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関節外科 2024年8月号 上腕骨外側・内側上顆炎−診療の基本と最近の進歩−

  • ページ数 : 104頁
  • 書籍発行日 : 2024年7月
  • 電子版発売日 : 2024年7月12日
2,750
(税込)
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商品情報

内容

上腕骨外側・内側上顆炎−診療の基本と最近の進歩−

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序文

introduction


本特集で取り上げる上腕骨外側上顆炎は有病率が3~4%とされ,80~90%が自然軽快するといわれています。従って,予後良好の疾患と考えられがちですが,果たして本当にそうなのでしょうか。例えば,手根管症候群は上肢の慢性疾患では同じくcommon diseaseであって,ほぼ同等の有病率が報告されています。手外科専門医である筆者のところには当該疾患患者がある程度集積されて受診されますが,当院では上腕骨外側・内側上顆炎の患者のほうが多く受診しており,手根管症候群以上にcommon である印象をもっています。また,治療について両者を比較した場合,手術を要する割合は手根管症候群のほうが圧倒的に多くなりますが,保存治療例と手術治療例を合わせたoverall の患者満足度は当院における集計では上腕骨外側・内側上顆炎において有意に低値でした。

「ある程度はよくなるけれど治りきらない」,「完治例はないことはないけれど少数」,「難治例もたまにはあるけれど手術はなかなか受け入れてもらえない」というのが上腕骨外側・内側上顆炎治療に対する筆者の印象です。ひと言で言うと,何をやってもキレが今ひとつというのが正直なところです。同様の印象をもつ先生方は少なくないのではないでしょうか。日本整形外科学会や関連学会の学術集会では毎回シンポジウムや教育研修講演がプログラムされ,本誌を含めた専門誌でも何年かおきに特集が繰り返されるのはその証左なのではないかと考えています。

そのようななかで,今回が取り上げるべき適切な時期と考え,上腕骨外側・内側上顆炎を特集させていただきました。本疾患診療のトップランナーの先生方に病態および各種治療についてupdate した内容をご執筆いただきました。治療法については,現在わが国で施行可能な方法をほぼ網羅していると思われます。読者の先生方の明日からの診療に間違いなくお役立ていただける,キレをもたらすものと確信しています。


流山中央病院
國吉一樹

目次

特集:上腕骨外側・内側上顆炎−診療の基本と最近の進歩−  企画・編集:國吉一樹

introduction  國吉一樹

上腕骨外側・内側上顆炎の病態について  落合信靖

解剖学的観点からみた上腕骨外側・内側上顆炎の病態  二村昭元ほか

上腕骨外側・内側上顆炎に対する理学療法の実際  関口貴博

上腕骨外側・内側上顆炎に対する体外衝撃波療法  橋本瑛子

上腕骨外側・内側上顆炎に対するPRP療法  鈴木 拓ほか

上腕骨外側上顆炎に対する鏡視下手術  髙島健一ほか

上腕骨外側上顆炎に対するNirsch(l変)法  加藤悌二

難治性上腕骨外側上顆炎に対するBoyd変法  松葉友幸ほか

上腕骨外側上顆炎に対する短橈側手根伸筋腱延長術  森谷浩治

上腕骨外側上顆炎に対するTenex®を用いた超音波ガイド下経皮的手術  長谷川英雄ほか

上腕骨外側上顆炎に対する血管内治療  岩本 航ほか

上腕骨内側上顆炎に対する直視下手術  今田英明

上腕骨内側上顆炎に対する鏡視下手術  織田 崇

話したくなる 整形外科 人物・用語ものがたり(第25回)

「日本の西洋医学を支えたシーボルト」  小橋由紋子

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書籍情報

  • ISBN:9784008204308
  • ページ数:104頁
  • 書籍発行日:2024年7月
  • 電子版発売日:2024年7月12日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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