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- 新OS NEXUS No.11 最小侵襲脊椎外科[Web動画付]
商品情報
内容
No. 11では変性,外傷,感染,腫瘍まで,低侵襲脊椎手術の最新情報を集約し,マスターしておきたい基本手技を解説する。
序文
序文
この度,最小侵襲脊椎治療(Minimally Invasive Spinal Treatment;MIST)をテーマに,『新OSNEXUS No.11』を企画しました。本書は,整形外科専門医を目指す専攻医や脊椎脊髄外科専門医を対象とする手術手技指南書です。術者や助手のスキルやTips and Pitfallをふんだんに盛り込みました。特に写真やイラストを多用しました。またストリーミング配信動画をWebでリンクし分かりやすい紙面作りに心がけました。
低侵襲治療の分野は日進月歩です。頚椎から胸椎そして腰椎骨盤の変性,外傷,感染,腫瘍,脆弱骨折などあらゆる病態の手技が低侵襲化されています。頚椎から腰椎の除圧や固定,そして矯正のMIST手技を網羅しました。また脊椎の各種病態,脆弱骨折や腫瘍や外傷のスキルも掲載しました。脊椎手術支援システムの発展も著しく,MISTにも役立っています。ロボットナビゲーションの低侵襲手術への応用もそのひとつです。未だロボットが自主的に手術をするわけではありませんが,手術の精度は上がります。デジタルスパインは単にデジタル機器を使う手技だけでなく,診断や治療方針など外科医のブレインの支援もする分野になると思います。AIは医療DXにも寄与します。脊髄刺激療法(SCS)は慢性疼痛のひとつの治療オプションです。腰椎椎間板内酵素注入療法は注射手技ですが,診療報酬上はK134-4が付き手術に分類されているので項目に入れました。TSCPも新しい手技のひとつです。MISTは観血的手技だけでなく,多くの低侵襲の治療を含む概念です。今後,再生医療も視野に入ると思います。
手術のスキルは手術時間と出血量や合併症で評価されます。MISTは患者に優しいだけでなく,医療者にも優しくすべきであると考えます。もちろん患者は実験台でなく,一例の失敗も許されません。多くの手術を見学したり,助手に付いたりして,カダバーセミナーなどのトレーニングを行い一人前になります。ぜひ積極的に自己研鑽をして頂きたいと思います。最小侵襲脊椎治療は簡単な手技ではありませんが,手術は修練医なら誰でもできなければ標準手技としては認められません。神の手しかできない手術は普及しませんし医療安全的に不適です。この本は各手技が安全に行え,より良い成績となるTipsを盛りだくさんに入れました。この本が脊椎脊髄外科初心者だけでなく,ベテランの先生にも今一度ご覧頂き,あらたな気づきがあると嬉しいです。
2024年6月
日本赤十字社愛知医療センター名古屋第二病院院長,整形外科・脊椎脊髄外科
佐藤公治
目次
Ⅰ 頚椎症と腰部脊柱管狭窄症に対するMIST
低侵襲頚椎椎弓形成術 菅野晴夫
頚髄症に対する内視鏡手術 中元秀樹ほか
棘突起縦割式椎弓切除術 鵜飼淳一ほか
腰椎変性疾患に対するMEDシステムを用いた除圧手術ー腰椎MED,椎間孔外ヘルニアの外側アプローチを含めてー 中川幸洋
Tubular MIS-TLIF 富田 卓
全内視鏡下腰椎椎体間固定術:PETLIF®システムを用いたtransforaminal approach lumbar interbody fusion(TF-LIF) 長濱 賢
Ⅱ その他疾患別MIST
成人脊柱変形に対するLLIFとPPSを用いたcircumferential minimally invasive surgery 石原昌幸ほか
脊椎外傷に対する最小侵襲脊椎治療(minimally invasive spine treatment;MIST)の手術手技 伊藤康夫ほか
転移性脊椎腫瘍に対するMIStー緊急PPS,metaの部位によるコツを中心にー 中西一夫
骨粗鬆症性椎体骨折に対する骨セメントなどによる(経皮的)椎体形成術 星野雅洋
脊髄刺激療法(SCS) 金子剛士ほか
Ⅲ MISTの工夫
術中3D透視ナビゲーションを用いた側臥位single position surgery 廣瀬友彦ほか
採骨を必要としない低侵襲腫瘍脊椎骨全摘術 村上英樹ほか
脊椎手術支援ロボットのMISTへの応用:ロボット支援経皮的椎弓根スクリュー 赤澤 努
Ⅳ 最新トピックス
腰椎椎間板ヘルニアに対する酵素注入療法 小林和克
経仙骨的脊柱管形成術(trans sacral spinal canal plasty;TSCP) 横須賀公章
最小侵襲手術における基本的手術手技
X線透視下経皮的椎弓根スクリュー挿入法 竹内拓海
全内視鏡下脊椎手術の基本(transforaminal approach) 藤本秀太郎ほか
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書籍情報
- ISBN:9784758321617
- ページ数:204頁
- 書籍発行日:2024年8月
- 電子版発売日:2024年8月2日
- 判:A4判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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