PEPARS(ペパーズ) No.14 縫合の基本手技

  • ページ数 : 152頁
  • 書籍発行日 : 2007年3月
  • 電子版発売日 : 2023年4月12日
5,500
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内容

縫合の基本手技
皮膚を縫う―形成外科医にとって皮膚縫合とは―
皮膚切開,剥離
止血 ほか

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序文

編集企画にあたって…


一般市民がもつ,形成外科医に対するイメージは,“傷をきれいに治すお医者さん”というのが基本にあると思います.怪我,やけど,瘢痕,傷跡,小腫瘤といった最も患者数の多い日常の外科診療に対し,真摯な態度で取り組んでいくことが,形成外科の将来において非常に大切であると考えます.形成外科がこれまで以上に社会に認知され,確固たる診療科として市民に広まっていくためには,形成外科医一人一人が,形成外科の手術手技の基本であり,また形成外科医にとっての life lineとなる皮膚縫合を確実に身に付け,それを実践していくことが重要です.形成外科医たるもの“縫合のプロフェッショナル”を目指し,それを自覚して,日々の一例々に対し常に厳しい姿勢で向かうことが望まれます.

一方,形成外科がこの 30余年の間に急速な発展を遂げてきた一因に,マイクロサージャリーの進歩があります.手術用顕微鏡や各種専門器具が開発され,血管,リンパ管,神経等の確実な吻合・縫合が可能になり,遊離組織移植,腹腔内血行再建,リンパ浮腫の外科的治療,顔面神経麻痺の再建等が,形成再建外科のワークホースの一つとなってきました.今後,形成外科医が頭頸部再建外科や手の外科等の標準化されてきた医療やさらなる高度先進医療の再建外科部門においてトップランナーとして活躍していく上で,マイクロサージャリーを用いた各種縫合・吻合法は,習得すべき必須の手術手技と考えます.

本特集では,形成外科,再建外科,美容外科,手の外科学分野を中心に,各方面でご活躍されている多くの先生に,主題である“縫合の基本手技”という観点から,身体各部位,治療疾患,手術手技等の項目別に,日頃より留意されているポイントあるいはそれぞれの匠のコツについてご執筆頂きました.さらに,神経端側縫合,人工神経,ロボットサージャリーという最新のトピックにつきましてもご紹介頂いております.臨床医学のスタートラインに立たれた初期臨床研修医,これから形成外科手術の基礎を学ばれる後期臨床研修医,既に専門医資格を得て実践されている形成外科医,さらに形成外科医に限らず,日常診療において縫合術に真摯に取り組まれておられる各分野の多くの医師の方々に,本誌を手に取って頂き,一人でも多くの患者さんの傷がよりきれいに治り,そして安全性の高い外科治療に繋がることを心より願います.

最後に,本誌のために執筆の労を頂いた多くの先生,編集主幹である栗原邦弘先生および中島龍夫先生そして全日本病院出版会の末定広光氏に深謝いたします.


2007年 2月

山本有平

目次

縫合の基本手技<増大号>

編集主幹/栗原邦弘  中島龍夫

皮膚を縫う―形成外科医にとって皮膚縫合とは―……新冨 芳尚

皮膚切開,剥離……土佐 泰祥ほか

止血……柏 克彦ほか

皮下縫合,真皮縫合……清川 兼輔ほか

表皮縫合―糸による皮膚縫合とその他の創閉鎖法―……田中 一郎ほか

頭髪部の縫合……寺師 浩人ほか

眼瞼部の縫合……鶴切 一三

口唇,口蓋,筋肉,粘膜部の縫合……田邉 裕美ほか

前額・頬部の縫合……橋本 隆宏ほか

頸部,胸部の縫合……江副 京理ほか

体幹,四肢の縫合……村尾 尚規ほか

手指,足趾の縫合……梶川 明義ほか

母斑serial excisionにおける縫合……武石 明精

粉瘤など腫瘤切除部の縫合……木下 浩二ほか

ケロイドの縫合……水野 博司ほか

顔面外傷急性期の縫合……木村 中

植皮,皮弁辺縁部の縫合……田中 克己ほか

マイクロサージャリー:血管吻合 a)―手術器具を含めた手技の要点について,特に通常の端々吻合―……長谷川健二郎ほか

マイクロサージャリー:血管吻合 b)―血管端々吻合,端側吻合の手技の要点について,特に back wall techniqueを用いた方法―……上村 哲司ほか

微小血管吻合器……亀井  譲ほか

リンパ管縫合 a)リンパ管静脈吻合術……緒方 英ほか

リンパ管縫合 b)リンパ管静脈移植術……古川 洋志ほか

神経端側縫合……平田  仁ほか

Polyglicolic acid-collagen(PGA-C)tubeの臨床応用の現状と手技の要点……稲田 有史ほか

ロボット・内視鏡を用いた各種縫合の現状……緒方 寿夫ほか

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書籍情報

  • ISBN:9784881174630
  • ページ数:152頁
  • 書籍発行日:2007年3月
  • 電子版発売日:2023年4月12日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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