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- シンプルに打てる!外来での神経ブロック
商品情報
内容
慢性的な「痛み」を訴える患者に対し,X線やエコーなど特別な機器がなくとも簡便かつ安全に打てる神経ブロックを詳しく解説.疼痛が生じる疾患や部位毎の最適な神経ブロックはもちろん,手技に必要な薬液や器具,手技を成功させるための秘訣・注意点まで,プライマリ・ケアに従事する整形外科医やペインクリニック医以外のドクターなどの日常診療に役立つ実践書に仕上がっている.また付録には,より高度な手技や重篤な合併症を引き起こすリスクのある手技も記述.
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序文
序文
病院やクリニックを受診する最も多い理由(主訴)は「痛み」であると言われています.特に高齢化社会においては,高齢者の痛みの慢性化による運動制限がサルコペニア,骨粗鬆症へと繋がっていき,社会的にも大きな問題となっています.開業医やプライマリ・ケアの先生の一般診療において,慢性的な痛みを訴える患者(高齢者に限らず)に対しては,鎮痛薬や外用薬の処方にて対応していると思われますが,鎮痛薬の効果の低さ,副作用や使用制限のある患者の基礎疾患などにより,実際には十分な鎮痛が得られていないことが多いと思われます.それらの中で,神経ブロックを行うことで顕著に満足のいく鎮痛が得られる症例も数多くあると考えられます.外来での簡単な神経ブロック手技を行うことで,患者のADLやQOLの改善が得られることが期待できます.本書では,ペインクリニック医以外の一般医を対象とした,特別な機器(X線透視や超音波)を使用せずに行える神経ブロックを扱います.すなわち,患者の疼痛に対して,的確な神経ブロックを選択し,シンプルに,安全に行えるように解説することを目的としたものです.これまで出版されてきている神経ブロックに関する成書の多くは,神経ブロックの種類とそれぞれの手技や適応疼痛疾患などが書かれたものですが,本書の特徴としては,患者の疼痛疾患に応じて適応となる,外来にて簡便に安全に行える神経ブロックの選択とその手技に関して解説しているポイントです.
本書の内容は,疼痛部位別の痛み疾患内容,適応となる神経ブロック,神経ブロックに関わる解剖,手技で構成しています.手技については,必要器具(シリンジや針)や薬液,成功するポイント,注意点などについて,できるだけ詳細に記載しました.高度な知識や技術を要する手技,深部神経組織への神経ブロック,重篤な合併症を引き起こすリスクのある手技は巻末に「ペインクリニックで行われる神経ブロック」として参考・追記しています.
本書が,一般医の日常診療における慢性の痛みを訴える患者に対する治療の一助になることを期待しています.
2023年3月
札幌禎心会病院副院長
表 圭一
目次
総 論
1 神経ブロックの基礎
各 論
第1章 頭頚部
1 筋緊張型頭痛
2 後頭神経痛
3 三叉神経痛
4 頚椎症性神経根症
5 頚椎椎間関節症
6 頚椎椎間板ヘルニア
7 外傷性頚部症候群(むち打ち関連障害・頚椎捻挫)
第2章 肩・上肢・手・胸部
1 肩関節周囲炎(五十肩)
2 肩こり
3 上腕骨外側上顆炎(テニス肘)
4 手根管症候群・肘部管症候群
5 腱鞘炎
6 肋間神経痛
7 胸郭出口症候群
第3章 腰部・殿部・骨盤
1 変形性腰椎症
2 腰部脊柱管狭窄症
3 椎間板性腰痛症・腰椎椎間板ヘルニア
4 腰椎椎間関節症・仙腸関節症
5 急性腰痛症
第4章 股関節・下肢
1 坐骨神経痛
2 梨状筋症候群
3 変形性股関節症
4 変形性膝関節症
5 変形性足関節症
6 足底腱膜炎
7 足根管症候群
第5章 全身
1 帯状疱疹・帯状疱疹後神経痛
2 複合性局所疼痛症候群
3 筋筋膜性疼痛症候群
付 録
ペインクリニックで行われる神経ブロック
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書籍情報
- ISBN:9784830628566
- ページ数:196頁
- 書籍発行日:2023年5月
- 電子版発売日:2023年5月24日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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