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- 誰もが知っている「緊張」の、誰も知らないアセスメントとアプロー
- 誰もが知っている「緊張」の、誰も知らないアセスメントとアプローチ
商品情報
内容
心の悩みはさまざまな形で身体や感情、対人関係に現れます。その1つが緊張です。緊張という1つの体の反応を中心に、BPSモデルをもとに、人(クライエントなど)の見立て・アセスメント、心理職による具体的なアプローチ法についてまとめました。日々のカウンセリングや援助に役立つ一冊です。
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序文
まえがき
本書を手に取ってくださりありがとうございます。この本は「緊張」と「BPS(Bio-Psycho-Socialあるいは生物・心理・社会)モデル」と「多職種連携」の実践書です。出版を前に友人から「マニアックだね」と言われましたが、これは重箱の隅をつつく本ではありません。
本書では3つのケースを中心に取り上げます。さまざまな緊張を柱とし、身体のこと(解剖学・生理学、疾病)、心のこと(精神疾患よりも心理学的な事柄やストレス)、社会のこと(関係性など)を、実践レベルでどう対処できるのかを解説しています。
1つ目のケースは筋肉の緊張やパーソナリティが関与している肺がん患者における呼吸困難の症例です。2つ目のケースは対人関係で生じる緊張と、心の防衛が強い(固い)緊張型頭痛の症例で、3つ目のケースは親子関係における慢性的な緊張状態が関与する過敏性腸症候群の症例です。これらは医療機関やカウンセリングルーム、あるいは教育機関において、決してまれではない、アセスメントしにくいケースの代表だと考えます。このようなケースを題材に、緊張のメカニズムを解説し、アセスメントとアプローチ方法まで幅広く紹介します。
第1章「緊張のメカニズム~そのとき、身体に何が?~」では、緊張とは何か、身体と心の接点である自律神経系と、緊張しやすい気質やパーソナリティについて考えます。第2章「緊張の現れ~身体と心と関係性に~」では、緊張が身体や人の認知・感情・パフォーマンスに与える影響、親密な関係性への緊張の現れ、精神疾患の位置づけなどを解説します。第3章「緊張のアセスメント~BPSモデルで仮説を立てる~」では、3つの仮想ケースの詳細に触れ、第4章「緊張に対する治療・アプローチ」では、リラクセーション法や心理療法にとどまらず、自分自身の緊張緩和について説明し、治療者の内面にまで切り込みます。
本書を通してクライエントや患者、そして自分自身のことをより理解し、より良い治療につながればうれしく思います。
2023年4月
家族の寝顔に見守られつつ 淀川キリスト教病院緩和医療内科・ホスピス 医長 山根 朗
目次
・まえがき
・編者・著者一覧
【はじめに】「緊張」を知ることは何につながる?
1 なぜいま「緊張」なの?
2 「緊張」をBPSモデルで考えよう!
3 「緊張」を知るための3つのケース
【第1章】緊張のメカニズム〜そのとき、身体に何が?〜
1 緊張って何?
2 自律神経とホルモン
3 緊張気質の心理社会的背景
【第2章】緊張の現れ〜身体と心と関係性に〜
1 緊張によって生じる身体的影響
2 緊張に伴う認知的・心理的反応
3 関係性における緊張
4 精神疾患からみた緊張
【第3章】緊張のアセスメント〜BPSモデルで仮説を立てる〜
1 ケース1のBPSモデルと仮説
2 ケース2のBPSモデルと仮説
3 ケース3のBPSモデルと仮説
【第4章】緊張に対する治療・アプローチ
1 BPSモデルに基づく治療・アプローチ
2 身体的アプローチ
3 心理学的アプローチ①認知行動療法
4 心理学的アプローチ②子どもの支援(遊戯療法)
5 社会的アプローチ
6 支援者の緊張とセルフアセスメント
【コラム】
【コラム】
①心療内科とは?
②心身一如
③周りの緊張がうつる?
④発達障害と緊張
⑤機能性は「気のせい」?
⑥タテ・ヨコ・ナナメの関係
・あとがき
・索引
・編者紹介
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書籍情報
- ISBN:9784840481809
- ページ数:216頁
- 書籍発行日:2023年5月
- 電子版発売日:2023年5月11日
- 判:A5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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