アンチエイジング医学の基礎と臨床 第4版

  • ページ数 : 444頁
  • 書籍発行日 : 2023年6月
  • 電子版発売日 : 2023年6月16日
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商品情報

内容

日本抗加齢医学会専門医・指導士認定のための研修用テキストが前版から8年ぶりの全面改訂。専門医・指導士を目指す医師・医療従事者のためのテキストとして,また超高齢化を迎えた社会のニーズに応える臨床医のための実用書としても必携の一冊。
項目の約半数が新規項目,旧版からの項目もすべて最新情報にアップデートされ,最新の知見に基づくアンチエイジング医学のすべてを網羅した内容となっている。
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序文

序文

日本抗加齢医学会専門医・指導士認定試験のための研修用テキストである『アンチエイジング医学の基礎と臨床』も3回目の改訂となった。前版は2015年に改訂されているために,8年ぶりの全面改訂となった。アンチエイジング医学は基礎・臨床ともに多くの知見が集積されてきていて,生命科学領域における極めて重要な領域となった。改訂にあたり,山田秀和理事長の指導のもと大幅に内容を見直すことにした。「Ⅰ.アンチエイジング(抗加齢)医学の理解と展望」では,Well-being,新型コロナ感染症などを追加し,「Ⅱ.アンチエイジング(抗加齢)医学の基礎」では,Aging Clock,老化細胞,セノリティクス,臓器相関,睡眠など話題の領域を網羅した。「Ⅲ.アンチエイジング(抗加齢)医学の臨床」では,各臓器におけるアンチエイジングだけでなく,百寿者研究も加えた。さらに,より実践的なアンチエイジング医療を推進するために,「Ⅳ.アンチエイジング(抗加齢)の実践・診断学」の項目を充実させた内容になっている。身体活動度,栄養・食事,サプリメントも含め極めて充実した内容となっている。さらにアンチエイジング医療を推進するために必要なエイジングの具体的評価手法についても項目を追加した。最後には,これからの重要性が増していくと考えられる「Ⅴ.アンチエイジングと環境」と「Ⅵ.アンチエイジングと社会」の項目を新たに追加した。

この書物はアンチエイジングを学ぶ学生や研究者から,それを実践する医師,薬剤師,栄養士などに至る幅広い読者を対象にまとめたものであり,本学会の専門医や指導士の認定試験のためのテキストとしての役割もになっている。さらに,抗加齢医学を学ぶ全ての人に座右の書としていただき,利用していただければ幸いである。

最後に,ご多忙な時間を割いてご協力賜りました執筆者の先生方,テキストの方向性に多くの意見をいただきました編集委員の先生方に心より感謝申し上げます。また,株式会社メジカルビュー社編集部のスタッフの皆様にも大変お世話になり,御礼申し上げます。


2023年5月

認定テキスト改訂版編纂委員会
委員長 内藤裕二

目次

Ⅰ アンチエイジング(抗加齢)医学の理解と展望

 1. アンチエイジング(抗加齢)医学とは

 2. アンチエイジング(抗加齢)医学の哲学とスピリチュアリティ

 3. アンチエイジング(抗加齢)医学の世界的流れ

 4. 長寿社会におけるアンチエイジング(抗加齢)医学

 5. アンチエイジング(抗加齢)医学とWell-being

 6. アンチエイジング(抗加齢)医学の疫学研究

 7. アンチエイジング(抗加齢)医学の政策的推進

 8. アンチエイジング(抗加齢)医学とメディカルスタッフ

 9. 産業医とアンチエイジング(抗加齢)医学

 10. With/postコロナ時代におけるアンチエイジング(抗加齢) 医学

 11. アンチエイジング(抗加齢)医学の未来

Ⅱ アンチエイジング(抗加齢)医学の基礎

A. 生物学的年齢とAging Clock

 1. Aging Clock

 2. DNAメチル化と生物学的年齢

 3. 炎症と生物学的年齢

B. 遺伝子とアンチエイジング(抗加齢)医学

 1. ゲノムと長寿

 2. ゲノムの不安定性とアンチエイジング

 3. テロメアの短縮とアンチエイジング

 4. エピジェネティクスとアンチエイジング

 5. 長寿遺伝子とアンチエイジング

 6. 老化遺伝子とアンチエイジング

 7. ゲノム編集技術をアンチエイジングに応用する

C. タンパク質恒常性とアンチエイジング(抗加齢)医学

 1. オートファジーとアンチエイジング

 2. タンパク質の翻訳後修飾とアンチエイジング

D. 老化細胞とアンチエイジング(抗加齢)医学

 1. 老化細胞と細胞老化関連分泌現象(SASP)

 2. 細胞老化制御機構

 3. セノリティクスの開発

 4. 老化細胞を選択的に除去する

E. ミトコンドリアとアンチエイジング(抗加齢)医学

 1. ミトコンドリアとアンチエイジング

 2. NAD+中間代謝産物とアンチエイジング

F. 酸化ストレスとアンチエイジング(抗加齢)医学

 1. 酸化ストレス応答とアンチエイジング

 2. 抗酸化によるアンチエイジング

 3. Nrf2シグナルとアンチエイジング

G. 免疫とアンチエイジング(抗加齢)医学

 1. 免疫老化とは?

 2. 老化免疫細胞とアンチエイジング

 3. 慢性炎症によるインフラマエイジング(inflammaging)

H. 脳とアンチエイジング(抗加齢)医学

 1. 認知機能の加齢による変化

 2. 記憶の加齢変化とアンチエイジング

 3. 認知機能のアンチエイジング:運動

 4. 認知機能のアンチエイジング:栄養

I. 代謝とアンチエイジング(抗加齢)医学

 1. 代謝制御とアンチエイジング

 2. サルコペニア肥満とアンチエイジング

 3. 抗糖化とアンチエイジング

 4. リン代謝とアンチエイジング

J. ホルモンとアンチエイジング(抗加齢)医学

 1. 視床下部–下垂体ホルモンとアンチエイジング

 2. 甲状腺ホルモンとアンチエイジング

 3. DHEAとアンチエイジング

 4. アディポカインとアンチエイジング

 5. 内分泌細胞としての血管内皮細胞

 6. メラトニンとアンチエイジング

 7. インスリンとアンチエイジング

 8. 男性ホルモンとアンチエイジング

 9. 女性ホルモンとアンチエイジング

K. 臓器相関とアンチエイジング(抗加齢)医学

 1. 腸脳相関とアンチエイジング

 2. 運動と臓器相関

 3. 腸腎相関とアンチエイジング

L. マイクロバイオームとアンチエイジング(抗加齢)医学

 1. マイクロバイオームから長寿を予測する

 2. 腸内細菌代謝物とアンチエイジング

 3. 腟マイクロバイオームとアンチエイジング

M. 睡眠・体内時計とアンチエイジング(抗加齢)医学

 1. 概日リズムとアンチエイジング

 2. 睡眠障害とアンチエイジング

 3. 軽度不調と睡眠障害

N. カロリー制限・飢餓とアンチエイジング(抗加齢)医学

 1. カロリー制限研究とアンチエイジング

 2. 絶食,飢餓の与える生体シグナルとアンチエイジング

 3. カロリー制限mimicry(模倣薬)

O. 血液成分因子とアンチエイジング(抗加齢)医学

 1. 血液成分因子とアンチエイジング

 2. パラバイオーシスとアンチエイジング

Ⅲ アンチエイジング(抗加齢)医学の臨床

 1. 百寿者研究からみたアンチエイジング(抗加齢)医学

 2. 肥満症・メタボリックシンドロームとアンチエイジング(抗加齢)医学

 3. 心・血管・循環器からみたアンチエイジング(抗加齢)医学

 4. 脳・神経系からみたアンチエイジング(抗加齢)医学

 5. 腎臓からみたアンチエイジング(抗加齢)医学

 6. 消化器からみたアンチエイジング(抗加齢)医学

 7. 呼吸器からみたアンチエイジング(抗加齢)医学

 8. 運動器からみたアンチエイジング(抗加齢)医学

 9. 感覚器(眼)からみたアンチエイジング(抗加齢)医学

 10. 性差医療とアンチエイジング(抗加齢)医学

 11. がん医療とアンチエイジング(抗加齢)医学

 12. 見た目とアンチエイジング(抗加齢)医学

 13. 口腔からみたアンチエイジング(抗加齢)医学

 14. サルコペニア・フレイルとアンチエイジング(抗加齢)医学

 15. 女性生殖器のアンチエイジング(抗加齢)医学

Ⅳ アンチエイジング(抗加齢)の実践・診断学

A. アンチエイジング診療を始めよう

B. 身体活動度とアンチエイジング

 1. 運動による代謝・循環器系疾患の予防

 2. 運動によるがんの予防

 3. 運動によるサルコペニア・フレイルの予防

 4. 運動による脳機能(認知障害,うつ)の改善

 5. 各ライフステージにおける運動の意義

 6. 運動によるアンチエイジング効果を高める栄養

C. 栄養・食事とアンチエイジング

 1. 日本の栄養学の歴史とアンチエイジング

 2. 日本食とアンチエイジング

 3. 地中海式食事とアンチエイジング

 4. 食事性炎症指数(DII)とアンチエイジング

 5. 発酵食品とアンチエイジング

 6. 高発酵性食物繊維とアンチエイジング

 7. 減塩食とアンチエイジング

 8. ケトン食とアンチエイジング

 9. 低AGE食とアンチエイジング

 10. アンチエイジングメニューの実際

 11. がん予防と栄養・食事

D. ストレスマネージメントとアンチエイジング

 1. ストレスの理解

 2. エイジングとストレス

 3. 心のアンチエイジング

 4. リラクセーションの実際

 5. 幸福(ごきげん)とアンチエイジング医学-Happy People Live Longer-

E. 機能性食品とアンチエイジング

 1. 機能性食品の分類と制度

 2. 機能性表示食品とは

 3. 機能性生鮮食品の種類と機能

F. サプリメントの機能性とアンチエイジング

 1. サプリメントの機能性:感覚器

 2. サプリメントの機能性:口腔・歯科

 3. サプリメントの機能性:内分泌代謝

 4. サプリメントの機能性:消化器

 5. サプリメントの機能性:免疫・アレルギー

 6. サプリメントの機能性:皮膚

 7. サプリメントの機能性:男性医療

 8. サプリメントの機能性:女性医療

 9. サプリメントの機能性:妊孕性

 10. サプリメントの機能性:脳神経

 11. サプリメントの機能性:運動器・スポーツ

 12. サプリメントの機能性:循環器・血管

 13. サプリメントの安全性

 14. サプリメントと医薬品の相互作用

G. 嗜好とアンチエイジング

 1. 飲酒とアンチエイジング

 2. コーヒーとアンチエイジング

 3. 緑茶とアンチエイジング

 4. 禁煙とアンチエイジング

H. 漢方薬・代替医療とアンチエイジング

 1. 漢方とアンチエイジング

 2. メディカルハーブとアンチエイジング

 3. 鍼灸とアンチエイジング

I. アンチエイジングドック

 1. アンチエイジングドックとは

 2. 血管年齢

 3. 脳年齢

 4. 骨年齢・骨粗鬆症

 5. ホルモン年齢

 6. 筋年齢

 7. 見た目(皮膚)年齢

 8. 口腔年齢

 9. 腸年齢

 10. 肺年齢

 11. 眼の年齢評価

 12. 糖化ストレスの評価

 13. 心身ストレスの評価

 14. 酸化ストレスの評価

 15. 免疫力の評価

 16. 身体活動の評価

 17. 幸福(well-being)の評価

 18. サルコペニアの評価

 19. ロコモの評価

 20. フレイルの評価

 21. AIによる新しい見た目の評価

J. アンチエイジング・インターベンション

 1. 減量・代謝改善手術とアンチエイジング

 2. 美容医療

 3. キレーション治療

 4. 抗老化治療の世界の治験状況

 5. がん化学予防の最前線

Ⅴ アンチエイジングと環境

 1. 住まいとアンチエイジング

 2. 建築屋内環境とアンチエイジング医学

 3. 地球環境,COPとアンチエイジング医学

 4. 医・食・農連携とアンチエイジング医学

Ⅵ アンチエイジングと社会

 1. 医療システム(デジタル医療・遠隔診療)とアンチエイジング医学

 2. 0歳時からのアンチエイジング医学

 3. 人口統計(学)からみたアンチエイジング

 4. 女性総合外来とアンチエイジング

 5. ビジネスからみたアンチエイジング

 日本抗加齢医学会専門医・指導士認定について

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書籍情報

  • ISBN:9784758304962
  • ページ数:444頁
  • 書籍発行日:2023年6月
  • 電子版発売日:2023年6月16日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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