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Rp.+レシピプラス 2024年春号 Vol.23 No.2 吸入剤 これでカンペキ!継続をじっくり・しっかりサポートBOOK

  • ページ数 : 184頁
  • 電子版発売日 : 2024年3月22日
1,320
(税込)
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商品情報

内容

吸入療法を地域でずーっとサポートしよう!!

治療効果の向上につながる“正しい吸入指導”に必須の薬物治療・吸入デバイスの知識をこの1冊でコンプリート! 気管支喘息・COPDおよびインフルエンザの治療に使われる吸入剤・デバイスの情報や取り扱いの注意点をアップデートし,わかりやすいイラストつきで解説しました.さらに指導時に役立つ吸入手順・チェックリストを加え,吸入指導のコツを身につけられます.2020年の診療報酬改定で新設された「吸入薬指導加算」や最新版の診療ガイドラインにも対応.吸入療法に関わるすべての薬剤師・医療スタッフにおすすめです.


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※本製品はPCでの閲覧も可能です。
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序文


薬剤師によって治療効果の向上につながる「正しい吸入指導」を行うには,吸入デバイスの操作方法だけでなく個々の特徴,患者さんの状態を見極め選択された吸入デバイスが適切であるかを判断する視点が必要になります.そのため,初回指導はもちろんのこと,継続指導も非常に重要で,要点をおさえたきめ細やかな対応が求められます.また,「喘息予防・管理ガイドライン」や「COPD診断と治療のためのガイドライン」といった吸入療法が治療の中心となる疾患のガイドラインにも吸入指導の重要性が明記されるようになり,薬剤師に求められる役割はますます大きなものになっています.

そんななか,2020年度の診療報酬改定で吸入薬指導加算が新設され,保険薬局では一定の要件を満たしたかたちで吸入指導を実施すれば3ヵ月に1回30点の算定が可能になりました.これまで,保険薬局の薬剤師による吸入指導は服薬管理指導の一環として実施されていたことを考えると,薬剤師による吸入指導の重要性が認められたという点で大きな一歩といえます.しかし,前述したように「正しい吸入指導」は誰でもできる簡単なものではなく,吸入薬指導加算の意義に沿う指導を実践するためには薬剤師も吸入療法に関する正しい知識を身につけることが不可欠です.

本誌は非常に多くの方に手に取っていただいた「Rp.+レシピプラス2018年冬号 気管支喘息・COPDの吸入剤」をブラッシュアップし,新たに発売された吸入剤の情報や改訂されたガイドラインの内容を記載したほか,本分野で活躍する著者の目線で必要だと思われる情報を多数盛り込みました.また,指導時に必要な注意事項つきの吸入手順イラスト・チェックリストを加え,1冊で薬剤師にとって必要な吸入療法&吸入指導の情報をすべて身につけられる構成になっています.これから吸入療法を学びたい方,これまで吸入療法に関わる機会が少なかった方だけでなくすべての薬剤師にこの1冊を活用いただき,薬剤師が吸入療法に貢献する基盤を強固にすることで,多くの患者さんのお役に立てることを願っています.


名古屋セントラル病院薬剤科 副薬剤長
坂野昌志

目次

デバイス・テスター図鑑

1.エアロスフィア

2.pMDI

3.レスピマット

4.ディスカス

5.タービュヘイラー

6.ハンディヘラー

7.ツイストヘラー

8.エリプタ

9.スイングヘラー

10.ジェヌエア

11.ブリーズヘラー

12.イナビル

13.ディスクヘラー

おさらい! 病気と吸入剤の基本

1.呼吸器のしくみ

2.喘息・COPDに関わる検査値と評価

3.経肺投与経路のメカニズム

4.診療ガイドラインと薬学的介入のポイント

5.デバイスはどのように選んでいる?

6.喘息・COPDのコントロール状況を評価する

はじめる,続ける吸入指導

1.はじめての吸入指導

2.自宅でのチェック事項を理解していただく

3.再指導をやってみる

しくじらない! 吸入剤の選択・指導・管理

1.吸入デバイスの操作に支障をきたす身体所見を見逃さない

2.吸入速度を適切に判断する

3.吸入補助具の必要性を判断する

4.高齢者に適した吸入剤を見きわめる

5.エタノールが添加された吸入剤に注意

6.投薬カウンター越しのデバイス操作指導には工夫が必要

7.吸入時の口腔内の状態まで説明する

8.使用説明書の記載で患者が戸惑う表現を認識する

9.2回目の吸入指導も重要!

10.喘息発作の起こりやすい時間帯や時期に対応する

11.コントローラーの最適な吸入時間を提案する

12.吸入デバイスのキャップの役割

13.ピークフローメーターを活用しよう!

14.うがいができる患者にその方法を効果的に伝える

15.クローズドマウス法? オープンマウス法?

16.複数のデバイスデザインの誤操作を回避する

17.吸入剤の使用順序に影響を及ぼす患者状態を評価する

18.配合剤への切り替えは要注意

19.局所性副作用を発現したときの喘息・COPD治療の次の一手

20.吸入感について訴える患者に対応する

21.pMDIは吸入前に振る? 振らない?

22.ネブライザーについて聞かれたら

コラム

・ACOとはどんな病態?

・禁煙のススメ

Series

・最近のコクシ「吸入剤」

・ハマゾン.co.jp「肺の誕生」

・プレイバック物化生「呼吸のキホン」

・漢方検分録 ケースで学ぶ漢方薬の安全チェック「小柴胡湯の副作用に注意する」

book review

・マナビジュアルノート 感染症・病原体とくすり(南山堂)

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書籍情報

  • ISBN:9784525922429
  • ページ数:184頁
  • 電子版発売日:2024年3月22日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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