超実践 医療 DX

  • ページ数 : 176頁
  • 書籍発行日 : 2024年3月
  • 電子版発売日 : 2024年3月29日
¥3,740(税込)
ポイント : 68 pt (2%)
今すぐ立ち読み
今すぐ立ち読み

商品情報

内容

【病院経営の改革・改善、省力化に効く!】 医療のデジタル化や働き方改革の推進・管理に携わる医療職に向けた実践書。大学病院のIT化や保険収載アプリの開発にも携わった医療DXの達人が分かりやすく指南。関連分野を先導する3人のエキスパートとの対談も収載。

序文

はじめに

2018年8月に私は突然倒れ、重症ギラン・バレー症候群になってしまいました。4カ月間意識がなく、目覚めた時には四肢麻痺があって目しか動かせず、さらに気管切開され人工呼吸器が付いており、声も出せない状況でした。1年半経って気管切開が外れ、声が出せるようになるなど少しずつ回復し、2021年6月に在宅療養に切り替わりました。この本の執筆時点である2024年1月で発症から5年5カ月が経ちましたが、退院してから、少しずつですが医療界の現在の状況を理解できるようになってきました。

元気だった頃の私は、デジタル医療の研究に取り組んでいました。昨年から医療DX(デジタルトランスフォーメーション)という言葉が出てくるなど、医療分野でも様々なデジタル化が注目されています。医療行為そのものだけでなく、診察フロー、医療教育、事務や会計など、間接業務に対するデジタル化など様々です。

いま政府は「医療DX推進本部」を立ち上げてそれらを国家戦略として進めようとしています。政府がなぜそこまで力を入れているかというと、2024年4月からいわゆる「医師の働き方改革法案」が施行され、これまで例外とされてきた医師の長時間労働を規制し、そのかわりに生産性を高めようとしているからです。医療の質を保ちながら医師の長時間労働を軽減させるには、デジタル化による効率化が不可欠だと判断しているのです。

この本では医療DXを整理して、働き方改革につながるような医療または間接業務の効率化メソッドやシステムなどを紹介しながら、それらを取り入れることによるさらなるメリットについても紹介します。具体的には、効率化による診療例の増加、デジタル化による医療の質の向上の可能性、患者さんへの利便性の提供で高まる収益性の向上などです。政府が舵を切ったいま、むしろ率先して取り組むことで広報効果も望めると思います。

私は医師であると同時に患者でもありますので、両方の目線で、こうしたことを具体的に述べていきます。その意味で、私が障害者になって出会った「アクセシビリティ」という考え方も紹介します。直接的な手法ではありませんが、読者の皆様がこの考え方を知っていれば、現場で具体的なソリューションを考えなければならない時に役立つと思うからです。実は、この本もその「アクセシビリティ」の考え方に沿ったデバイスやソフトウェアを活用して文字に起こしてもらいながら書いています。これもデジタル化の恩恵のひとつです。

デジタル化は仕事を難しくするものではなく、分かりやすく、速く目的を達成するための手段です。メリットが分かればおもしろさも感じると思いますので、ぜひ、医療のデジタル化、医療DXについて知っていただければと思います。

それでは、お楽しみください。


2024年1月

髙尾洋之

目次

【第1部 医療DXの現状と課題】

第1章 医療DXとは?

病院の医療DXへの対応は「待ったなし」!

[Keywords:医療DX/全国医療情報プラットフォーム/電子処方箋管理サービス/電子カルテ共有サービス/

救急時医療情報閲覧機能/マイナ保険証/NDB/DPC/AI(人工知能)]

第2章 医療DXに必須なのは「アクセシビリティ」

アクセシビリティという考え方、その考え方に基づいたデジタルデバイスの有用性

[Keywords:ギラン・バレー症候群/デジタルデバイス/インターフェース/アクセシビリティ/iOSアプリ/自己効力感/QOL/デジタル技術]

【第2部 医療DXで医療従事者の日常はこう変わる!】

第3章 医療DXで、医師の日常を再発明する

医師の働き方改革と「IoTビーコン」

[Keywords:医師の働き方改革/時間外労働規制/連続勤務時間制限/勤務間インターバル規制/勤怠管理/IoTビーコン/スマートフォン(スマホ)/可視化(見える化)]

第4章 医療DXで、看護師の日常も劇的に変わる

看護師の業務負荷をデジタルツールで軽減!

[Keywords:コメディカル/タスクシフティング/地域医療体制確保加算/急性期体制確保加算/院内連絡/電話帳アプリ]

【第3部 医療DXで病院はこう変わる!】

第5章 医療DXが連れてくる「新しい診療」

医療の効率化と医療経済上の効果

[Keywords:医療用アプリ/情報共有/Telestroke/情報のアクセシビリティ/脳卒中/オンライン診療/地域医療/糖尿病/眼底撮影/デジタル聴診器/エコー(超音波診断装置)/へき地医療/災害医療/デジタルツイン/血管撮影/VR画像/臓器モデル/AI(人工知能)/生成系AI/大規模言語モデル(LLM)/遠隔手術]

第6章 PHR(Personal Health Record)がパラダイムシフトを起こす

電子カルテ、電子処方箋、電子お薬手帳との連携

[Keywords:全国医療情報プラットフォーム/オンライン資格確認等システム/電子処方箋管理サービス/電子カルテ情報共有サービス/PHR/マイナポータル/PHRアプリ/二次元コード/電子お薬手帳]

第7章 実証:病院の姿を変貌させる医療DX

医療DXでペイシェントフロー・マネジメントがうまくいく!

[Keywords:ペイシェントフロー・マネジメント/クリニック/受付/マイナ保険証/待合/会計/診察券アプリ/院内ナビゲーション/電動車椅子/自動運転]

第8章 サイバーセキュリティのつくり方

実はできる「狙われないシステム」の構築法

[Keywords:セキュリティ/サイバーセキュリティ/ランサムウェア攻撃/VPN装置/院内ネットワーク/ファイアウォール/善管注意義務]

第9章 医療DXはこう導入する

診療報酬はこうやって取る! この補助金も使える!

[Keywords:診療報酬/電子カルテ/IT導入補助金/オンライン資格確認システム/電子処方箋管理サービス/電子カルテ情報共有サービス/HL7FHIR/救急時医療情報閲覧機能/オンライン診療/遠隔ICU/PHR/選定療養費/先進医療制度]

【第4部 医療DX・働き方改革のリアルワールド】

第10章 エキスパートに聞く、医療DX・働き方改革のリアルワールド

1 ロボット・AI・ChatGPTの現在とこれから

ゲスト 山海嘉之(筑波大学 教授/サイバーダイン社 CEO)

[Keywords:ロボット/AI技術/再生医療/サイバニクス/人協調ロボティクス事業/ChatGPT/生成AI/大規模言語モデル/人材育成]

2 PHR・働き方改革の現在とこれから

ゲスト 寳金清博(北海道大学 総長)

[Keywords:電子メール/電子カルテ/生成AI/医師の働き方改革/勤怠管理/自己研鑽/PHR/AI]

3 地域医療ネットワーク・電子カルテの現在とこれから

ゲスト 目々澤 肇(公益社団法人 東京都医師会 理事/医療法人社団茜遥会 目々澤醫院 院長)

[Keywords:東京総合医療ネットワーク/地域医療情報連携ネットワーク/電子カルテ/全国医療情報プラットフォーム/HL7FHIR/3文書6情報]

第11章 働き方改革をチャンスに変えるのは医療DX

経営者、医療情報担当者、医師、看護師、医療事務担当、患者さん「六方よし」の医療DX

[Keywords:経営/費用対効果/医師の働き方改革/病気を診ずして病人を診よ/AR(拡張現実)]

・はじめに

・おわりに

・索引

・編著者紹介

便利機能

  • 対応
  • 一部対応
  • 未対応
便利機能アイコン説明
  • 全文・
    串刺検索
  • 目次・
    索引リンク
  • PCブラウザ閲覧
  • メモ・付箋
  • PubMed
    リンク
  • 動画再生
  • 音声再生
  • 今日の治療薬リンク
  • イヤーノートリンク
  • 南山堂医学
    大辞典
    リンク
  • 対応
  • 一部対応
  • 未対応

対応機種

  • ios icon

    iOS 10.0 以降

    外部メモリ:9.0MB以上(インストール時:21.1MB以上)

    ダウンロード時に必要なメモリ:36.1MB以上

  • android icon

    AndroidOS 5.0 以降

    外部メモリ:9.0MB以上(インストール時:21.1MB以上)

    ダウンロード時に必要なメモリ:36.1MB以上

  • コンテンツのインストールにあたり、無線LANへの接続環境が必要です(3G回線によるインストールも可能ですが、データ量の多い通信のため、通信料が高額となりますので、無線LANを推奨しております)。
  • コンテンツの使用にあたり、M2Plus Launcherが必要です。 導入方法の詳細はこちら
  • Appleロゴは、Apple Inc.の商標です。
  • Androidロゴは Google LLC の商標です。

書籍情報

  • ISBN:9784840484886
  • ページ数:176頁
  • 書籍発行日:2024年3月
  • 電子版発売日:2024年3月29日
  • 判:A5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

まだ投稿されていません

特記事項

※ご入金確認後、メールにてご案内するダウンロード方法によりダウンロードしていただくとご使用いただけます。

※コンテンツの使用にあたり、M2Plus Launcherが必要です。

※eBook版は、書籍の体裁そのままで表示しますので、ディスプレイサイズが7インチ以上の端末でのご使用を推奨します。