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- 泌尿器外科 2024年特別号【特集】これ一冊でパーフェクト!!泌尿器科薬物療法2024
商品情報
内容
TKI 総論/スニチニブ/パゾパニブ ほか
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序文
序
本書の初版は2019年4月に発刊されました。幸いにして好評を得ることができ,今回,5年ぶりに改訂の運びとなりました。前回は小職の好みで文庫版サイズでしたが,今回は是非ともスリムB5判で行きたいという編集部(中村さん)の熱い意向でこのサイズとなりました。初版同様,先生方のお役に立てることを祈っております。
編集方針は,初版同様,「これ一冊でパーフェクト!!」とすべく「泌尿器科医は勿論,一般医家の先生方,看護師,薬剤師の方々にとっても有用なものとし」,「作用機序,各薬剤の特徴,効果,有害事象,代表的なエビデンスに関して2 〜4ページ程度で必要な情報が入手でき」,かつ,「1 〜2分以内でその薬剤のことが理解できる。」ものを目指しました。なお,こちらも初版同様,同一作用機序で複数の薬剤があるものに関しては,「総論」の他に,それぞれの薬剤の「各論」を設けて解説してあります。
さて,初版の序文に,「泌尿器科は,外科的な要素と内科的な要素がバランス良く含まれている診療科です。このため,泌尿器科にとって薬物療法は大変重要な治療法ですが,泌尿器科の薬物療法は,他の分野の薬物療法と同様日進月歩で,その全貌を把握することは非常に困難になっています。そこで,泌尿器科の薬物療法に関して,多忙を極める外来あるいは病棟業務の中で,知りたい情報を短時間のうちに確実に入手できるハンドブックがあれば便利であると考え本書を企画しました。」と書きました。こちら,昨今の状況を反映して,どうやら以下のように修正した方が良さそうです。
「泌尿器科は,外科的な要素と内科的な要素が渾然一体として含まれている診療科であるがゆえに,医師の働き方改革と相まって,すべての分野をそれぞれの泌尿器科医が完璧に網羅することは不可能です。内科的分野において薬物療法は大変重要な治療法ですが,日進月歩の薬物療法の情報に追随しその全貌を把握することも不可能と言えます。
そこで,泌尿器科の薬物療法に関して,勤務時間内に知りたい情報を短時間かつ確実に入手できるハンドブックが必須であると考え本書を企画しました。」初版の取りまとめ役は小職が担当しましたが,今回は,泌尿器外科編集部のご高配で久米先生と中川先生へのタスクシフトをしていただき,より精緻な構成になったと思います。項目を眺めてみると,やはり泌尿器癌領域の進歩には瞠目すべきものがあります。
初版の免疫チェックポイント阻害薬は,腎癌ではニボルマブ,膀胱癌ではペンプロリズマブのみで,腎癌では,TKIとの併用の項目はありません。前立腺癌においてもオラパリブやトリプレットの項目はありません。勿論,泌尿器癌領域以外の分野においてもアップデートや新規項目の追加が行われ,state-of-the-artな内容になっております。
編集方針をご理解いただき,素晴らしい内容の原稿をお寄せ下さった分担執筆の先生方に心から感謝申し上げます。最後に,本書の発刊に当たり御指導いただいた,泌尿器外科編集顧問の北村唯一先生,勝岡洋治先生,泌尿器外科編集幹事の先生方,医学図書出版編集部の中村昌哉氏と八藤丸祐己氏に深謝申し上げます。
2024年4月吉日
関戸哲利
目次
1.腎癌
TKI 総論
水野隆一,他
スニチニブ
本郷文弥
パゾパニブ
本郷文弥
ソラフェニブ
土谷順彦
アキシチニブ
土谷順彦
カボザンチニブ(カボメティクス)
立神勝則
mTORI 総論
三宅秀明
テムシロリムス
三宅秀明
エベロリムス(AML も含む)
野澤昌弘
免疫チェックポイント阻害薬総論
種子島時祥
ニボルマブ(オプジーボ®)
河野 遼,他
ペンブロリズマブ(キイトルーダ®)
河野 遼,他
免疫チェックポイント阻害薬併用療法総論
田中 一,他
ペンブロリズマブ+アキシチニブ併用療法
吉田一彦
アベルマブ+アキシチニブ
宮田 遥,他
ニボルマブ+イピリムマブ
宮田 遥,他
ニボルマブ+カボザンチニブ(オプジーボ®+カボメティクス®)
近藤恒徳
ペンブロリズマブ+レンバチニブ(キイトルーダ®+レンビバ®)
近藤恒徳
サイトカイン療法
斎藤一隆
2.筋層非浸潤性膀胱癌
抗悪性腫瘍薬膀胱内注入療法総論
山口健哉,他
BCG 東京株
山口健哉,他
3.筋層浸潤性膀胱癌,転移癌
筋層浸潤性膀胱癌(MIBC)に対する多剤併用療法
川合剛人
免疫チェックポイント阻害薬総論
北村 寛
ペンブロリズマブ(キイトルーダ®)
田口 慧,他
ニボルマブ(オプジーボ®)
多武保光宏,他
アベルマブ(バベンチオ®)
多武保光宏,他
エンホルツマブ ベドチン
早川 望,他
4.前立腺癌
ADT 総論
赤倉功一郎
ゴセレリン
赤倉功一郎
リュープロライド
赤倉功一郎
デガレリクス
赤倉功一郎
ビンテージ抗アンドロゲン剤総論
中川 徹
新規抗アンドロゲン剤総論
宋本尚俊,他
アビラテロン
深貝隆志
エンザルタミド
深貝隆志
ダロルタミド(ニュベクオ)
木村高弘
アパルタミド(アーリーダ®)
上村博司
タキサン系抗がん剤総論
中村真樹
ドセタキセル
久米春喜
カバジタキセル(Cabazitaxel Acetonate,CBZ,ジェブタナ,Jevtana)
川合剛人
オラパリブ
小坂威雄
三剤併用療法 ADT+ドセタキセル+ダロルタミド
鈴木和浩,他
骨転移治療薬総論
松島 常
5.精巣癌(胚細胞腫)
化学療法
河合弘二
6.陰茎癌
化学療法
木村友和
7.副腎がん
化学療法総論
前嶋愛子
8.がん薬物療法における支持療法
制吐剤総論
齊藤光江
G-CSF
勝俣範之
手足症候群対処
河野 遼,他
口内炎対処総論
山田大介
癌治療関連骨減少症(CTIBL)の薬物療法
松島 常
症候性骨関連事象(SSE)
野崎圭夏,他
immune related AEs 対処総論
湯浅 健
がん性疼痛治療薬総論
余宮きのみ
9.過活動膀胱
抗コリン薬
朝倉博孝,他
イミダフェナシン
西野好則
オキシブチニンテープ
西野好則
プロピべリン塩酸塩
西野好則
ソリフェナシン
古田 昭
フェソテロジン
古田 昭
β₃受容体作動薬井川靖彦
ビベグロン(ベオーバ®)
和田直樹
ミラベグロン(ベタニス®)
和田直樹
併用療法β₃作動薬+抗コリン薬
金城真実
A 型ボツリヌス毒素製剤
本田正史,他
フラボキサート,エストロゲン膣内投与
関戸哲利
10.前立腺肥大症
生薬系薬剤総論
山辺史人,他
α₁遮断薬総論松川宜久
シロドシン
大塚篤史
タムスロシン
大塚篤史
ナフトピジル
大塚篤史
PDE5 阻害薬
三井貴彦,他
5α還元酵素阻害薬(デュタステリド)総論
舛森直哉
ステロイド性抗アンドロゲン剤
深堀能立
併用療法α₁遮断薬+デュタステリド
藤村哲也
α₁遮断薬+抗コリン薬鈴木基文
α₁遮断薬+β₃作動薬橘田岳也
タダラフィル+β₃受容体作動薬
宮里 実
α₁遮断薬+タダラフィル小川輝之
11.腹圧性尿失禁
腹圧性尿失禁
藤原敦子
12.神経因性下部尿路機能障害
抗コリン薬
橘田岳也
β₃受容体作動薬関戸哲利
α遮断薬総論仙石 淳
副交感神経刺激薬総論
高岡栄一郎
神経因性排尿筋過活動に対する経尿道的ボツリヌス毒素膀胱壁内注入療法
高橋良輔
13.夜間頻尿
夜間頻尿に対する薬剤(ミニリンメルト以外)
松尾朋博,他
デスモプレシン酢酸塩水和物口腔内崩壊錠(ミニリンメルト® OD 錠 25μg/50μg)
鳥本一匡
14.間質性膀胱炎・膀胱痛症候群
薬物療法総論
秋山佳之
ジメチルスルホキシド(ジムソ膀胱内注入薬 50%)
野宮 明
15.閉経関連泌尿生殖器症候群
薬物療法総論
𠮷澤 剛,他
16.勃起障害
PDE5 阻害薬総論
佐々木春明,他
シルデナフィルクエン酸塩
佐々木春明,他
タダラフィル
佐々木春明,他
PGE1 陰茎海綿体注射
佐々木春明,他
ペイロニー病の治療薬
白井雅人,他
逆行性射精
末富崇弘
Premature ejaculation(早漏:early ejaculation)
末富崇弘
17.加齢男性・性腺機能低下症
テストステロン補充療法総論
白川智也,他
18.不妊
造精機能障害に対する非特異的薬物療法
白石晃司
造精機能障害に対する特異的内分泌療法
小林秀行
19.尿路感染症
抗菌薬
舘田一博
単純性膀胱炎(閉経前,閉経後)
宮崎 淳
複雑性膀胱炎
宮崎 淳
単純性腎盂腎炎:抗菌薬
亀井 潤
複雑性腎盂腎炎:抗菌薬
亀井 潤
急性前立腺炎
東郷容和,他
慢性前立腺炎
東郷容和,他
急性精巣上体炎
東郷容和,他
カテーテル関連尿路感染症
安田 満
淋菌性尿道炎
濵砂良一
非淋菌性尿道炎 クラミジア性尿道炎・非クラミジア性非淋菌性尿道炎
濵砂良一
梅毒
髙橋 聡
尖圭コンジローマ
髙橋 聡
性器ヘルペス
髙橋 聡
20.結石
結石発作時の治療
田中直人,他
内科的結石排出治療(MET)総論
宮澤克人,他
ステント挿入中の症状緩和のための治療総論
宮澤克人,他
結石再発予防治療
海野 怜,他
21.小児 夜尿症
抗利尿ホルモン
久松英治
三環系抗うつ薬
久松英治
抗コリン薬・β₃作動薬
久松英治
ステロイド総論
東武昇平,他
22.漢方薬
がん薬物療法における支持療法としての漢方薬
吉村耕治
下部尿路症状治療薬としての漢方薬
皆川倫範
ED,LOH 治療薬としての漢方薬
小堀善友
再発性(慢性)膀胱炎の漢方薬
青木九里
23.血栓塞栓症
血栓塞栓症予防
島居 徹
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書籍情報
- ISBN:9784019203714
- ページ数:460頁
- 書籍発行日:2024年5月
- 電子版発売日:2024年5月15日
- 判:A4判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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