeとBlush score/山脇理弘

3.側副血行路/門田一繁

4.冠スパスムの誘発法と造影所見/末田章三

5.冠微小循環障害/山永健之,辻田賢一

6.IVUSとOCTの活用 ~冠動脈造影検査の限界/小林智子

7.定量的冠動脈造影法/鈴木伸明,上妻 謙

第6章 心機能の評価

1.右心カテーテル検査の意義(Swan-Ganz™を中心に)/古川 裕

2.左室造影/江原夏彦

3.大動脈疾患のカテーテル検査での評価法/当麻正直

4.大動脈弁疾患の心臓カテーテルでの評価法/猪子森明

5.僧帽弁疾患の心臓カテーテル検査での評価/金 基泰

6.心膜疾患の心臓カテーテル検査での評価/天野雅史,泉 知里

7.心筋疾患の心臓カテーテル検査での評価/佐藤幸人

8.成人にみられる先天性心疾患の心臓カテーテル検査での評価/三宅 誠

第7章 冠動脈の新しい評価法とカテーテル治療

1.冠動脈インターベンションへの連携/中川義久

2.心臓CT/山地杏平

3.冠血流予備量比(FFR),虚血評価/藏満昭一

4.Structural Heart Disease(SHD)/白井伸一

5.PAD 患者における下肢動脈の造影所見のポイントと読み方/河原田修身

6.一時ペーシング/一戸田平,竹中洋幸

7.徐脈性不整脈に対する電気生理学的検査の基本/藤居祐介


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書籍情報

  • ISBN:9784758113007
  • ページ数:363頁
  • 書籍発行日:2023年4月
  • 電子版発売日:2023年4月10日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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