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- 救急医学2024年10月号(48巻10号)もっと知りたいあなたのための「日本版敗血症診療ガイドライン2024」読本
商品情報
内容
「日本版敗血症診療ガイドライン2024」をもっと知りたい! そんなあなたのために、ガイドライン作成にも携わった豪華執筆陣が深掘り解説。推奨の背景・エビデンスや、作成過程の議論や判断、残された研究課題をまとめて学ぼう。
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序文
もっと知りたいあなたのための「日本版敗血症診療ガイドライン2024」読本
2024年6月,待望の『日本版敗血症診療ガイドライン2024』(J-SSCG2024)が発表されました。日本救急医学会と日本集中治療医学会が合同でエビデンスに基づく診療ガイドラインの作成を始めてから,今回で3回目の改訂版となります。改訂を重ねるごとにその作成方法は洗練され,掲載されるCQ/Answerもよりガイドライン利用者の視点に立った臨床疑問に変化してきました。
今号の『救急医学』の特集は,そのJ-SSCG2024発表に合わせた企画です。ガイドラインではエビデンスに基づき推奨提示がなされていますが,ガイドラインの本文では伝えきれない,推奨を決定する過程で交わされた意見やさまざまな議論も読者にとっては興味深い,そして貴重な情報であるはずです。そこで本特集では「もっと知りたいあなたのための」と題して,ガイドライン作成に携わられたエキスパートの先生方に,推奨に至る過程とそのエビデンスなどを深掘りいただきました。
具体的には大きく2つのパートに分け,前半では“現在”の敗血症の標準診療としてJ-SSCG2024で取り上げられたCQ/Answerの推奨根拠となったエビデンスやその解釈,推奨に至る議論などをご紹介いただきました。後半では,現在の標準診療から“未来”に目を向けて,各領域のFRQ(Future ResearchQuestion)を中心に,敗血症に関する診療・研究の残された課題と展望を解説いただきました。
J-SSCG2024発表と同じ年に発行される本特集号が,読者の皆様の日常診療や研究活動に少しでも役立つこと,そして敗血症診療のさらなる進歩の一助となることを願っています。
特集企画ゲストエディター
名古屋市立大学大学院医学研究科救命救急医療学
松嶋 麻子
目次
特集
はじめに
J-SSCG2024の特徴
千葉大学大学院医学研究院救急集中治療医学/日本版敗血症診療ガイドライン2024特別委員会委員長 中田 孝明
推奨の背景を知りたい!
敗血症の診断と感染のコントロール
日立総合病院救急集中治療科/筑波大学附属病院感染症内科 橋本 英樹
抗菌薬治療
京都大学大学院医学研究科社会健康医学系専攻薬剤疫学分野 狩野 謙一
初期蘇生・循環作動薬
JA広島総合病院救急・集中治療科 櫻谷 正明
急性血液浄化
京都大学大学院医学研究科初期診療・救急医学分野/腎臓内科学 山田 博之
DIC診断と治療
慶應義塾大学医学部救急医学 松岡 義 他
補助療法
長崎大学大学院医歯薬学総合研究科麻酔集中治療医学分野 関野 元裕
PICS対策
神戸大学大学院医学研究科外科系講座災害・救急医学分野 中西 信人
家族ケア
藤田医科大学病院看護部 河合 佑亮
小児の敗血症
静岡県立こども病院集中治療センター 川崎 達也
残された研究課題・今後の展望を知りたい!
敗血症診断・感染コントロールに関する課題と期待
大阪急性期・総合医療センター救急診療科 吉村 旬平 他
初期蘇生・循環作動薬に関する課題と期待
京都九条病院高度救急集中治療センター/島根大学医学部救急医学講座 福田 龍将
DIC診断と治療に関する課題と期待
慶應義塾大学医学部救急医学 松岡 義 他
PICS対策に関する課題と期待─PICS予防におけるABCDEFGHバンドルは有効か?
和歌山県立医科大学救急・集中治療医学講座 井上 茂亮
小児の敗血症診療に関する課題と期待
聖マリアンナ医科大学感染症学 相葉 裕幸 他
SurvivingSepsisCampaignが示す研究課題
浜松医科大学医学部附属病院集中治療部 青木 善孝
連載
出張版Dr.ʼsPrimeAcademia
第18回 Z世代の医療現場─令和の研修医教育
東京医科大学茨城医療センター総合診療科 伊 東 完
練馬光が丘病院総合救急診療科 北井 勇也
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書籍情報
- ISBN:9784012004810
- ページ数:128頁
- 書籍発行日:2024年10月
- 電子版発売日:2024年10月10日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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