- m3.com 電子書籍
- 透析ケア別冊 透析ナースがいまさら聞けないシャントのギモン
商品情報
内容
血液透析に携わるナースにとって欠かせないのがシャントの穿刺や管理である。そもそもシャントとはいったい何か? なぜ血液透析患者にはシャントが必要なのか? 自施設の医師には「いまさら聞けない……」という思いを抱いたまま日々のケアにあたっているあなたの疑問に、バスキュラーアクセス専門医がナースとの会話形式でわかりやすく解説する。
※本製品はPCでの閲覧も可能です。
製品のご購入後、「購入済ライセンス一覧」より、オンライン環境で閲覧可能なPDF版をご覧いただけます。詳細はこちらでご確認ください。
推奨ブラウザ: Firefox 最新版 / Google Chrome 最新版 / Safari 最新版
序文
はじめに
透析室に最初に配属になったときのことは覚えているでしょうか? シャントに関して、さまざまな疑問があったと思います。「なぜ、こんなに太い針を刺すの?」「なぜ、太い血管の人とそうでない人がいるの?」など……。新人ナースも、毎日のように患者に接しているうちに、透析業務は滞りなくできるようになってきます。しかし、シャントについて、じつは解決できていない疑問が残ったままになっているかもしれません。
本書では、バスキュラーアクセスを専門に診療している医師が、ベッドサイドでナースの小さな疑問に答えていきます。そして、ナースは考えながら、シャントの疑問を一つずつ解決していきます。新人ナースはもちろんのこと、透析に長く従事している方も初心に戻って、もう一度シャントを見直してみませんか?「なるほど、そういうことだったのか!」ということが見つかると思います。考えかたが変われば、管理法も変わってきます。
本書で得た知識を知識のままで終わらせず、ぜひ、明日からの透析室で役立ててください。
2023年4月
飯田橋春口クリニック院長
春口洋昭
目次
・はじめに
・本書で使用している略語一覧
・本書の登場人物
【第1章】シャントのギモン
Q1 そもそもどうしてシャントが必要なの?
Q2 上腕動脈表在化法をしている患者はどうして少ないの?
Q3 シャントはなぜ手関節近くでつくるの?
Q4 人工血管はどうしていろいろな種類があるの?
Q5 どうしてすべての透析患者に人工血管を移植しないの?
Q6 透析を行うにはカテーテルでもよいと思うけれど、何がいけないの?
Q7 硬い血管はどのようになっているの?
【第2章】シャント管理のギモン
Q8 シャント管理はなぜ必要なの?そもそもシャント管理とは何?①
Q9 シャント管理はなぜ必要なの?そもそもシャント管理とは何?②
Q10 触診はなぜ行うの?
Q11 聴診は必要なの?
Q12 止血時間が長いのはどうして?
Q13 スリルはよいのにどうして脱血不良になるの?
Q14 静脈圧が上昇するってどういうこと?何がいけないの?
Q15 透析効率が低下している患者はシャントのせいなの?
Q16 なぜ穿刺しやすいシャントと穿刺しにくいシャントがあるの?
Q17 マッピングは必要なの?
【第3章】シャントトラブル・治療のギモン
Q18 なぜPTAをくり返すの?
Q19 PTAと再作製手術はどのように決めているの?
Q20 どうして突然シャントが閉塞するの?
Q21 瘤はなぜできるの?
Q22 瘤は切除するべきなの?
Q23 流れすぎるシャントはなぜよくないの?
Q24 手指の痛みを訴える患者にはどのような問題があるの?
Q25 静脈高血圧症ってどういう病態なの?
【mini解説】
内シャント誕生秘話!
じつは心臓からも脱血できる!?
シャント作製部位は患者ごとに決める!?
人工血管の種類と特徴
人工血管の感染予防と狭窄の早期発見のポイント
透析用カテーテルの留置方法と管理
「硬い血管」といっても感触はさまざま!治療もさまざま!
シャント管理は正しい情報を得ることが基本
まずは患者に触れてみよう!
止血の機序は3段階で進む
血管分岐のマッピング:肘の3横指ほど末梢の分岐血管を圧迫する
血管分岐のマッピング:肘の2本の血管を圧迫してもスリルが残る場合
狭窄を調べるには触診が最適
知っているようでよく知らない「静脈圧」
再循環が生じていることがわかった場合の対処法
穿刺ミスの原因を考えよう!
シャントマップはまずつくることに意味がある!
シャント静脈は狭窄が避けられない?
シャント外科治療の知識も重要!
シャント吻合部、狭窄部、脱血穿刺部の関係で現れる症状①
シャント吻合部、狭窄部、脱血穿刺部の関係で現れる症状②
瘤の治療適応と治療法
過剰血流時の症状
過剰血流の治療
スチール症候群の原因とは
静脈高血圧症の治療法
【column】
ゆでガエル理論
「触診」→「エコー」→「触診」をくり返すと触診の感覚が上がる!
新しい聴診法
自分で気づくこと、気づくように仕向けること
mmHgのHgって何?
自己血管内シャント(AVF)の発明は腎不全治療史の節目
シャント管理にも数値化は必要
エコーはコミュニケーションのツール
おもしろそうだからやってみる
考え続けていると何かとつながる
便利機能
- 対応
- 一部対応
- 未対応
-
全文・
串刺検索 -
目次・
索引リンク - PCブラウザ閲覧
- メモ・付箋
-
PubMed
リンク - 動画再生
- 音声再生
- 今日の治療薬リンク
- イヤーノートリンク
-
南山堂医学
大辞典
リンク
- 対応
- 一部対応
- 未対応
対応機種
-
iOS 最新バージョンのOSをご利用ください
外部メモリ:20.0MB以上(インストール時:43.0MB以上)
ダウンロード時に必要なメモリ:79.9MB以上
-
AndroidOS 最新バージョンのOSをご利用ください
外部メモリ:20.0MB以上(インストール時:43.0MB以上)
ダウンロード時に必要なメモリ:79.9MB以上
- コンテンツのインストールにあたり、無線LANへの接続環境が必要です(3G回線によるインストールも可能ですが、データ量の多い通信のため、通信料が高額となりますので、無線LANを推奨しております)。
- コンテンツの使用にあたり、m3.com電子書籍アプリが必要です。 導入方法の詳細はこちら
- Appleロゴは、Apple Inc.の商標です。
- Androidロゴは Google LLC の商標です。
書籍情報
- ISBN:9784840481878
- ページ数:160頁
- 書籍発行日:2023年6月
- 電子版発売日:2023年6月6日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
お客様の声
まだ投稿されていません
特記事項
※ご入金確認後、メールにてご案内するダウンロード方法によりダウンロードしていただくとご使用いただけます。
※コンテンツの使用にあたり、m3.com 電子書籍が必要です。
※eBook版は、書籍の体裁そのままで表示しますので、ディスプレイサイズが7インチ以上の端末でのご使用を推奨します。