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- 救急医学2024年1月号(48巻1号)ようこそ 脳波モニタリングの世界へ
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内容
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序文
特集:ようこそ脳波モニタリングの世界へ
救急医療や神経集中治療の現場において,脳波モニタリングの必要性が高まっています。その背景には,脳波モニタリングにて診断できる非けいれん性てんかん重積(NCSE)の存在がありますが,近年,米国臨床神経生理学会(ACNS)からCriticalCare EEG terminology 2021の診断コンセンサスが発表されたことで,より確実なNCSE の診断が可能となってきました。また,検査機器,とくに脳波計の進歩も大きく,ICU や救急外来に持ち運び,安定して長時間の測定ができるようになりました。ヘッドセット型の脳波計も上市され,より簡便な脳波測定が可能となっています。さらには,脳波・動画データをサーバーに記録することで,より長時間モニタリングを行うこと,それによりてんかん重積を捕捉することが可能になりました。そして,治療面においても,ここ数年でさまざまなてんかん重積に対する薬剤が登場し,保険適用外ではあるものの,抗てんかん発作薬による治療のエビデンスも報告されつつあります。
このように,救急・集中治療における脳波モニタリングは近年さまざまなアップデートがみられ,さらなる活用が期待されるところです。一方で,救急医の先生方のなかには,脳波モニタリングは少々敷居が高く,臨床現場ではあまり馴染みがないものという認識の方も少なくないかもしれません。だからこそ,今月号では「ようこそ脳波モニタリングの世界へ」と題し,救急医療・神経集中治療における脳波モニタリングに関する最新知見・情報を共有し,興味をもっていただくための特集を企画しました。
具体的には,脳波診断のコンセンサスや脳波計,NCSE に関する最新知識から,検査セットアップの方法,そして病態ごとのモニタリングの実際まで,脳波モニタリングを実践されている若きエキスパートの先生方に解説いただきました。それぞれの施設では,本特集を読んですぐに実践!…は難しいかもしれませんが,本特集をきっかけに脳波モニタリングにアンテナを張っていただくこと,そして読者の先生方の診療の幅の拡大につながることを,期待しております。
特集企画ゲストエディター:東京女子医科大学附属足立医療センター脳神経外科・てんかんセンター
久保田有一
目次
特集
Ⅰ.脳波モニタリングに関する知識をアップデートしよう
なぜ,救急・集中治療の現場で脳波モニタリングが必要か?
TMGあさか医療センター神経集中治療部
ICU脳波モニタリングの新しいスタンダード─ ACNSʼs Standardized Critical Care EEG Terminology(2021 version)
神戸市立医療センター中央市民病院脳神経内科
救急・集中治療で使用される脳波計の変遷・特徴
日本光電工業株式会社技術開発本部
非けいれん性てんかん重積状態の病態・検査・治療─脳波モニタリングの目的と活用方法
TMGあさか医療センター神経集中治療部
脳波モニタリングによる予後評価の現状
さいたま赤十字病院高度救命救急センター/救急科
Ⅱ.脳波モニタリングを実践しよう
神経集中治療における持続脳波モニタリングの手順と準備
熊本大学病院脳神経内科
脳波モニタリングのセットアップ─脳波検査技師の立場から
TMGあさか医療センター臨床検査部
脳卒中に対する脳波モニタリング
TMGあさか医療センター脳神経外科神経集中治療部
頭部外傷に対する脳波モニタリング
東京女子医科大学附属足立医療センター脳神経外科
中枢神経感染症および自己免疫性脳炎に対する脳波モニタリング
聖マリアンナ医科大学救急医学
蘇生後脳症に対する脳波モニタリング
武蔵野赤十字病院救命救急センター
連載
救急医四方山話
フェイク,AI,未来
鳥取県立中央病院災害科
救急医の知らない“動物救急”の世界
第1回
札幌夜間動物病院
症例報告
電撃傷により片麻痺を呈したまれな症例
総合病院土浦協同病院救急集中治療科
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書籍情報
- ISBN:9784012004801
- ページ数:128頁
- 電子版発売日:2024年1月9日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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